殺しのテクニック

殺しのテクニック』(ころしのテクニック、原題 Technica Di Un Omicidio)は1966年制作のイタリア・フランス合作映画(カラー作品)。ニューヨークとパリを舞台に暗黒街を生きてきた殺し屋が壮絶に描かれるハードボイルドアクション。マカロニ・ノワールの代表作。

殺しのテクニック
Technica Di Un Omicidio
監督 フランク・シャノン
製作 CINEGAI
製作総指揮 ダン・レッサー
出演者 ロバート・ウェッバー
フランコ・ネロ
音楽 ロビー・ポワットヴィン
撮影 エリック・メンツァー
配給 松竹映配
公開 イタリアの旗 1966年6月25日
日本の旗 1966年7月2日
上映時間 93分
製作国 イタリアの旗 イタリア
フランスの旗 フランス
言語 英語
イタリア語

殺し屋がビルの屋上で手際よく銃を組み立て標的を狙撃する冒頭のシーンや、登場人物の設定(ベテランの殺し屋と若手のチャラい弟子の関係)などは様々なアクション映画に多くの影響を与えた[1][注釈 1]。この作品の興行的成功によって、その後「殺しの…」という邦題名が続出するようになった[2]

ストーリー

驚異的な狙撃の腕を買われ、組織の殺し屋として生きてきた寡黙な殺し屋クリントは引退を決意していた。犯罪組織のガステルから次の仕事(警察の証人になったセキの暗殺)を依頼されていたが、クリントはそれを断る。しかし最後の仕事を終えた直後に敵対する組織の急襲を受け兄を殺されたため、やむなく犯罪組織から次の仕事を請け負う。標的は秘密情報を漏らした組織の裏切者で、手下を使って兄を殺した人物と思われる男セキ。

さっそく助手のトニーを伴い、ニューヨークからパリへ。マリーという女から少し手掛りをつかみ、こいつこそはと思って殺した男もセキではなく、マリーも殺される。陰謀を切り抜けようやくセキの消息をたどり追い詰めるが、その正体は意外な人物だった。本物のセキは、クリントが手がかりを掴むために相談したことのある、セキを整形手術したという整形外科医だった(セキが整形外科医に扮していたもの)。

セキをおびき出したクリントはセキの用心棒に腹を撃たれながらも、彼らやセキを撃ち殺すことに成功した。しかし、その場にやってきたトニーに命を狙われる。トニーは、仕事が済んだらクリントを始末するようにガステルから命じられ、セキにも雇われていたのだった。クリントは「お前はこの仕事に向いていない」と生きのびるチャンスを与えるが、結局、トニーはクリントの連射に負けて死ぬ。

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
フジテレビ TBS
クリントロバート・ウェッバー近藤洋介納谷悟朗
トニーフランコ・ネロ伊武雅之安原義人
マリージャンヌ・ヴァレリー平井道子有馬瑞子
セキホセ・ルイ・ド・ビラロンガ和田文夫平林尚三
ガステルセク・リンダー宮川洋一伊井篤史
バリーマイケル・バーディネット池水通洋千田光男
アンドレアジョバンニ・ディ・ベネデット村越伊知郎
演出鳥海俊材松川陸
翻訳山田実矢田尚
効果
調整
制作有村放送プロモーション
解説
初回放送1973年11月9日
ゴールデン洋画劇場
1979年11月17日
『土曜ロードショー』

脚注

注釈

  1. 狙撃シーンなどは、劇画『ゴルゴ13』や日本映画の『狙撃』(1968年)、ベテランの殺し屋と若手のチャラい弟子の関係の設定は、1972年の『メカニック』(2011年にリメイク『メカニック』あり)にもみられる[1]

出典

  1. 「『殺しのテクニック』心を凍らせた狙撃者とチャラい弟子の確執」(映画秘宝 2015年6月号)。町山 2015, pp. 23–31に所収
  2. ヨーロッパ映画作品全集 キネマ旬報増刊12.10号 キネマ旬報社、1972年12月

参考文献

  • 町山智浩『狼たちは天使の匂い――我が偏愛のアクション映画1964~1980 ①』洋泉社、2015年6月。ISBN 978-4800304100。

外部リンク

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