中岩ダム
中岩ダム(なかいわダム)は、鬼怒川上流にある重力式アーチダム。建設は1924年と古く、第二次世界大戦前から存在する数少ない日本の重力式アーチダムとされ、土木学会の「日本の近代土木遺産〜現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている[1]。
| 中岩ダム | |
|---|---|
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| 所在地 | 栃木県日光市高徳 |
| 位置 | |
| 河川 | 利根川水系鬼怒川 |
| ダム諸元 | |
| ダム型式 | 重力式アーチダム |
| 堤高 | 26.3 m |
| 堤頂長 | 107.9 m |
| 堤体積 | 12千 m³ |
| 流域面積 | 697 km² |
| 総貯水容量 | 1488千 m³ |
| 有効貯水容量 | 171千 m³ |
| 電気事業者 | 東京電力リニューアブルパワー |
| 施工業者 | 五月女組・田淵組 |
| 着手年/竣工年 | 1922年/1924年 |
| 出典 | [1] |
概要
1924年、日本初の発電用コンクリートダム「黒部ダム」および下滝発電所で行われていた東京市電への電力供給のための長距離送電における発電量のさらなる増大を目的に、小田急電鉄の前身である鬼怒川水力電気株式会社によって建設された[2]。
ダム湖「中岩貯水池」には鬼怒川発電所(旧:下滝発電所)、竹之沢発電所の放流水および男鹿川からの水が流入し、中岩ダムは常に一定量を放流する逆調整の役目を担っている[3]。戦後の再開発で発電に使う水量が増加したことに伴い、1963年に西古屋ダムが建設された。以降、中岩ダムと西古屋ダムの2つが鬼怒川発電所の調整池として機能している。
中岩貯水池で取水した水はダム横の東京電力リニューアブルパワー中岩発電所で発電に利用され、鬼怒川に放流される。
脚注
- “中岩ダム [栃木県]”. ダム便覧. 2019年10月14日閲覧。
- 堀川洋子 2019, p. 5.
- ダムカード
- “栃木県 中岩ダム”. 電力供給のしくみと設備. 東京電力ホールディングス株式会社. 2019年10月14日閲覧。
- 堀川洋子 2019, p. 6.
- 堀川洋子 2019, p. 7.
- 一般開放はされていないため近くで見ることはできない。
参考文献
- 堀川洋子「近代の鬼怒川における発電と農業用水の水利調整」『農業農村整備政策(農業農村工学会農業農村整備政策研究部会報)』第5号、2019年、5-8頁。
外部リンク
- 中岩ダム - 東京電力リニューアブルパワー
- 中岩ダム - ダム便覧
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