虹、結

虹、結』(にじ、ゆい)は、2024年公開予定の日本映画。本作は、風が通り抜ける道[1]』のスピンオフ作品となり、『風が通り抜ける道』本編内で、監督/脚本の田中壱征[2][3][4]が、人物設定に入れた一人に、沖縄に移住して恩納村で働く月皐(つきさつき)がいる。 その月皐にスポットを当てたスピンオフ作品「虹、結[5]」を、田中壱征総指揮の元、『風が通り抜ける道』で助監督を勤めた大原誠弍[6]が、脚本/監督を手がけた作品である。

概要

大阪出身の月皐(つきさつき)が、沖縄のカフェで働く事になる経緯を描いた作品。
見えない場所からも想ってる人が沢山いる事を「虹」、助け合い・想いやりの精神を沖縄の文化であるゆいまーるから「結」とし、「虹、結」と題して作成した。

舞台は東京静岡愛知滋賀大阪兵庫沖縄の7都市であり、それぞれ所縁の俳優を起用して撮影を行う。一部に、皐が出演する「風が通り抜ける道」と同じシーンが存在するが、皐を主体とした編集を行っており、双方を見て楽しめる仕掛けになっている。

あらすじ

自分の意見を伝えるたびに家族が壊れていく事に耐えられなくなった皐(さつき)は、大阪の実家を離れ、東京で働いていた。周りの意見に従うだけの生き方に、世間の風は冷たく吹き付けた。

自分にも、周りの言葉にも閉塞的になる皐。偶然、沖縄人と結婚した幼馴染と再会すると、ぬくもりを求める様に沖縄へ旅立つ。一人で過ごすだけの皐は、海の先を見続けた。

移住者たちに紹介されたウチナーのおばあが、皐の魂に問いかける。「好きだから、怖いんでしょ?」

勇気と想いを胸に、皐は大阪へ戻った。

キャスト

  • 月家
    • 月皐(つきさつき) : 髙木七海- 本作の主人公。東京で働く大阪出身者。その後、沖縄で働くことを決める。
    • 月幸蔵(つきこうぞう):海道力也[7] - 本作のもう一人の主人公。皐を厳しく育てた事が原因で、皐の心が離れた事に悩む。
    • 月美里(つきみさと): 中野良美 - 幸蔵の後妻。皐が思春期の頃に嫁いだため、受け入れらず、幸蔵が荒んだ後も寄り添う。
  • 東京編
    • 勝村正彦(かつむらまさひこ):春風亭昇太 - 皐が務める会社の課長。裏表があり、自分の地位と権威を守る反面、女性にだらしない。
    • 鳥山茜(とりやまあかね):鈴木タカラ - 皐が務める会社の主任。礼節や身だしなみに厳しく、教育に熱心。
    • 近藤もえ(こんどうもえ):森由佳 - 会社の同僚。3高の男性と出会う事を目標に、皐や大迫をたぶらかす。
    • 大迫遥(おおさこはるか):小槙まこ - 会社の同僚。近藤の話に乗り、甘い汁をすすろうとする。
    • 池畑隆二(いけはたりゅうじ):高橋しろう- 会社の上司。女性には女性の仕事をさせようと、ひと昔の考え方を持つ。
    • 町田愛梨(まちだあいり):藍星良 - 会社の後輩。自分の信念を行動に移す。アイドル活動をしたり、自分の主張を口に出す。
    • 川村晶子(かわむらあきこ):藤田あずさ - 会社の後輩。会社のルールに適応することに披露している。町田の考え方に憧れている。
    • 山内万里(やまうちまり):木嶋愛理奈 - 会社の受付嬢。社内の情報通であり、定時にしっかり帰宅する。
    • 磯田毅(いそだつよし):藤島源寛 - 会社の総務部長。皐の勤務態度、社内問題に困惑する。
    • 峰岸洋平(みねぎしようへい):熊野仁 - 会社の総務課長。皐の助けになりたいと伝える。
  • 静岡編
    • 霧島幸之助(きりしまこうのすけ):市山貴章 - 政治家。政治活動をする一方で、家族を蔑ろにしてしまう。
    • 霧島武流(きりしまたける):米﨑亮[8] - 放浪者。幸之助の息子。親を反面教師に思い、愛を求める。
  • 大阪編
    • 新垣香澄(あらがきかすみ):佐々木綾香 - 皐の幼馴染。幼少期の虐めが原因で暗くなっていたが、将司と出会い、明るくなる。
    • 新垣将司(あらがきまさし):福地清 - 香澄の旦那。大正区出身の沖縄人。皐を温かく、迎え入れる。
    • 新垣幸子(あらがきさちこ):森本くるみ - 香澄の娘。両親の愛に恵まれ育つ。皐の愛称「さっちゃん」から、幸子と名づけられる。
    • 内藤貴美子(ないとうきみこ):茅原衣里 - 皐の高校の同級生。念願の飲食店経営開始のおり、皐に同窓会を提案する。
    • 貫井杏子(ぬくいきょうこ):谷利沙紀 - 皐の高校の同級生。容姿のコンプレックスがあったが、結婚したことを報告する。
    • 藤美紀(ふじみき):雨音テン - 皐の高校の同級生。内藤の開店、貫井の結婚に焦り、皐には負けまいと僻む。
    • 内藤大地(ないとうだいち):伊藤兼氏朗 - 貴美子の兄。飲食店を手伝う。妹の交友関係に憧れ、話に入ってくる。
    • 金城信吾(きんじょうしんご):けーすけ - 月家の近所のおじさん。大正区出身。荒んだ幸蔵を心配して、様子を伺いに訪れる。
    • 思春期の皐(さつき):島田愛梨珠 - 厳しい躾も父親の笑顔を見るために頑張ってきたが、美里との再婚を機に反発し始める。
    • じいじ:尻無濱洋一 - 皐の母方の祖父。可愛い孫の皐と公演で遊びに連れていく。
    • ばあば:西村トシコ - 皐の母方の祖母。幸蔵の行き過ぎる躾を正そうと、意見する。
  • 彦根編
    • 幼少期の皐(さつき) :田坪華蓮 - 母親が亡くなった後も、父親に躾られて育つ。
    • ひこにゃん:ひこにゃん - 彦根城の警備をしている。
    • 和田和利:和田裕行 - 彦根城の受付係。
    • 表宗久:北川元気 - 彦根城の案内係。
  • 沖縄編
    • 宿屋マスター:藤川学 - 石鹸マスターでもあり、朗らかで優しく宿泊者を包む。
    • 宿屋女将:藤川光代 - 京都出身の沖縄移住者。皐の心を読み取り、元気をつける。
    • 島袋忠雄(しまぶくろただお):岸本尚泰 - 金武町在住の移住者。世界平和を掲げ、身近な人に手を差し伸べる。
    • 島袋明子(しまぶくろあきこ):犬養憲子 - 金武町在住の移住者。皐の心を受け止め、成長を望む。
    • おばあ:仲田幸子- 忠雄の祖母。戦争経験者。皐に父親との関係を修復することを勧める。
    • おばあの娘:仲田まさえ - 忠雄の妹。おばあと共に、皐の応援をする。
    • 上原亮太(うえはらりょうた):ひーぷー - カフェ店長。皐の真剣さと心を受け入れ、店員として雇う。
    • 宮城勝男(みやぎかつお):TOMOKI - カフェ店員。女性好きで、皐が就職した後はアプローチをかけ続ける。
    • 真栄田剛典(まえだたけのり):光永光 - カフェ客。酔っぱらった勢いで、ナイチャーへの暴言を吐く。

