探題
探題(たんだい)とは、仏教上の職名ないし僧階また中世の幕府の役職名。
仏教における探題
幕府における探題
鎌倉幕府や室町幕府において、政務について裁決を行う重要な職をいう。もともと仏教用語で使われていたものを、裁判権など重要な判定を行う職に転用したものか。
鎌倉時代代末期に著された『沙汰未練書』には、「探題者、関東両所、京都ニハ六波羅殿ヲ云也」との記述があり、これにより、鎌倉幕府における探題は、幕府の両所たる執権と連署、そして六波羅探題の北方と南方を基本的に指すことがわかる。そして西国に置かれた広範囲な裁判権、軍事指揮権を持つ職にも探題の名が与えられた。室町幕府では鎌倉の執権に相当する執事、管領が置かれたがこれらは探題とは呼ばず、奥羽や西国において広範な執行権を持つ職に対して用いられた。
脚注
- 永村眞「中世寺院における相承」『中世文学』第48巻、中世文学会、2003年、7-15頁、doi:10.24604/chusei.48_7、ISSN 0578-2376、NAID 130006341113、2020年6月24日閲覧。
- “広報天台 天台ジャーナル 第19号”. 天台宗出版室. p. 3. 2020年5月11日閲覧。
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