腹腔動脈
腹腔動脈 (ふくくうどうみゃく、coeliac ([ˈsiːli.æk]) artery, coeliac trunk, truncus coeliacus) は、腹大動脈の初めの部分にある主要な分枝である。長さは1.25 cmである。ヒトの胸椎12(T12)の大動脈から分枝し、腹大動脈にある3つの前/中分枝の1つである(他の2つは上腸間膜動脈と下腸間膜動脈)。
| 腹腔動脈 | |
|---|---|
![]() 腹腔動脈と分枝(腹腔動脈は中央に位置している) | |
![]() 胴体の主要な器官の表面投影図。腹腔動脈は中央に示されている。 | |
| 概要 | |
| 由来 | 卵黄動脈 |
| 供給源 | 腹大動脈 |
| 分岐 |
左胃動脈 総肝動脈 脾動脈 |
| 表記・識別 | |
| ラテン語 | Truncus coeliacus, arteria coeliaca |
| MeSH | D002445 |
| グレイ解剖学 | p.603 |
| TA | A12.2.12.012 |
| FMA | 50737 |
| 解剖学用語 | |
構造
3つの主要な区分に分けられ、さらにそれぞれが名前の付いた分枝に分かれる。
| 動脈 | 分枝 |
| 左胃動脈 | 食道枝、胃枝 |
| 総肝動脈 | 固有肝動脈、右胃動脈、胃十二指腸動脈 |
| 脾動脈 | 後膵動脈、短胃動脈、左胃大網動脈、大膵動脈 |
腹腔動脈が下腎動脈を生じさせることもある。
機能
腹腔動脈は、肝臓、胃、腹部食道、脾臓、および十二指腸と膵臓の上半分へ酸素を加えた血液を供給する。これらの構造は胚における前腸に対応する(同様に上腸間膜動脈と下腸間膜動脈はそれぞれ胚における中腸と後腸から生じる構造を持つ。これらの腹大動脈の3つの前枝ははっきりしており互いに代用することはできないが、終枝の間には限られた接続しかないことに注意
腸の他の主要な動脈との相互接続では灌流を維持するのに十分ではないため、腹腔動脈は血液のなくてはならない供給源である。よって生体内で安全に結紮することはできず、腹腔動脈を遮断することは供給している構造の壊死につながる。
画像
腹部および骨盤の血管のCTスキャンのアニメーテッドボリュームレンダリング
消化管の腹腔部とその原始・総腸間膜への付着。6週間のヒトの胚。
背面からの膵臓と十二指腸
膵臓と脾臓周りの動脈と静脈
関連項目
- 腹腔動脈圧迫症候群
外部リンク
- Anatomy figure: 38:01-09 at Human Anatomy Online, SUNY Downstate Medical Center - "Branches of the celiac trunk."
- Anatomy figure: 40:05-01 at Human Anatomy Online, SUNY Downstate Medical Center - "Parietal and visceral branches of the abdominal aorta."
- celiactrunk at The Anatomy Lesson by Wesley Norman (Georgetown University)
- MedEd at Loyola Radio/curriculum/Vascular/hema144A.jpg
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