小比賀家住宅
小比賀家住宅(おびかけじゅうたく)は、香川県高松市御厩町にある古民家。国の重要文化財に指定されている。
| 小比賀家住宅 | |
|---|---|
| 所在地 | 香川県高松市御厩町字落合331番地 |
| 位置 | 北緯34度18分33.3秒 東経133度59分22.9秒 |
| 類型 | 民家 |
| 形式・構造 | 木造、寄棟造、茅葺・本瓦葺 |
| 敷地面積 | 約4,400m2 |
| 建築年 | 17世紀前期-19世紀中期 |
| 文化財 |
建物:国の重要文化財 庭園:県の名勝 |
| 所在施設・区域 | 主屋、午門、土蔵、米蔵、日本庭園 |
歴史
小比賀家は甲斐源氏武田氏の末裔と伝えられ、戦国時代末期には武田氏没落に伴って四国に渡り、讃岐室山城(高松市室新町、室山)の城主となった。そして一族がこの地、御厩へ住み始めたのは17世紀初頭の慶長年間である。
文化財
主屋、午門、土蔵、米蔵の4棟が国の重要文化財に指定。土塀(主屋〜午門間)、土塀(屋敷周囲)、屋敷絵図が附(つけたり)指定となっている。
主屋
敷地中央に位置する中心的な建物。17世紀前半の建立である。木造平屋建で、平面規模は桁行26.6m、梁間9.8mである。屋根は寄棟造茅葺、四面に付けられた庇の部分は本瓦葺となっている(四方蓋造)。18世紀末に一度大規模な改修が行われ座敷部分が増築されているが、江戸時代初期の当初材もよく残存している。間取りは東寄りを土間、西寄りを六間取りの床上部とする。床上部は土間に近い側を2室の居室、その西側は式台付きの玄関の間と奥の間、西端を2室続きの座敷とする。
午門
邸の正門であり、建造は18世紀中期頃。寄棟造茅葺きの長屋門で、桁行は35.4m、梁間は5.9m。東面及び北面に付けられた庇の部分は本瓦葺となっている。邸宅の南方(午)にあることから命名されたもので、かつて内部は牛・馬小屋や納屋として使用されていた。
土蔵
主屋裏手の西側にある蔵であり、建造は18世紀中期頃。土蔵造二階建で、桁行は9.1m、梁間は4.5m、屋根は切妻造本瓦葺である。
米蔵
主屋裏手の北東にある蔵であり、建造は19世紀中期頃。土蔵造二階建で、桁行は10.1m、梁間は6.1m、屋根は切妻造西面庇付の本瓦葺である。
公開状況
常時見学可能なのは午門外観のみで、それより内部は毎月第3日曜にのみ有料開放される。
- 公開時間:10:00-16:00
- 入場料:大人300円、子供200円
- 所在地:〒761-8042 香川県高松市御厩町字落合331番地
見学者用の駐車場は無く、また周辺に案内看板などは設置されていない。
交通アクセス
- ことでんバス
- 御厩・県立総合プール線「御厩」バス停より徒歩5分
- JR
- 予讃線鬼無駅より徒歩26分
- 高松自動車道
- 高松西I.C.より車4分(松山・岡山方面専用)
- 高松檀紙I.C.より車2分(徳島・神戸方面専用)
国道11号高松南バイパス御厩交差点から県道177号円座香西線を北上すぐ。
参考文献
- 文化庁『解説版 新指定重要文化財12 建造物II』、毎日新聞社、1982 (pp.266 - 267)
- “高松の重文「小比賀家住宅」の土塀が破損”. 四国新聞. (2010年12月9日) 2011年5月17日閲覧。