天麩羅処ひらお

天麩羅処ひらお(てんぷらどころひらお)は、福岡県福岡市博多区に本社を置く有限会社ひらおが運営し、福岡県内に店舗を持つ天ぷら専門店である。

有限会社ひらお
種類 特例有限会社
本社所在地 日本の旗 日本
〒812-0853
福岡県福岡市博多区東平尾2丁目4番1号
北緯33度35分1.9秒 東経130度27分23.6秒
設立 1978年 (昭和53年)
業種 小売業
法人番号 7290002017131
事業内容 飲食業
各種商品通信販売業
代表者 代表取締役 青柳正典
資本金 500万円
売上高 13億円 (2016年7月期 連結)[1]
従業員数 140名 (系列会社含)
外部リンク https://www.hirao-foods.net/
天神アクロス福岡店

概要

1977年、福岡市博多区東平尾に開店した「河内商店」および、翌年隣接地に開店した食堂「ドライブインひらお」を前身とする[2]。1979年、ドライブインひらおを改装し「天ぷらのひらお」として天ぷら専門店に業態を変更した。2017年、屋号を「天麩羅処ひらお」に改めた[3]。

天ぷらを揚がった都度一品ずつ提供する「揚げ出し」方式を採用している[4]。

メニュー

天ぷらにご飯と味噌汁が付いた定食や、天ぷら単品などを揃えている。定食は1000円以下の価格設定にすることを方針としている[5]。定食の提供時には、識別のために定食の種類別に色付きの札を用い、客の食べるペースに合わせて天ぷらが提供される[6]。

2018年開店の天神アクロス福岡店(以下、アクロス店)では既存店舗との差別化を図り、限定メニューとして鹿児島県鹿屋市産のカンパチを使用した「カンパチ漬け丼」を2019年8月まで販売していた[7]。

いかの塩辛

いかの塩辛

客席の卓上に置かれた惣菜や漬物は客が自由に取ることができ、中でも「いかの塩辛」は店の名物となっている。2017年12月には、おやつカンパニーから「ひらお いかの塩辛味」のベビースタードデカイラーメンが発売された[8]。

「いかの塩辛」は、天ぷらが揚がるまでの待ち時間にすぐに提供できるサービスとして1979年の開店以来提供されている[9][10]。当初はイカの内臓も使用していたが、生臭さを抑えるため内臓は使わず柚子を加えた現在の製法に変更された。

原料のスルメイカの不漁とそれに伴う卸売価格の高騰を受け、2018年4月20日から、販売用塩辛の容量を2割減らし価格据え置きとすることで対応したが[11]、同年6月6日、高騰が続き必要量が入荷できなくなったため、全店舗での塩辛の無料提供および販売を一時休止した。本来必要な入荷量は全店合計で1日あたり600kg以上、内臓などを除くと400kg[12]。休止の影響で客足は2割減少した[13]。

北海道産(休止前は福岡県産を使用)のスルメイカ8000kgを確保し、2018年9月9日から販売を再開した。店舗での提供は、10月3日開店のアクロス店に限り10月末までの期間限定で再開。長崎など近海のイカを確保できたことから、11月1日以降もアクロス店での提供を継続するとともに、大名店でも再開[14]。休止から半年後の2018年12月、全店で提供を再開した[15]。

2020年の新型コロナウイルス感染症流行の拡大以後は、従業員が小皿に取り分ける形で提供されている。

店舗

大名店

味と価格の統一を図るため、店舗は全て直営である[16]。福岡市周辺の幹線道路沿いに店舗を展開するほか、2006年の天神店開店以降は都心部にも出店している。

料理の提供効率と従業員の衛生管理意識を高めるためオープンキッチン方式とし、各店30~40席程度のカウンター席を設けている。青柳正典社長は、3人一組の従業員が品質と効率を保ったまま料理を提供できる客数の最大が17人であり、2組の従業員を配置した場合の34席が最適な客席数である、と語っている[13]。

