右門捕物帖 (1969年のテレビドラマ)

『右門捕物帖』は、1969年10月4日から1970年3月28日まで日本テレビ系列局で放送されていた時代劇である。日本テレビと東宝の共同製作。全26話。放送時間は毎週土曜 20:30 - 21:26 (日本標準時)。

右門捕物帖
ジャンル 時代劇
原作 佐々木味津三
脚本 山野四郎
西沢治
杉山義法
ほか
監督 渡辺邦男
曲谷守平
古川卓巳
ほか
出演者 中村吉右衛門
左とん平
三波伸介
曽我廼家一二三
入江若葉
ほか
ナレーター 川久保潔
オープニング 三波春夫「ご存知右門ここに居る」
エンディング 歌:三波春夫
時代設定 江戸時代前期(元禄年間)
製作
プロデューサー 小笠原久夫
石橋嘉博
丸林久信
ほか
制作 日本テレビ
東宝
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1969年10月4日 - 1970年3月28日
放送時間土曜 20:30 - 21:26
放送枠日本テレビ土曜8時枠連続ドラマ
放送分56分
回数全26

概要

元禄期の江戸市中、江戸南町奉行所配下の無口な同心・「むっつり右門」こと近藤右門が、岡っ引きの伝六や元スリのお由らと共に、抜群の推理力、冷静な判断力、卓越した居合抜きと柔術の腕を駆使して様々な事件の解決に挑む。

主役の右門を演じた中村吉右衛門は当時25歳。右門の上役であるあばたの敬四郎を演じた三波伸介も、愛嬌あるキャラクターを好演した。なお、劇中で右門や敬四郎が着ている羽織や着物は、他の時代劇に見られる一般的な黒や地味な色柄とは違い、非常に派手なものとなっている。

キャスト

柔は草香流、剣は錣正流を極めた江戸南町奉行所同心。口数が少ないことから「むっつり右門」の異名を取るが、正義感に厚く切れ者であり、剣術の腕も達者。基本的に冷静沈着だが、若さに任せて突っ走り気味となることも間々ある。また場合によっては、周囲に気付かれないように変装して敵のアジトに潜入することもある。丸に右の字の紋が入った市松模様の羽織を愛用している。
右門配下の岡っ引き。右門の片腕を自認。右門と対照的によく喋る。だが、口にたがわぬ十手の抜群の使い手であり天才的な捕縛術の使い手でもある。
江戸南町奉行所筆頭同心で右門の上役。顔にいくつもの痘痕(あばた)があることから「あばたの敬四郎」、略して「あば敬」「デブ」などとも呼ばれる。右門の有能さを知り尽くしている上役のひとり。
敬四郎配下の岡っ引き。伝六のライバルにして親友だが、口先ばかりで適当ながら敬四郎との凸凹コンビぶりはコメディリリーフの役割を果たしている。
  • お由:入江若葉(第1話 - 第14話、第20話、第23話、第26話)[1]
元スリ。右門に協力する。実は捨て子で、出自はとある貧乏旗本の娘であることが第20話で明らかとなる。ただし、一時期叶屋夫妻に育てられていたが、半年後に妻のお冬が娘のお春を身ごもったため、拾った娘を育てたくないというお冬の意思を汲んだ叶屋の主人の判断により、わずか半年で大川端に捨てられた。
南町奉行。右門と敬四郎の上役。

スタッフ

  • 原作:佐々木味津三
  • プロデューサー:小笠原久夫、石橋嘉博、丸林久信(東宝)、新藤晃、川口晴年、安田暉(日本テレビ)
  • 監修:渡辺邦男(第3話 - 第15話)
  • 音楽:広瀬健次郎
  • オープニング主題歌:「御存じ右門ここに居る」
  • エンディング主題歌(挿入歌扱い):タイトル不明(作詞:藤田まさと / 作曲:春川一夫 / 編曲:山倉たかし / 唄:三波春夫) - 第16話ではインストのみを使用。第17話から第25話までは未使用。
  • 制作:日本テレビ、東宝

