寺社伝奏
概要
鎌倉時代
「伝奏」という語は平安時代後期以後に成立しているが、役職としての成立は鎌倉時代の後嵯峨院政期である。伝奏は院や天皇に任じられ、関東申次管掌以外の全ての奏請を扱っていた。だが、寺社興行が盛んになった後伏見院政期以後、伝奏の職掌の細分化が進み、国家的に重要な地位を占める特定の寺社との間の取り次ぎを扱う伝奏が設置されるようになる。伊勢神宮の「神宮伝奏」、賀茂社の「賀茂伝奏」、延暦寺の「山門伝奏」、興福寺など奈良の寺院を統括する「南都伝奏」などが設置された。
参考文献
- 伊藤喜良/高埜利彦「寺社伝奏」(『国史大辞典 7』(吉川弘文館、1986年) ISBN 978-4-642-00507-4)
- 富田正弘「寺社伝奏」(『日本史大事典 3』(平凡社、1993年) ISBN 978-4-582-13103-1)
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