東京シューレ
特定非営利活動法人東京シューレ(とうきょうシューレ、英語: Tokyo Shure)は、フリースクールの運営を中心に、不登校の子供とその親への支援活動を行う特定非営利活動法人。会員数(特定非営利活動促進法で定められた生徒)(2022年度)は、王子シューレ、新宿シューレ、流山シューレ、太田シューレを合わせて386名[3]。
| 国籍 |
|
|---|---|
| 格付 | 特定非営利活動法人 |
| 法人番号 | 2011505000779 |
| 設立日 | 1985年(昭和60年) |
| 代表者 |
浅岡佑輔 代表理事(職員) 藤井清志 代表理事(保護者) 川北秀人 代表理事(外部) (2023年6月20日現在)[1] |
| 活動地域 | 主に東京圏。 |
| 主な事業 | フリースクールの運営、不登校・ひきこもりに関係する全国の子どもや当事者の場・親の会との交流活動、出版や講演活動。 |
| 郵便番号 | 114-0021 |
| 事務所 | 東京都北区岸町1丁目9−19 |
| 事務局員/会員 | 386名[2] |
| 主な協力組織 | 学校法人東京シューレ。 |
| 外部リンク | http://www.tokyoshure.jp/ |
概要
法人の目的は、不登校の子供や不登校を経験した子供、および学校外の学びや交流を求める若者に対して、その成長や生活の権利を保障・拡大すること、並びに子供主体の教育の在り方を創造および発展させ、学歴社会の変革に寄与することである。
主な事業は、「フリースクール東京シューレ」の運営、フリースクール「シューレ大学」の運営、家庭を拠点とする教育の全国的ネットワーク組織「ホームシューレ」の運営である。他に、各種の相談・支援活動(不登校相談、子育て支援、引きこもり支援など)も行っている。
シューレ(英語: Shure)の語源は、「精神を自由に扱う」という意味の古代ギリシャ語から取ったとされる[4]。ドイツ語で学校を意味するSchuleではない。
沿革
- 1985年 - 自身が不登校の子供を抱えていた奥地圭子が、東京都北区東十条のアパートの一室でフリースクールとして「東京シューレ」を始める。
- 1991年 - 東京都北区王子の王子ビルに移転する(現:「東京シューレ王子」)。
- 1993年 - ホームスクーリングの家庭をサポートするプログラム「ホームシューレ」の活動を開始。
- 1994年 - 「東京シューレ大田」を東京都大田区に開設。
- 1995年 - 「東京シューレ新宿」[5]を開設。
- 1999年 - 大学に準じた学びや、探求を深めたいという若者のためのフリースクール「シューレ大学」を開校。
- 1999年 - 東京都より「特定非営利活動法人東京シューレ」が認証され、2000年からNPO法人として活動開始。
- 2003年 - 千葉県教育委員会と協働し、千葉県流山市中にある旧県立流山青年の家にて「流山シューレ」を開設。
- 2003年 - 吉川英治文化賞、朝日のびのび教育賞を受賞。11月、皇太子徳仁親王・皇太子徳仁親王妃雅子夫妻が視察し、生徒達と歓談する。
- 2006年 - 学校法人東京シューレ学園を設立。
- 2007年 - 流山シューレが千葉県柏市柏の葉四丁目に移転し、「柏の葉シューレ」となる。
- 2007年 - 東京シューレ葛飾中学校を開校。
- 2008年 - 東京シューレ大田が閉校。
- 2015年 - 柏の葉シューレを千葉県流山市西初石に移転。「東京シューレ流山」と改称。
- 2018年 - 東京シューレ大田を改めて開設。
- 2020年 - 東京シューレ江戸川小学校を開校。
性暴力事件
1998年から2000年度に開催した宿泊型フリースクール活動で、参加した女性が成人スタッフの男から性暴力を受けた[6]。本事件に対する損害賠償を求めた2016年の訴訟で事実を認め謝罪していたことを、2019年2月3日に朝日新聞が報じた[7]。2019年に和解が成立した[8]。
2021年6月12日、東京シューレの総会で、当時理事長であった奥地圭子の理事長と理事の退任が決まった。奥地氏は、性暴力事件が起きたことと、和解条項で口外禁止を求めたことなどから使用者責任を問われたという[6]。新理事長は喜多明人早稲田大学名誉教授[8]。
事業内容
概要
主に不登校の子供たちの学びの場として活動しているフリースクールである。フリースクール東京シューレには、「王子シューレ」(東京シューレ王子)、「新宿シューレ」(東京シューレ新宿)、「流山シューレ」(東京シューレ流山)、)「大田シューレ」(東京シューレ大田)の4箇所のスペースと呼ばれる施設がある。
2008年現在、日本国内では最大規模の不登校の子供達のためのフリースクールで、全国にある団体のネットワークの要としての役割も担っている。
所在地
国内の活動
18歳までの子供専用の電話相談「東京シューレチャイルドライン」や、ひきこもりの当事者達が集まる「土曜サロン」、インターネットを使ったフリースクール「ライブシューレ」などの活動もある。相談活動、学生ゼミの開催、子供や子育てに関する団体やNPOとの連携もしている。設立者の奥地圭子には、不登校やいじめ等に関連する著書が多く、東京シューレ出版、教育史料出版界、講談社等から出版されている。
学校法人東京シューレ学園
特定非営利活動法人東京シューレが中心となり、2006年に「学校法人東京シューレ学園」が設立され、同年11月に東京都知事に認可された。2023年現在、以下の2校を運営している。
参考文献
- 内閣府『豊かな公を支える資金循環システムに関する実態調査』平成18年度調査結果、第2章 民間非営利団体が抱える資金調達に関する現状と課題、2.2 東京シューレ、65頁〜73頁、2007年7月5日
脚注
- NPO法人概要
- 王子シューレ新宿、シューレ流山、シューレ、太田シューレの2022年度在籍者数
- 特定非営利活動法人東京シューレ 2022年度(第24期)活動報告書
- 「シューレ」って、どんな意味ですか?(東京シューレQ&A)
- 当時は都営地下鉄新宿線曙橋駅が最寄り、2002年(平成14年)に現在の場所へ移転。
- 「東京シューレ」創設者、理事長を退任読売新聞オンライン(2021年6月24日)
- フリースクールの子、性暴力から守れ 10代でスタッフによる被害、今も苦しむ30代女性(朝日新聞)
- “東京シューレ理事長が退任 性暴力問題巡り フリースクール草分け:朝日新聞デジタル”. (2021年6月25日)
- “特定非営利活動法人東京シューレ 2020年度(第22期)活動報告書 フリースクール等の事業について (5)シューレ大学”. p. 10. 2023年12月18日閲覧。
ちなみに不登校新聞やシューレ大学も併設だった(いずれも2007年3月まで使用)