満佐須計装束抄
満佐須計装束抄(雅亮装束抄)(まさすけしょうぞくしょう)は、平安時代末期に成立した仮名文の平安装束の有職故実書。作者は源雅亮。「満佐須計」の表記は「まさすけ」という仮名の字母を万葉仮名で表記したに過ぎない。
概要
鎌倉時代の『後照念院殿装束抄』には『雅抄』として引用があり、室町時代中期の『蛙鈔』には『徳大寺家装束抄』として引用がある。これらの内容はいずれも流布の3巻本に含まれている。特に後者には3巻本にもある亮行の裏書の引用も含まれている。
写本の系統
現在残っている写本には大きくわけて2つの系統がある。
備考
江戸時代の元禄-正徳年間に活躍した公家で有職家の野宮定基は、源雅亮の著ということを疑っているが、積極的にこれを否定する理由は無い。内容をみても、平安後期以降「装束師」として装束の専門知識をもつ中級貴族が携わった、五節の童女や下仕の装束の記事がくわしいなど、雅亮の人物像に合っている。
参考文献
- 雅亮装束抄考証--高倉文化研究所蔵雅亮装束抄の出現を中心として--付・翻刻 / 宇都宮 千郁 中古文学. (通号 56) [1995.11]
- 仮名装束抄と源雅亮 (岩橋小弥太博士追悼号) / 鈴木 敬三 國學院雜誌. 80(11) [1979.11]
外部リンク
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