鏡 (ラヴェル)
構成
全曲で約30分である。各曲が単独で演奏されることもしばしば行われており、とりわけ第4曲「道化師の朝の歌」は演奏の機会が多い。各曲は、それぞれラヴェルが所属していた「アパッシュ」のメンバーに献呈されている。
- 蛾(Noctuelles):詩人のレオン=ポール・ファルグに献呈。クロスリズムが目立つ曲で、曲名である蛾は娼婦を暗示していると考えられる。
- 悲しげな鳥たち(Oiseaux tristes):初演者リカルド・ビニェスに献呈。
- 海原の小舟(Une barque sur l'océan):画家のポール・ソルドに献呈。
- 道化師の朝の歌(Alborada del gracioso):批評家のミシェル・ディミトリー・カルヴォコレッシに献呈。この曲のみスペイン語の題名。他はフランス語。
- 鐘の谷(La vallée des cloches):作曲家のモーリス・ドラージュに献呈。
管弦楽版
第3曲「海原の小舟」と第4曲「道化師の朝の歌」は作曲者自身によって管弦楽編曲が行われている。本人は前者の出来を好んでいたが、余り評判がよくなかったため封印してしまった。出版が彼の死後になったのはそのためである。
海原の小舟
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