一斗缶
概要
一斗缶は日本産業規格で18リットル缶として定められている金属容器の俗称である[2]。もともとは石油缶と呼ばれていたが、容量から一斗缶と呼ばれるようになり、戦後の一時期は5ガロン缶と呼ばれ、その後、18リットル缶が正式名称となった[1]。
材質はブリキで形状は直方体の金属製の缶である。内部は、内容物によって樹脂によりコーティングされていることもある。内容物は業務用として流通するものが多いことから、外面に内容物や注意事項などがラベル印刷されていることが多い。
次のような特徴がある。
規格
日本産業規格(JIS規格)Z1602:2003により、その形状が定められている。天板、地板は一辺の長さが238.0±2.0mm、高さは349.0±2.0mm、質量は1140±60g、容量は19.25±0.45リットルと定められている[4]。
規格の大元は、一斗=十升(約18.039リットル)を基準に考案されている。
利用
用途
化学原料、塗料、インキ、試薬、食品・食油などの容器に用いられる[2]。化学薬品やワックス、洗剤、農薬などの容器として用いられるほか、自動車の不凍液やブレーキ液などの容器としても用いられる。
食品

天板全体が蓋になっている一斗缶
灯油
1970年代までは灯油を入れる容器の代名詞であり、大抵の家庭で見かけることができた(1973年のオイルショック時の報道写真やニュース映像中では、一斗缶で灯油を買い求める人々の姿を見ることができる)。
1980年代以降は、軽量で気密性の高いポリタンクの普及により用途としては急速に廃れた。だが、灯油用ポリタンクの容量に一斗缶に相当する容量18Lの製品が現在でも多数存在するのは、一斗缶が幅広く用いられていた名残である。
脚注
- “歴史:18L缶について”. 全国18リットル缶工業組合連合会. 2012年2月16日閲覧。
- “18リットル缶のリサイクル率は93.7%に向上”. 全国18リットル缶工業組合連合会. 2020年12月30日閲覧。
- “18リットル缶の日”. 全国18リットル缶工業組合連合会. 2012年2月16日閲覧。
- JIS Z 1602:2003 金属板製18リットル缶5. 表1
外部リンク
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.

