聖書解釈
歴史
アレキサンドリヤ学派
詳細は「寓喩的解釈」を参照
パンタイノス、クレメンス、オリゲネスらは寓喩的解釈を行った。プラトンの影響があるとされる[4]。
宗教改革以来プロテスタントでは否定的に見られることが多く、寓喩的解釈は原著者の真意を伝えるものではないとされることがある[5]。
アンテオケ学派
タルソのディオドロス、モプスエスティアのテオドロス、クリュソストモス。字義的、歴史的解釈を行った[5]。アリストテレスに依拠しているとされる[6]。ネストリオスとのつながりと東西分裂のために影響を失ったといわれている[5]。
アウグスティヌス
アウグスティヌスの聖書解釈には寓喩的解釈もあるが、字義的解釈もある。
宗教改革
宗教改革のプロテスタントは聖書のみを主張し、ローマ・カトリックの教会の教導権に対して、クリスチャンに「聖書を解釈する権利」があると主張した[7][8]。誰に聖書を解釈する権利があるかは宗教改革時代に議論された[9]。
ジャン・カルヴァン
詳細は「キリスト教綱要」を参照
ジャン・カルヴァンは主観的な聖書解釈を排除して、聖書の権威と、聖霊の解明を強調し、「著者がこう言うべきであるとわれわれが考えることを著者に押し付けるのではなく、著者が語っていることを著者に語らせるのが解釈者の第一の仕事である」と確信していた[5]。[10]
シュライエルマッハー
フリードリヒ・シュライエルマッハーは、感情の宗教を主張し、聖書を一般の書と同様に解釈した。
カール・バルト
詳細は「新正統主義」を参照
カール・バルトは聖書に客観的な権威を認めず、出会いの契機に神の言葉となるとし、キリスト論的に解釈する。バルトの影響を受けたW.フィッシャーは、『旧約聖書のキリスト証言』で、言語霊感と霊的解釈を否定している。[11]
脚注
- 新改訳聖書
- 新共同訳聖書
- 『岩波キリスト教辞典』p.642
- 『岩波キリスト教辞典』p.51、p.60
- 『新聖書辞典』p.687
- 『岩波キリスト教辞典』p.60
- 宇田進著『福音主義キリスト教と福音派』いのちのことば社
- マーティン・ロイドジョンズ『教会の権威』KGK
- アリスター・マクグラス『宗教改革の思想』教文館
- 『キリスト教綱要』
- 『旧約聖書神学事典』新教出版社
- 『現代福音主義神学』
- NCC大辞典 p.480
- 『神の啓示に関する教義憲章』第3章「聖書霊感と聖書解釈について」解説和田幹男
- 『教会における聖書の解釈』教皇庁聖書委員会
- 『聖書の権威』p.118
- バーナード・ラム『聖書解釈学概論』
- 『新聖書辞典』p.689
- バーナード・ラム『聖書解釈学概論』
- 榊原康夫『聖書読解術』
- 尾山令仁『聖書の権威』日本プロテスタント聖書信仰同盟
- 内田和彦『神の言葉である聖書』p.96
- マーティン・ロイドジョンズ『山上の説教』「霊的判断と識別」下巻p.286-302
- P.S.ヘスラム著『近代主義とキリスト教-アブラハム・カイパーの思想-』p.112-113,165、教文館 2002
参考文献
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