比嘉姉妹シリーズ

比嘉姉妹シリーズ(ひがしまいシリーズ)は、澤村伊智による日本ホラー小説のシリーズ。第22回日本ホラー小説大賞受賞作の『ぼぎわんが、来る』をシリーズ第1作として、KADOKAWAより2015年10月から刊行されている[1]

女性霊媒師の姉妹である比嘉真琴と琴子が、恐ろしい怪異に遭遇する様を描く。

登場人物

比嘉姉妹

巫女の姉妹。「姉妹」と称されているが、作中で名前が出ている三人が女性であり、後述する真琴の下にも弟が三人、妹が一人いる。 両親と弟三人(龍也、虎太、肇)、および次女美晴、四女栞は、作中ではすでに故人。

比嘉真琴
高円寺のバー「デラシネ」でアルバイトをしている巫女。シリーズ通してのヒロイン。
部屋の片づけはあまり行き届いていない。『ずうのめ人形』にて、野崎と結婚。
比嘉琴子
真琴の姉で国内最強クラスの霊媒師、巫女。喫煙者。
姉妹の中でも群を抜いて「力」が強く、国内の同業者(僧侶や霊能など)や警視庁高官などにも顔が広いどころか、幽霊・妖怪にも名が知られている。
唯一の肉親である真琴とはしばらく連絡を取っていないが、「力」によってお互いがどんな状況にいるかがある程度わかるという。
比嘉美晴
真琴の姉で琴子の妹。
姉弟の中でも「力」に対するコンプレックスが強く、特に長子である琴子にある種の敵対心を抱いている。
中学三年の時にある事件により帰らぬ人となる。

そのほか

野崎昆
オカルト雑誌をメインに仕事にするフリーライターでバツイチで真琴の彼氏。
本名は和浩。職業柄、編集者やライター、カメラマンなどと交流がある。
『ずうのめ人形』にて真琴と結婚する。

シリーズ一覧

ぼぎわんが、来る
  • 単行本:2015年10月30日発売[1]KADOKAWAISBN 978-4-04-103556-6
  • 文庫本:2018年2月24日発売[2]角川ホラー文庫ISBN 978-4-04-106429-0
ずうのめ人形
  • 単行本:2016年7月28日発売[3]、KADOKAWA、ISBN 978-4-04-104355-4
  • 文庫本:2018年7月24日発売[4]、角川ホラー文庫、ISBN 978-4-04-106768-0
ししりばの家
  • 単行本:2017年6月29日発売[5]、KADOKAWA、ISBN 978-4-04-105482-6
  • 文庫本:2020年1月23日発売[6]、角川ホラー文庫、ISBN 978-4-04-108543-1
などらきの首(短編集)
  • 文庫本:2018年10月24日発売[7]、角川ホラー文庫、ISBN 978-4-04-107322-3
タイトル初出
ゴカイノカイ文芸カドカワ』2017年9月号
学校は死の匂い小説 野性時代』2018年8月号
居酒屋脳髄談義 vol.26』2016年12月
悲鳴『文芸カドカワ』2018年3月号
ファインダーの向こうに『ずうのめ人形』電子書籍特典
などらきの首書き下ろし
ぜんしゅの跫(短編集)
  • 文庫本:2021年1月22日発売[8]、角川ホラー文庫、ISBN 978-4-04-109956-8
タイトル初出
怪と幽 vol.001』2019年4月
わたしの町のレイコさん『小説 野性時代』2017年9月号
鬼のうみたりければ『幽 vol.30』2018年12月
赤い学生服の女子『怪と幽 vol.004』2020年4月
ぜんしゅの跫書き下ろし
ばくうどの悪夢
  • 単行本:2022年11月2日発売[9]、KADOKAWA、ISBN 978-4-04-109878-3
さえづちの眼(中編集)
  • 文庫本:2023年3月22日発売[10]、角川ホラー文庫、ISBN 978-4-04-111736-1
タイトル初出
あの日の光は今も怪と幽 vol.002』2019年9月
母と怪と幽 vol.012』2023年1月
さえづちの眼書き下ろし
すみせごの贄(短編集)
  • 文庫本:2024年03月22日発売[11]、角川ホラー文庫、ISBN 978-4-04-113863-2
タイトル初出
たなわれしょうき怪と幽 vol.007』2021年5月
戸栗魅姫の仕事怪と幽 vol.006』2021年1月
火曜夕方の客怪と幽 vol.008』2021年9月
くろがねのわざ怪と幽 vol.013』2023年5月
とこよだけ怪と幽 vol.014』2023年9月
すみせごの贄怪と幽 vol.015』2024年1月

漫画

映画

第1作『ぼぎわんが、来る』が、『来る』のタイトルで2018年12月7日に公開[15]。監督は中島哲也、主演は岡田准一[15]

脚注

  1. 「ぼぎわんが、来る」 澤村伊智[文芸書] - KADOKAWA”. KADOKAWA. 2020年5月6日閲覧。
  2. 「ぼぎわんが、来る」 澤村伊智[角川ホラー文庫] - KADOKAWA”. KADOKAWA. 2020年5月6日閲覧。
  3. 「ずうのめ人形」 澤村伊智[文芸書] - KADOKAWA”. KADOKAWA. 2020年5月6日閲覧。
  4. 「ずうのめ人形」 澤村伊智[角川ホラー文庫] - KADOKAWA”. KADOKAWA. 2020年5月6日閲覧。
  5. 「ししりばの家」 澤村伊智[文芸書] - KADOKAWA”. KADOKAWA. 2020年5月6日閲覧。
  6. 「ししりばの家」 澤村伊智[角川ホラー文庫] - KADOKAWA”. KADOKAWA. 2020年5月6日閲覧。
  7. 「などらきの首」 澤村伊智[角川ホラー文庫] - KADOKAWA”. KADOKAWA. 2020年5月6日閲覧。
  8. 「ぜんしゅの跫」 澤村伊智[角川ホラー文庫] - KADOKAWA”. KADOKAWA. 2021年2月7日閲覧。
  9. 「ばくうどの悪夢」 澤村伊智[文芸書] - KADOKAWA”. KADOKAWA. 2022年12月2日閲覧。
  10. 「さえづちの眼」 澤村伊智[角川ホラー文庫] - KADOKAWA”. KADOKAWA. 2023年4月1日閲覧。
  11. 「すみせごの贄」 澤村伊智[角川ホラー文庫] - KADOKAWA”. KADOKAWA. 2024年3月31日閲覧。
  12. 「ぼぎわんが、来る 1」 川本貴裕[BRIDGE COMICS] - KADOKAWA”. KADOKAWA. 2020年5月6日閲覧。
  13. 「ぼぎわんが、来る 2」 川本貴裕[BRIDGE COMICS] - KADOKAWA”. KADOKAWA. 2020年5月6日閲覧。
  14. 「ぼぎわんが、来る 3」 川本貴裕[BRIDGE COMICS] - KADOKAWA”. KADOKAWA. 2020年5月6日閲覧。
  15. “岡田准一×中島哲也のホラー「来る」、共演に黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2018年2月12日). https://natalie.mu/eiga/news/269135 2020年5月6日閲覧。
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