西田晴夫
概要
「最後の仕手筋」と呼ばれた相場師である[1]。西田グループの扱う株は「N銘柄」「西田銘柄」といわれ[1]、証券市場を騒がせ続けた。
西田の経歴は謎に包まれている部分が多い。豪農の三男として生まれ[1]、1973年から1987年まで大阪府守口市で市職員として働いていた。株の世界に入るきっかけは、最初の妻が癌になり、その治療費や入院費を稼ぐためだったという[1]。相場師として活動するようになってからは、水面下で仕手戦の指揮を執った。仕手の痕跡を残すことを極端に嫌い、証券口座は側近名義、ホテルの宿泊も偽名だったという[1]。
西田の仕手筋の中でも、特に有名なのは、1999年にダイアモンド卸売の宝林(現在のサハダイヤモンド)の株を大量に入手し、私募CBを発行するなどの方法で株価を100円台から2500円にまで急騰させた事件である[1]。その他、アイビーダイワ、ボディソニック、キムラタン、YOZAN、クオンツなどに関与したとされる[2]。
無類の女好きとしても知られ、口説き落とした愛人にマンションを買い与えたうえ、法外な生活費を渡すなど、羽振りのよさでも知られていた[1]。
2007年10月、英会話教室NOVA(猿橋望前社長当時)の第三者割当増資(新株予約権)に絡み、西田の暗躍が取り沙汰された[2][3]。この増資計画発表から2日後、西田は後述の株価操作容疑で逮捕され、猿橋は関与を否定するも解任された[3]。
参考文献
- 『読売新聞』2007年10月20日朝刊
- 『敬天新聞』2007年10月13日オンライン版
- 『産経ニュース』2007年10月13日オンライン版
- 松本弘樹『共生者・株式市場の黒幕とヤクザマネー』宝島社、2008年10月。 ISBN 4796663304
- 有森隆『脱法企業 闇の連鎖』講談社、2007年10月。 ISBN 4062811413
関連項目
脚注
- 株と女の「口説き魔」西田晴夫ついに死す、FACTA、2011年6月号、2014年9月5日閲覧
- “大物仕手筋・西田晴夫と代議士Dのただならぬ関係”. FACTA ONLINE. 2022年11月14日閲覧。
- “NOVA株にも「大物仕手筋」関与の疑い - NOVA経営破綻”. www.asahi.com. 朝日新聞. 2022年11月14日閲覧。
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