単名数・複名数
単名数・複名数(たんめいすう・ふくめいすう simple concrete number、compound number)とは、数値の2種の表し方についての用語である。
単位を使ってある数値を表す場合、170センチメートル(170 cm)、1.6リットル(1.6 L)のように1つの単位のみで表したものを単名数(たんめいすう)という。それに対して、1メートル70センチメートル(1 m 70 cm)(口頭では「1メートル70センチ」と言うことが多い。)、1リットル6デシリットル(1 L 6 dL)のように2つ以上の単位を使って表したものを複名数(ふくめいすう)または諸等数(しょとうすう)という。
メートル法・国際単位系(SI)
メートル法では小数を用いて単名数で表すことが多い。 SI文書においては、「いかなる表現においても、一つの表現の中で使う単位は一つである。」と、「l = 10.234 mであり、l = 10 m 23.4 cmではない。」を例示して、複名数ではなく単名数を使用することを規定している[1]
初等教育など
初等教育の現場では、小数を学習する前の段階(小学校2年までの段階)では複名数を用いて教えている[2]。また、時間については1.75時間ではなく「1時間45分」のように複名数を用いるのが普通であるし、14ミリメートルのことを「1センチ4ミリ」のように言うことは大人でもよくある。身長を言うときには、1.65 メートルというよりも、1メートル65センチ(メートル)と言うのがむしろ普通である。
単名数は数値を簡単に表せ、計算しやすい(複名数では換算をする必要がある)のに対し、複名数はその値を具体的に理解しやすいという特性がある。
脚注
注釈
出典
- 国際単位系(SI)第9版(2019)日本語版 5.4.3 量の値の形式、p.118、 産業技術総合研究所、計量標準総合センター、2020年4月
- 単名数・複名数 算数用語集、新興出版社啓林館。なお、この解説では、数値と単位の間に空白を置くというSI国際文書の規定は守られていない。
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