二分脊椎症
二分脊椎症(にぶんせきついしょう)とは、先天的に脊椎骨が形成不全となって起きる神経管閉鎖障害の一つ。母胎内で胎児が脊椎骨を形成する時に何らかの理由で形成不全を起こし症状の軽いものは気付くことなく終わるが時に本来、脊椎の管の中にあるべき脊髄が脊椎の外に出て、癒着や損傷をしていることがある。このように二分脊椎症には症状の重い開放性の二分脊椎症と症状の軽い潜在性の二分脊椎症があり、通常は開放性の二分脊椎症のことを指す場合が多い。脊髄髄膜瘤ともいう。下肢の麻痺や変形、膀胱・直腸障害に因る排泄障害などが症状として見られる。
| 二分脊椎症 | |
|---|---|
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| 概要 | |
| 診療科 | 遺伝医学, 神経学 |
| 分類および外部参照情報 | |
| ICD-10 | Q05, Q76.0 |
| ICD-9-CM | 741, 756.17 |
| OMIM | 182940 |
| DiseasesDB | 12306 |
| eMedicine | orthoped/557 |
| Patient UK | 二分脊椎症 |
症状
主に仙椎、腰椎に発生するが、稀に胸椎、頚椎にも生じ、その発生部位から下の運動機能と知覚が麻痺し、内臓の機能にも大きく影響を及ぼす。
原因と有用とされる対処法
遺伝要因と環境要因の複合で発症すると考えられている[1] 。第一子が二分脊椎症だと、第二子でも約4%の確率で発症する[2]。 二分脊椎はバルプロ酸(抗てんかん薬、気分安定薬として用いられる)、ビタミンAの過剰摂取をはじめ多くの催奇形因子によって誘発される[3]。厚生労働省は成長に欠かせないビタミンB群の一種である葉酸の摂取を十分に取ることにより発症リスクを70%減らす事ができるとし注意を呼びかけている[4]。女性が日量400μgを受胎3ヶ月前から妊娠中ずっと摂取すると70%の障害が予防できる[3]。全妊娠の50%は計画的なものではないため、妊娠可能年齢の女性全員が400μgの葉酸を毎日摂取する事が推奨される[3]。しかしながら、これらの対策はあくまでもリスクを減少させることが出来るというのみで、完全に無くすことは出来ていない。まして両親にその責を問うものでもないことが言及される。
治療法
出典
- “What causes spina bifida?” (2012年11月30日). 2015年5月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月8日閲覧。
- “How many people are affected by or at risk for spina bifida?” (2012年11月30日). 2015年5月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月8日閲覧。
- T.W.サドラー 著、安田峯生 訳『ラングマン人体発生学』(第10)メディカル・サイエンス・インターナショナル。ISBN 978-4-89592-650-8。
- 厚生省 (2000年12月28日). “厚生省の神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための報道発表資料”. 厚生労働省. 2008年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年2月19日閲覧。
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