医薬総合研究所 (日本たばこ産業)
医薬総合研究所(いやくそうごうけんきゅうじょ)は、日本たばこ産業(以下JTと略す)が大阪府高槻市に開設した医薬研究所である。1993年9月にかつてたばこ工場であった敷地にJTの医薬事業の拡大のために設置された。
概要
生物研究所、化学研究所、薬物動態研究所、生産技術研究所が設置されており、探索研究、創薬研究、前臨床研究、臨床開発の支援等を行っている。また、その成果等を公開することを目的にした生命誌研究館も併設している。
諸問題
バイオ関係の研究施設を有しており、これらを不安視する住民から建設反対運動や情報公開訴訟などを起こされている。
JT職員による放射性物質ばらまき事件
2000年12月20日、当研究所職員(40)がJR高槻駅のコンコースに放射性物質であるヨウ素125等が含まれた動物実験用の薬品4.5㏄をばらまき、威力業務妨害の容疑で逮捕された。警察の調べに対し、男は「社会に嫌気がさした」と供述し、自暴自棄になって犯行に及んだという。なお、汚染された箇所は当日専門チームによって除染され、微量だったことから駅員や利用客への健康被害はなかった[1]。厳重に管理されるべき放射性物質が持ち出されたことに関してJTの管理体制に疑問が持ち上がり、高槻市はJT側に抗議と再発防止を申し入れた[2]。また、この事件を受けて文部科学省(事件当時は科学技術庁)は、当研究所に立ち入り検査を行ったほか、2001年2月に放射性同位元素の管理徹底を求める通知を発出し、抜き打ち立ち入り検査の対象を拡大するとした[3]。
関連項目
参考文献
- 駅で放射性液体まく 研究員拘束「社会に嫌気さした」 ―JR高槻―、2000年12月20日付け読売新聞夕刊
- 平成13(行コ)67 文書非公開処分取消請求控訴事件(原審・大阪地方裁判所平成8年(行ウ)第138号) - 大阪高等裁判所(2002年12月24日)、2023年5月15日閲覧
- 【文部科学省】 RI管理の徹底を 高槻駅事件踏まえて - 原子力産業新聞(2001年2月22日)、2023年5月15日閲覧
外部リンク
- 医薬研究職/医薬臨床開発職(日本たばこ産業)
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