二炭酸ジメチル
二炭酸ジメチル(にたんさんジメチル、Dimethyl dicarbonate、DMDC)は、有機化合物で、炭酸エステルの1つ。刺激臭のある無色透明の液体である。飲料の防腐剤または殺菌剤、酢酸キナーゼとグルタミン酸デカルボキシラーゼの酵素阻害剤として使われている。
| 二炭酸ジメチル | |
|---|---|
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炭酸メトキシカルボニルメチル | |
別称 DMDC | |
| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 4525-33-1 |
| E番号 | E242 (防腐剤) |
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| 特性 | |
| 化学式 | C4H6O5 |
| モル質量 | 134.09 |
| 外観 | 無色透明の液体 |
| 密度 | 1.25 g/ml (液体) |
| 融点 |
16-18 ℃ |
| 沸点 |
172 ℃ |
| 粘度 | 2.1 Pa·s |
| 危険性 | |
| 主な危険性 | 毒性 |
| Rフレーズ | R22, R23, R34 |
| Sフレーズ | S7/9, S26, S36/37/39, S45 |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
飲料に添加されると化学的に次のような反応が起こる。
- DMDC + H2O → 2CH3OH + 2CO2
- DMDC + R-OH → 炭酸エチルメチル
- DMDC + NH3 → カルバミン酸メチル
- DMDC + アミノ酸 → 対応するカルボキシメチル化アミノ酸
DMDCはときどき二酸化硫黄の代用品としてワインの保存料に使われ、ブレタノマイセスのような酵母菌を不活発化させる。アメリカのアメリカ食品医薬品局では、1998年にDMDCをワインに使用することが承認された。また、ドイツ(1978年から)やニュージーランドでも承認されている。
関連項目
- 二炭酸ジ-tert-ブチル(Di-tert-butyl dicarbonate)
- ジエチルピロカーボネート(Diethylpyrocarbonate)
- カルバミン酸メチル(Methyl carbamate)
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