箱館山スキー場

箱館山スキー場(はこだてやまスキーじょう)は、滋賀県高島市今津町日置前にあるスキー場である[1][2]びわこ箱館山愛称が使用されている[2][3][4]

箱館山スキー場
所在地 滋賀県高島市今津町日置前[1][2]
座標 北緯35度26分21.1秒 東経135度59分13.7秒
別名 びわこ箱館山[2][3][4]
所有者 株式会社箱館山
運営者 マックアース[5][6]
(2020年まで)
株式会社箱館山[7][8]
(2020年から)
開業日 1962年1月16日[9]
標高 690 m - 145 m
標高差 65 m
最長滑走距離 700 m
最大傾斜 38
コース数 10本
索道数 5本
人工降雪 あり[8][10]
公式サイト www.hakodateyama.com

運営はマックアースより会社分割した「株式会社箱館山」が行っている(後述)[7][8]

歴史

箱館山スキー場は、1935年2月に旧高島郡川上村においてスキー場が発見されたことがルーツとされる[11]1962年西武グループ近江鉄道が主体となり箱館山スキー場を開業[12]、近江鉄道は箱館山にリフトと46人乗りのロープウェイ(現在の箱館山ゴンドラの元)を設置した[10]1993年には人工降雪機、1999年にはロープウェイを廃止し8人乗りのゴンドラに置き換えた[5][10]湖西線開業前には、今津町がスキー客の増加を見込み、1968年日本国有鉄道(国鉄)と日本鉄道建設公団に「箱館山駅」(現在のマキノ駅付近)の開設を要望したが[13]、計画に盛り込まれることはなかった[14]

スキー場来場者の減少に伴い近江鉄道の運営は2006年度に終了し、2007年度に「ジェイ・マウンテンズ・グループ」へ譲渡[15]2010年度に高島市マキノ町の国境高原スノーパークで運営していたマックアースが引き継ぐことになった[6][16]。なお、2020年にマックアースは会社分割を行い、運営会社の「株式会社箱館山」を設立している[7]

コース

詳細は、公式サイトのゲレンデ紹介を参照。

  • 第2ゲレンデ
  • 第3ゲレンデ
  • 第4コース(A・C・D)
  • ICSゲレンデ(人工造雪機によるゲレンデ)
  • ちびっこゲレンデ
  • キッズワールド
  • クロスカントリーコース
  • 歩くスキースノーシューコース

ゴンドラ・リフト

ゴンドラ(夏季)

ゴンドラ

箱館山の山麓駅と山頂駅を結ぶゴンドラで「箱館山ゴンドラ」の愛称が付けられている[5][7]。ゴンドラはスキーシーズン以外でも運行される[5]

  • 全長(傾斜長):1323メートル[5]
  • 高低差:445メートル[5]
  • 最大勾配:35度[5]
  • 走行方式:単線自動循環式(時計回り[5]
  • 最高運転速度:5メートル毎秒[5]
  • 所要時間:4分30秒から6分30秒[5]
  • 搬器(ゴンドラ)
    • メーカー:CWA(1999年製)[5]
    • 定員:8人[5]

リフト

全長は国土交通省近畿運輸局への届出距離[17]太字は現在使用されているリフトを表す[17]

  • ペアリフト4基
    • 第2ロマンスA線(210m)
    • 第2ロマンスB線(210m)
    • 第3ロマンスリフト(203m)
    • 第4ロマンス(407m)
  • シングルリフト5基(すべて休止中)[17]
    • 第1・A線(189m)
    • 第1・B線(189m)
    • 第1C線(200m)
    • 第1D線(200m)
    • 第5(297m)

施設

ムスリムの観光客が増加していることから、山頂付近に祈りをささげることができる礼拝室が設置された[18]。また、レストランではハラールに対応した料理が提供される[18]

夏期秋期営業

びわこ箱館山ゆり園(撮影当時)

スキーゲレンデを利用して面積約5万400平方メートルのユリ園を造成し、スキーのオフシーズンに「びわこ箱館山ゆり園」を開園している[19]。2009年7月に開園した[20]。夏と秋には「箱館山コキアパーク」(名称は2020年以降未使用)を開園している。2020年に箱館山ゆり園をリニューアル。ペチュニアコキアを中心にした花畑とし、「びわこ箱館山」の名称をリニューアル開園日の同年7月18日より使用している[21][22]。なお、花畑への入場は有料となっている。

