東京高裁長官室乱入事件
事件の概要
1974年10月29日午後3時15分頃、東京高等裁判所庁舎の4階にあった高裁長官室に、背広姿の4人が鉄パイプでドアを破壊して乱入した。また隣の高裁事務局長室にも1人が乱入し、中にいた事務局長に暴力を振るった。事務局長は「弁護士がそんなことをしていいのか」(暴漢はニセの弁護士バッジを付けていた)と言ったが、聞く耳を持たなかった。
長官室にいた市川四郎高裁長官は、事務局長室の騒ぎの隙を見て脱出に成功した。また事務局長も何とか脱出することができた。暴漢らは避難する長官たちに対して爆竹やバルサンを投げつけた。バルサンの煙が裁判所内に立ち込めたため、開廷中の裁判を全て延期した。
その後、暴漢らは長官室にバリケードを築いて立て篭もり、窓から「狭山差別裁判糾弾」「革マルせん滅」といった垂れ幕を吊り下げた。
午後3時30分、裁判所職員からの通報を受けた警察官が長官室に突入し、中にいた5人を現行犯逮捕した。
垂れ幕に「社青同全学連」と書かれていたことから、警視庁公安部は社青同解放派の犯行と断定した。
社青同解放派は、2日後の控訴審で有罪判決を下した裁判官に対してもテロ事件(東京高裁判事襲撃事件)を起こしている。
関連項目
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.