雨夜譚
『雨夜譚(あまよがたり)』は渋沢栄一の自伝。 明治20年(1887)に門弟たちに前半生を語った記録である。
『青淵先生六十年史』[1]内に、「此書ハ先生子弟ノ請ニヨリ明治二十年深川福住町ノ邸ニ於テ幼時ヨリ明治六年退官マテノ経歴ヲ談話セラレタルヲ筆記シタルモノナリ」と、執筆由来が記されている。
出版史
内容
各巻内の見出しは岩波文庫版による [注 1]。
巻之一
巻之二
巻之三
- 幕府出仕
- 1866年 慶喜が将軍になり、栄一は幕臣になる。陸軍奉行支配調役。
- 外国行
- 1867年 徳川昭武に従いパリ万国博覧会 (1867年)に行く。博覧会の後にスイス、オランダ、ベルギー、イタリア、イギリスを見学。
巻之四
『雨夜譚』以後の渋沢
1873年(明治6年、渋沢33歳)に民間実業家になってからの渋沢の業績は『雨夜譚』からは知ることはできない。後半生の回顧録としては『青淵回顧録』(小貫修一郎編著 青淵回顧録刊行会 1927)などがある。
雨夜譚会談話筆記
『雨夜譚会談話筆記』とは、渋沢栄一の嫡孫渋沢敬三が主唱し、大正15年(1926)10月15日から昭和5年(1930)7月8日まで31回にわたり、栄一の回想を聞いてまとめたもの。名を明治20年の談話録『雨夜譚』からとっているが、子弟に対する談話である以外に共通点はない。 直接伝記をまとめるためではなく、後世のための資料を残す目的だった。
『渋沢栄一伝記資料 別巻第5』 (渋沢栄一伝記資料刊行会 1968)内に収録されている。 / デジタル版渋沢栄一伝記資料 57巻8章 雨夜譚会 も参照。
主な新版
脚注
注釈
- 『雨夜譚』は『青淵百話』[4]の88-100話目にも引用され、その時の見出しが岩波文庫に使われた。
出典
- 竜門社編 青淵先生六十年史:一名近世事業発達史 竜門社 1900(国立国会図書館デジタルコレクション) pp.52-467に『雨夜譚』の引用あり。
- 渋沢青淵記念財団竜門社編 渋沢栄一伝記資料 別巻第5:講演・談話1 渋沢青淵記念財団竜門社 1968
- / 渋沢栄一述 長幸男校注 雨夜譚 岩波書店 1984
- 渋沢栄一 青淵百話 同文館 1912(国立国会図書館デジタルコレクション)
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.