放送日程

各回の話数は「第○番手柄」と表記されていた。

話数放送日サブタイトル脚本監督ゲスト出演者
第1話1969年
10月4日
右門登場山野四郎渡辺邦男沢田清、浅野進治郎、嵐寛寿郎、戸田皓久
第2話10月11日死神が招く西沢治田島和子、高島敏郎、上原ゆかり、松井八知栄、明智十三郎、巌金四郎
第3話10月18日妖刀がゆく曲谷守平柏木由紀子、松本錦四郎、戸上城太郎
第4話10月25日七化け役者杉山義法重山規子、花ノ木寿、須永宏、世良明、松山照夫、小池明義、松本染升、謙昭則
第5話11月2日牢破り山野四郎古川卓己倉丘伸太郎、服部妙子、田島義文
第6話11月9日右門子守歌浅井昭三郎富山真沙子、伊藤久哉、高品格、佐田豊
第7話11月16日無礼討ち西沢治山田達雄岩井友見、鮎川いづみ、細川俊夫、中村竜三郎、小瀬格、細川俊之
第8話11月23日謎の闇男杉山義法古川卓己亀井光代、沢井桂子、柳生博、高木二朗、浦里はるみ、片山滉
第9話11月30日浮世絵三人娘西沢治山田達雄松本めぐみ、高橋厚子、高橋俊行
第10話12月6日消えた献上品浅井昭三郎西山正輝赤座美代子、天野新士、伊沢一郎、稲吉靖、穂積隆信
第11話12月13日蛇使い小町山野四郎大谷直子、本山可久子
第12話12月20日逃亡者中沢昭二古川卓己和崎俊也、柴田侊彦、井上紀明
第13話12月27日人情親子橋杉山義法西山正輝千石規子、高橋長英、美川陽一郎、北条清志、鷲尾真知子
第14話1970年
1月3日
初祝い中沢昭二
麻生大仁
若林幹松川勉、幸田宗丸、北川めぐみ、二見忠男、大村千吉、岡田可愛、松岡きっこ
第15話1月10日慈悲の捕り縄桜井康裕西山正輝服部哲治、池田昌子、長谷川峯子、生田三津子
第16話1月17日松葉小僧小山内美江子小松幹雄左時枝、浅野進治郎、幸田宗丸、山岡徹也
第17話1月24日江戸番外侍中沢昭二明智十三郎、北川めぐみ、汐風享子、井上紀明、富田仲次郎、石橋雅史
第18話1月31日いざよい河岸の女桜井康裕若林幹小瀬格、如月寛太、浜田晃、長谷川弘、吉行和子
第19話2月7日小雪絵図小山内美江子小松幹雄江守徹、宇津宮雅代、小瀬格
第20話2月14日朱彫りの花嫁麻生大仁若林幹高須賀夫至子、水村泰三、野上千鶴子、進千賀子、高島新太郎、生井健夫
第21話2月21日女殺し出世地獄池田一朗中山麻里
第22話2月28日蕾のままの女桜井康裕小松幹雄柏木由紀子、久富惟晴、しめぎしかご、長島隆一
第23話3月7日恋情つむじ風杉山義法佐々木愛
第24話3月14日無明流女秘剣池田一朗若林幹酒井和歌子、見明凡太郎、江見俊太郎、小林重四郎
第25話3月21日死美人草国弘威雄伊藤栄子、佐々木功、巌金四郎、加賀邦男
第26話3月28日江戸屋敷の女浅井昭三郎西山正輝藤田弓子、下川辰平

オープニング・エンディングについて

  • 第1話から第13話までのオープニングは、着流し姿の右門が、悪人たちを相手に十手や刀を使って立ち回りを行い、納刀の場面でナレーションが入り、その後主題歌のイントロで右手に持った十手を右の顎に宛がう右門の姿がズームで映し出され、両側のテロップで「ご存じ(右側)むっつり右門(左側)」が表示された後に、「メインタイトル → サブタイトル → スタッフ紹介 → メインキャスト紹介 → 監督 → 制作会社」が江戸時代の浮世絵と共に映し出されていた。
    • 第14話から最終回までは、右門の立ち回りのシーンはカットされ、「メインタイトル → サブタイトル → スタッフ紹介 → キャスト紹介 → 監督 → 制作会社」が江戸時代の浮世絵と共に映し出され、BGMには広瀬健次郎作曲のオリジナル曲から主題歌という流れであった。
  • エンディングとしては、本編の最後にエンディング主題歌が流れ、その後に広瀬健次郎作曲による劇伴BGMをバックにゲスト俳優を紹介するという構成になっていた。しかし、第12話や第13話では物語の進行の関係上、本編終了後にエンディング主題歌をバックにメインキャストやゲスト俳優がテロップで流れた。そして第14話以降、ゲスト俳優の紹介もオープニングでされることになり、エンディングは廃止された。
    • 第1話から第13話までは、メインキャストは全て役名付きで表示されていたが、第14話以降はメインキャストを含む出演者全員が役名なしで表示されるという構成に変更された。ただし、第1話と第2話のみメインゲスト俳優も役名付きで表示。

脚注

  1. 第3話から第13話までは「八江若葉」と誤って表記されていた。

関連項目

外部リンク

日本テレビ系列 土曜20:30枠
前番組 番組名 次番組
無用ノ介
(1969年3月1日 - 1969年9月20日)
※20:00 - 20:56
NNNニューススポット
※20:56 - 21:00
【土曜21:26枠へ移動】
ヤマハトップミュージック
※21:00 - 21:30
右門捕物帖
(1969年10月4日 - 1970年3月28日)
青春太閤記 いまにみておれ!
(1970年4月4日 - 1970年9月26日)
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