船通山のイチイ
船通山のイチイ(せんつうざんのいちい)は、鳥取県日南町大字上萩山にある巨大なイチイの古木である。国の天然記念物に指定され、比婆道後帝釈国定公園内にある。

船通山のイチイ
概要

平成23年の雪害で傷んだイチイ

船通山のイチイ遠景
鳥取県と島根県境である船通山の鳥取県側の九合目付近の風衝地帯にある[1]。樹齢2000年[2]と伝えられ古くから神木として大切にして保護されてきた経過がある。
標高1000m前後の高山に位置しているため、このイチイの枝は風雪の影響を大きく受けており、山の斜面に沿って山肌を這うように枝が平面に広がっているのが特徴である。
船通山は大正時代から昭和初期頃にかけて、日南町(旧山上村神三所神社の・教およびであった内藤岩雄氏が中心となりヤマタノオロチ伝説の残る当山を含めた近隣区域の神域の宣揚を行った場所であった。内藤岩雄氏は神話伝承の残る船通山の頂上付近にイチイの古木が存在していたという事から、イチイの自生地を含めた山頂周辺の土地を自ら購入し伐採が行われないようにしたのが保護活動の始まりだった。その後、内藤氏は昭和20年に死去されたが啓発活動が認められ、昭和32年7月27日に国の天然記念物に指定された[3]。
なお、平成23年12月から1月にかけての雪害によって上部に伸びる主幹が折れるなどの被害に遭遇した。
交通・アクセス
船通山のイチイの位置
脚注
- 日南町文化財保護審議会『日南町の文化財』日南町教育委員会、1987年3月、7頁。
- 鳥取県教育委員会社会教育課『鳥取県文化財調査報告書第二・三集』鳥取県教育委員会社会教育課、1962年3月、114頁。
- 鳥取県教育委員会文化財課『鳥取県の文化財』鳥取県文化財保存協会、1985年10月15日、34頁。
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