宮地正人
経歴
人物・活動
左派系史観
左派系歴史学者として知られ、歴史学研究会編集長、歴史科学協議会代表委員、日本歴史学協会学問思想の自由・建国記念の日問題特別委員長などを務めた。国旗国歌法、新しい歴史教科書をつくる会の教科書、沖縄戦集団自決の教科書記述削除などに反対するアピールや要望書に名を連ねてきた。
九条の会賛同者。植民地支配の完全な清算と歴史認識の共有をめざす「併合」100年日本委員会呼びかけ人でもある。
ペリーの白旗書簡論争
新しい歴史教科書をつくる会の教科書が最初に検定に合格した直後の2001年6月20日、歴史学研究会、歴史科学協議会、歴史教育者協議会など21団体が「『新しい歴史教科書』が教育の場に持ち込まれることに反対する緊急アピール」を発表。記者会見に出席した宮地は、同教科書に掲載されている、幕末にペリーが来航した際に白旗と「開国要求を認めないならば武力に訴える」「降参というときにはこの白旗を押し立てよ」と書かれた手紙を渡した―とするコラムについて「ペリーの手紙なるものは、明々白々の偽文書である」と批判した。その後、『UP』(東京大学出版会)や『歴史評論』(校倉書房)、『歴史学研究』(歴史学研究会)でも同様の趣旨の論文を発表した。
これに対し当時日本大学教授の秦郁彦は『諸君!』2002年2月号で、偽文書であるというのは説得力に乏しいと批判したが、多くの反論がなされている[2]。
主な著書
単著
主な論文
- 「今日の反動化における靖国問題の位置」(『歴史評論』1981年2月号)
- 「天皇制ファシズムとそのイデオローグたち(『季刊科学と思想』1990年4月号)
- 「歴史研究者からみた検定意見に対する方法論的批判」(『教科書裁判(第三次訴訟控訴審)の証言「意見書」』1992年)
脚注
- 『宮地正人年譜・研究業績目録』国立歴史民俗博物館、2006年3月25日。doi:10.15024/00001417。2021年10月25日閲覧。
- 歴史学研究会「『諸君!』2002年2月号秦郁彦氏の文章を嗤う」
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