スタッフ

  • 監督・脚本・編集 – 大原誠弍
  • 脚本(風が通り抜ける道シーン)-田中壱征
  • 製作指揮 – 田中壱征
  • 撮影・照明 – 田宮健彦、三笠大地
  • 撮影・照明 - 野田雅之(映画「風が通り抜ける道」本編撮影)
  • 録音 – 松本真輝、大坪雅幸、河内晴大
  • ヘアメイク - 高橋由香利、冨田允貞、新垣文望
  • キャスティング協力 - 普天間伊織
  • 整音 - 出口藍子、大水玲奈
  • 音楽提供 - Shifo
  • タイトル - 若井佳奈子
  • 制作 - 山田順子、中野良美
  • スペシャルサンクス –小野寺丈、光永勇
  • 製作 - 株式会社CREATE-Links、株式会社FEEL PICTURES
  • 配給 – 株式会社FEEL PICTURES

主題歌・挿入歌

主題歌
「果てない未来」 唄:HANNA、作曲:佐藤政志/作詞:櫁谷あかり
挿入歌
「灯り」 唄:田中龍志、作曲:光永亮太/作詞:田中龍志
「あなたには守ったものがある」唄:Shifo、作詞:康珍化 作曲:都志見隆 
「オキナワのともだち」唄:Shifo、作詞:康珍化 作曲:都志見隆 
「どっちでも不思議」唄:Shifo、作詞:クーペ 作曲:Shifo 
「Can be anything!」唄:Can☆dols、作詞:藍星良 作曲:白土とおる 

脚注

  1. 「風が通り抜ける道」・・沖縄、すべての愛が存在する島”. 島ぜんぶでお〜きな祭 (2023年4月15日). 2023年4月15日閲覧。
  2. 映画「風が通り抜ける道」田中壱征監督がBEST FILMS AWARD賞を受章”. 楽天infoseek (2023年5月27日). 2023年5月27日閲覧。
  3. 自分の居場所を求めて動き続けよう〜 田中壱征監督インタビュー〜”. 三菱UFJグループ公式サイト優遊自適 (2023年8月12日). 2023年8月12日閲覧。
  4. 2歳で両親がいなくなり祖父母に育てられた映画監督「田中壱征」 壮絶人生で培われた”生きる希望””. AERAdot (2023年8月22日). 2023年8月22日閲覧。
  5. 「虹、結」”. 虹、結 (2023年4月15日). 2024年2月10日閲覧。
  6. 「大原誠弍」”. 大原誠弍 (2023年4月15日). 2024年2月10日閲覧。
  7. 海道力也”. ハーモニック (2023年8月14日). 2023年8月14日閲覧。
  8. "米﨑亮”. 米﨑亮. 2023年9月2日閲覧。

外部リンク

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