拘束衣
拘束衣(こうそくい、英語: Straitjacket)は、何らかの理由で他人あるいは自分自身に危害を加える恐れのある者に着用させるための衣服。

拘束衣

拘束衣の裏側 ベルトで繋がれている

日本の法令で定められている拘束衣。留置場用。
構造
一般的には袖が長いジャケット状で、着用者の手を腹側にまわして袖を結び上半身の自由を奪うものが知られている。
精神科病院や刑務所などで、自傷行為を起こす閉鎖病棟の入院患者や、暴れる受刑者に着せられたりすることが多かったため、重症の精神病患者、もしくは非常に重要な犯罪者に用いるイメージが強い(一部の映画でもそのように用いられてきた)。
精神科病院で使用される物は、閉じた袋状の袖の外側に、短い革ベルトの先端部分が縫いつけられていて、胴体側に付けられたバックル部分に差し込んで使用する製品が多い。これは自傷行為や無断離院を防止するために指先を露出させない一方で、患者の苦痛を和らげるために、拘束衣の締め付けの強弱を調整するためである。胴部のバックルが複数あり、拘束の角度を変えることができる製品も存在する。
ただ、この処置には『患者に対する人権侵害』という批判が根強いため、近年では拘束衣を用いず包帯など柔らかい布でベッドに拘束したり、ベッドの上に厚手の革ベルトや板などを渡し、ベットからの落下防止と拘束を行なう向きもある。
用途
事件
2007年8月3日には、大阪府警泉南署の留置場で、道交法違反容疑で逮捕された35歳の男性が、留置場内で拘束衣を着せられて保護室に収容中に心疾患で死亡する事件が起きている。
近年では、このように人体を長時間に渡って拘束することがクラッシュ症候群の原因となることが知られており、ベッドにベルトで拘束する方式の物を含めて使用頻度を減らす努力が行われている。
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