絹延橋

絹延橋(きぬのべばし)は、淀川水系の猪名川に架かるである[1][2][3]大阪府池田市木部町の最西部に位置する[4][5]

絹延橋

地図
基本情報
日本の旗 日本
所在地 大阪府池田市木部町
交差物件 猪名川
用途 道路橋
路線名 大阪府道112号絹延橋停車場線
座標 北緯34度50分2.1秒 東経135度25分26.7秒
構造諸元
全長 92.0 m
8.25 m
地図
絹延橋の位置
絹延橋の位置
絹延橋の位置
絹延橋の位置
絹延橋の位置
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
大阪府道112号標識

概要

橋の名称は、呉織と漢織が機を織り染色を行い、猪名川で水洗いをして、川原で絹を延べたという伝承に由来する[6][7]。橋の長さは 92.0 メートルであり、幅員は 8.25 メートルである[8][5]大阪府道112号絹延橋停車場線が通っている[5][9]。車線の数は、2車線である[10]。橋の中央付近には、張り出したスペースが作られており、石で造られた椅子が2台設置されている[11]。椅子には、帆掛け船をかたどったデザインが入れられている[11]。猪名川の河口から 11.6 キロメートルの地点に架橋されている[12]

西詰から 20 メートルほど西へ行くと、兵庫県との府県境があり(この県境は2010年の絹延橋の架替までは小川が流れており、「絹延小橋」が架かっていた。現在は暗渠となっている。)、そこから 30 メートルほど西へ行くと、川西市絹延町に位置する絹延橋駅がある[4]。およそ 700 メートルほど上流には、猪名川と余野川の合流点がある[12]。下流には、近い順に、新猪名川大橋、中橋、呉服橋、阪急宝塚線猪名川橋梁、猪名川第1橋梁、中国自動車道猪名川橋、軍行橋、桑津橋、神津大橋が架かっている[12][13]

由来

もともとは、簡素な木造の橋であった[14]。橋は、洪水が発生するたびに流失していたため、「流れ橋」と呼称されていた[14]。1922年(大正11年)5月には、細河村によって、長さ 42.5 メートル、幅 2 メートルの橋に架け替えられたが、半年も経たないうちに流されている[15][16]

1930年(昭和5年)に、橋の架け替え工事が着工され、1931年(昭和6年)10月7日に工事が完成され、同月9日に開通式が行われている[17][18][16]。橋脚がコンクリートで造られた橋であり、橋梁形式は、3径間連続非合成鈑桁橋、全長は 64.5 メートル、幅は 5.8 メートル、主桁間隔は 5.7 メートルであり、灯籠の形をした電灯が設けられていた[17][10][16]

2006年度(平成18年度)より、橋の架け替え工事が開始される[5]。この工事は、猪名川流域の河川改修事業にあわせて実施された[19]。2010年(平成22年)7月3日に、大阪府の池田土木事務所によって開通式が行われ、同月6日に供用が開始される[19]

交通アクセス・周辺

阪急電鉄池田駅からは、北へ 1.5 キロメートルほどのところにある[4]。北へ 800 メートルほど行ったところに、木部会館の他に、永興寺や紀部神宮などがある[4]。北へ 1.4 キロメートルほど行ったところに、JA大阪北部細河支店がある[4]。南へ 750 メートルほど行ったところに、いけだピアまるセンターがある[4]。西へ 220 メートルほど行ったところに、川西美園郵便局がある[20]。北西へ 550 メートルほど行ったところに、川西北保育所がある[20]

脚注

  1. 猪名川の秋の野草”. 国土交通省近畿地方整備局. 2019年11月29日閲覧。
  2. のせでんGWハイキング”. 能勢電鉄. 2019年11月29日閲覧。
  3. 平成30年度 猪名川河川事務所事業概要”. 国土交通省近畿地方整備局. 2019年11月29日閲覧。
  4. 池田市全図”. 大阪の住まい活性化フォーラム. 2019年11月29日閲覧。
  5. 絹延橋架け替え工事の紹介”. 大阪府. 2019年11月29日閲覧。
  6. 細河地域コミュニティニュース”. 池田市 (2019年1月1日). 2019年11月29日閲覧。
  7. 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, p. 24.
  8. 内部評価案件(事前評価)”. 大阪府. 2019年11月29日閲覧。
  9. 活力ある大阪を実現するための交通ネットワーク”. 大阪府. 2019年11月29日閲覧。
  10. 廣橋徹ほか. 80年間供用した絹延橋の健全性・耐荷力評価”. 公益社団法人 土木学会. 2019年11月29日閲覧。
  11. “池田市・絹延橋~川西市・鼓滝駅”. マチゴト 豊中 池田. (2011年8月25日). http://machigoto.jp/backnumber/pdf/27/B_27_1_1334059865.pdf 2019年11月24日閲覧。
  12. 猪名川河道掘削モニタリング計画”. 国土交通省 近畿地方整備局 猪名川河川事務所. 2019年11月29日閲覧。
  13. 河川保全利用参考資料(案)”. 国土交通省 近畿地方整備局. 2019年11月29日閲覧。
  14. 『新修 池田市史 近代編』 2009, p. 496.
  15. 『新修 池田市史 近代編』 2009, pp. 496, 497.
  16. 広報いけだ”. 池田市 (2007年12月1日). 2019年11月29日閲覧。
  17. 『新修 池田市史 近代編』 2009, p. 497.
  18. 平成22年度 交通道路施策のポイント”. 大阪府 都市整備部 交通道路室. 2019年11月29日閲覧。
  19. 広報 かわにし”. 川西市 (2010年8月). 2019年11月29日閲覧。
  20. 川西市防災マップ”. 川西市. 2019年11月29日閲覧。

参考文献

  • 池田市史編纂委員会(編集)『新修 池田市史 第3巻 近代編』池田市、2009年3月31日。
  • 室田卓雄『池田歴史散歩 地名と文化財』いけだ市民文化振興財団、1999年8月。
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