充電
充電(じゅうでん)とは、二次電池やコンデンサなどに電圧を加えてエネルギーを蓄えること。印加あるいは課電ともいう[1]。対義語は放電である。
通電の有無を意味することもあり、国際電気標準会議のIEC61936-1では充電部(live part)を「通常の使用状態で電気が通じているところ」と定義する[2]。充電の有無を確認する用具として検電器がある[2]。この意味については電気保安操作を参照。
二次電池の充電

ソニーのニッケル水素蓄電池用充電器(単三型、単四型兼用)

車への充電
充電は電圧を加えることで、特に二次電池では放電と逆方向に電流を流すことをいう[3]。電池のうちマンガン電池やアルカリ電池のように一度切りしか使えない電池を「一次電池」、充電して繰り返し使うことができる電池を「二次電池(蓄電池)」という[4]。
二次電池を充電しすぎることを過充電という。最大充電電圧を越えて充電しようとすると、電池が劣化したり破壊に至ったりする危険性もある。
「二次電池」も参照
サイクル充電とスタンバイ充電
充電の方式はタイミングによってサイクル充電とスタンバイ充電に分けられる[6]。
サイクル充電
サイクル充電はある程度放電してから充電するもので、残量が少ない状態では大きな電流で充電し、充電が進むとともに電流を少なくする充電法である[6]。
スタンバイ充電
スタンバイ充電は電池がすぐに使えるようにフル充電になるよう維持する方法である[6]。
コンデンサの充電
電気を貯める容量をもつ素子をキャパシタ(広義のコンデンサ)といい[4][11]、誘電体コンデンサと電気化学キャパシタに大別される[11]。
誘電体コンデンサは、セラミックコンデンサ、フィルムコンデンサ、電解コンデンサなど誘電体を組み込んだものをいう[11]。一方、電気化学キャパシタには明確な誘電体層はないが、二次電池と同様に正極と負極があり、電気的挙動が容量性の蓄電デバイスをいう[11]。
「コンデンサ」も参照
脚注
- 電気と工事編集部『電気工事基礎用語事典 第2版』オーム社、12頁。
- “IEC61936-1 改訂版の解説”. 電気設備技術基準国際化委員会 高圧・特別高圧小委員会. 2023年12月22日閲覧。
- 電気と工事編集部『電気工事基礎用語事典 第2版』オーム社、122-123頁。
- “電気の知識を深めようシリーズ6 電気を貯める”. 一般社団法人電気学会. 2023年12月22日閲覧。
- 藤原 栄一郎「非接触充電装置」『電気設備学会誌』第33巻第10号、2013年、763-766頁。
- 福田 京平『電池のすべてが一番わかる』技術評論社、102頁。
- 福田 京平『電池のすべてが一番わかる』技術評論社、103頁。
- “宅配支える電動バイク快走 効率的充電と発火防止が課題”. SANKEI.Biz (2021年2月25日). 2021年10月18日閲覧。
- “中国でまた電動バイク発火 深夜に29台炎上”. テレビ朝日 (2021年10月18日). 2021年10月18日閲覧。
- “シボレー・ボルトEV、立駐では他車両から離れて駐車を=GM”. ロイター (2021年9月16日). 2021年10月18日閲覧。
- 杉本 渉、白石 壮志「電気化学キャパシタの測定」『Electrochemistry』第76巻第1号、2008年、74-79頁。
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