  • 本店 - 博多区東平尾。1979年開店。
  • 早良店 - 早良区重留。2000年開店。
  • 久山店 - 久山町大字久原。2005年開店。
  • 貝塚店 - 東区箱崎。2006年開店。
  • 原田店 - 東区原田。2010年開店。
  • 大名店 - 中央区大名。2017年6月20日開店。天神店の後継店舗として近隣の大名地区に出店[1]。
  • 天神アクロス福岡店 - 中央区天神。アクロス福岡内。手狭な大名店を補完するため2018年10月3日開店[7]。

過去の店舗

  • 松島店 - 東区松島。1987年開店。店舗老朽化のため2008年7月15日閉店。
  • 天神店 - 中央区天神。2006年開店。天神東宝ビル建替のため2017年3月27日閉店。

脚注

  1. “福岡の名店「天ぷらひらお」、閉店惜しむ声受け近隣に出店 4月、大名地区に、年内には天神にも”. 西日本新聞me (2017年3月16日). 2021年6月21日閲覧。
  2. “ひらおの歴史”. 天麩羅処ひらお. 2021年6月21日閲覧。
  3. 天麩羅処ひらお 本店 (2017年5月29日). “1979年・創業時より皆様に愛されておりました屋号をこの度、大名店オープンを機に「天麩羅処ひらお」に改めさせていただくことになりました(*^_^*)”. Facebook. 2021年6月22日閲覧。
  4. “あの店も新規参入!外食チェーンで巻き起こる「天ぷらブーム」、その行方は?”. ハーバー・ビジネス・オンライン (2019年5月27日). 2021年6月21日閲覧。
  5. “貫き続ける信念がある~「天麩羅処(てんぷらどころ)ひらお」の顧客第一主義(後)”. NET IB NEWS. データ・マックス (2018年11月1日). 2021年6月21日閲覧。
  6. “今すぐ「天麩羅処ひらお」に行きたくなっちゃう!福岡県民のソウルフード“ひらおの天ぷら”大特集”. もっと福岡を、好きになる ARNE アーネ. 福岡放送、INCLUSIVE (2021年4月18日). 2021年6月21日閲覧。
  7. “【10/3】福岡のソウルフード、てんぷらの「ひらお」がアクロス福岡にオープン”. NET IB NEWS. データ・マックス (2018年9月21日). 2021年6月21日閲覧。
  8. 『ドデカイニュース!ドデカイラーメン初の4社同時コラボ!日本4エリアのご当地ソウルフード4品と夢のコラボ!!』(プレスリリース)株式会社おやつカンパニー、2017年12月1日。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000021119.html。2021年6月21日閲覧。
  9. “貫き続ける信念がある~ひらおの「顧客第一主義」(前)”. NET IB NEWS. データ・マックス (2018年10月31日). 2021年6月21日閲覧。
  10. “福岡の人たちに愛される「ひらお」の塩辛 ファンの胃袋をつかむ信念とは?”. 福岡ふかぼりメディア ささっとー. 読売新聞西部本社 (2021年1月28日). 2021年6月21日閲覧。
  11. 天麩羅処ひらお 本店 (2018年4月4日). “塩辛内容量変更のお知らせ”. Facebook. 2021年6月21日閲覧。
  12. 天麩羅処ひらお 本店 (2018年6月12日). “塩辛用スルメイカ不漁のため塩辛の【無料サービス】と【販売】を一時中止とさせていただきます。”. Facebook. 2021年6月21日閲覧。
  13. “福岡のソウルフードを育てた“クレーム” 天ぷら「ひらお」が進む道 無料いか塩辛、完全復活へ一歩”. 西日本新聞me (2018年10月11日). 2021年6月21日閲覧。
  14. 天麩羅処ひらお 本店 (2018年10月31日). “いかの塩辛・無料サービスについて”. Facebook. 2021年6月21日閲覧。
  15. 天麩羅処ひらお 本店 (2018年12月10日). “スルメイカ不漁や原材料高騰により休止しておりました『無料サービス』についてお知らせいたします。”. Facebook. 2021年6月21日閲覧。
  16. “ひらおのこだわり”. 天麩羅処ひらお. 2021年6月21日閲覧。

関連項目

外部リンク

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