2018年には、標高630メートル地点に展望デッキ「びわ湖のみえる丘」がオープン[19][23]。同時に冬季営業する食堂を改修したパフェ専門店「LAMP」(ランプ)も営業を開始した[19][23][24]琵琶湖を一望できる景色と「LAMP」のランプ型パフェがInstagramでも話題になり、来場者数は2018年7月・8月の2か月間で前年同期より約1万3千人増となった[23]

アクセス

自動車
鉄道バス

脚注

  1. “滋賀)風鈴のよし小道お目見え 箱館山スキー場”. 朝日新聞デジタル. (2020年7月22日). オリジナルの2020年7月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200723033658/https://www.asahi.com/articles/ASN7P77BYN7KPTJB00J.html 2022年4月1日閲覧。
  2. “あかあか、ふわふわ ゲレンデに植えたコキア「紅葉」”. 京都新聞. (2021年10月13日). オリジナルの2021年10月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211014124456/https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/656555 2022年4月1日閲覧。
  3. “おうちまで飛べそう!琵琶湖見下ろす巨大ブランコ…高さ6m”. 読売新聞オンライン. (2021年8月12日). オリジナルの2021年8月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210812102525/https://www.yomiuri.co.jp/national/20210812-OYT1T50030/ 2022年4月1日閲覧。
  4. “赤くふわり コキア見頃・滋賀”. 産経ニュース. (2021年10月18日). https://www.sankei.com/article/20211018-3COLD55KHNMM7DEQBXRCUQXBQU/ 2022年4月1日閲覧。
  5. 中島信『絶景!日本全国ロープウェイ・ゴンドラ コンプリートガイド』扶桑社、2017年9月10日、144-145頁。ISBN 978-4-594-07781-5。
  6. 中国人が日本でスキーをやってみたいワケ 株式会社マックアース 執行役員・CEO室長 王芳氏”. WEDGE Infinity (2017年10月16日). 2022年4月1日閲覧。
  7. 鉄道要覧 2021, p. 375.
  8. “待っててねゲレンデ造り着々 箱館山スキー場24日オープン”. 中日新聞Web. (2021年12月11日). オリジナルの2021年12月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211211055421/https://www.chunichi.co.jp/article/381660 2022年4月1日閲覧。
  9. 2020年3月7日の公式ツイート
  10. 今津町 2001, p. 400.
  11. 今津町 2001, p. 310.
  12. 西武建設 スキー場一覧(インターネットアーカイブ)
  13. 今津町 2001, p. 416.
  14. 今津町 2001, p. 417.
  15. 広報たかしま 平成20年1月15日号 (PDF). 高島市企画部秘書広報課 (2008年1月15日). 2021年6月5日閲覧。
  16. みてねっと!ウィークリーニュース No.87”. 高島市政策部企画広報課 (2010年12月6日). 2021年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月1日閲覧。
  17. 鉄道要覧 2021, p. 444.
  18. スキー場山頂にイスラム教礼拝室 ムスリム客増で、ハラルも対応”. 京都新聞 (2019年9月5日). 2019年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月5日閲覧。
  19. “滋賀)色鮮やかなユリ開花 高島・箱館山”. 朝日新聞デジタル. (2018年6月30日). オリジナルの2019年8月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190813185622/https://www.asahi.com/articles/ASL6Y4F1JL6YPTJB00B.html 2021年6月5日閲覧。
  20. びわ湖高島観光ガイド びわこ箱館山 - びわ湖高島観光協会
  21. 箱館山ゆり園は『びわこ箱館山』へ名称を改め、7月18日(土)より ペチュニアやコキアの花畑を中心にリニューアルオープン!』(プレスリリース)株式会社箱館山、2020年7月17日https://www.atpress.ne.jp/news/2195232021年6月5日閲覧
  22. 100万輪の絶景~滋賀県高島市のスキー場”. 読売新聞オンライン (2020年8月24日). 2020年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月1日閲覧。
  23. インスタ映えで急上昇、「世界遺産より魅力」続々 滋賀で実感「SNS効果」”. SankeiBiz (2019年1月23日). 2022年4月1日閲覧。
  24. 滋賀でフォトジェニックなランプ型パフェ”. Lmaga.jp (2018年6月28日). 2022年4月1日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク

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