面霊気
概要
石燕による解説文には「聖徳太子の時、秦の川勝あまたの仮面を製せしよし。かく生けるがごとくなるは、川勝のたくめる仮面にやあらんと、夢心におもひぬ。」とある。泰河勝(はたのかわかつ)は飛鳥時代の人物で、能・狂言の原型となった芸能・「申楽」の始祖であるという伝説を持つ。そのような、面を使う芸能とゆかりのある秦河勝の作った面がこの「面霊気」であろうかと石燕は述べている[1][2]。
昭和・平成以降の解説
古くなった面の化けたもので夜になると動き出す[6]、優れた作品の面が古くなって魂を宿した付喪神(器物が変化した妖怪)であり、持ち主に対して大切に扱ってくれるよう頼む[7]などの解説がある。
脚注
- 高田衛監修 著、稲田篤信、田中直日 編『鳥山石燕 画図百鬼夜行』国書刊行会、1992年、310頁。ISBN 978-4-336-03386-4。
- 村上健司編著『妖怪事典』毎日新聞社、2000年、329頁。ISBN 978-4-620-31428-0。
- 高木敏雄『日本神話物語』服部書店、1911年、191-192頁。
- 島津久基『国民伝説類聚』大岡山書店、1933年、168頁。
- 西野春雄、羽田昶『能・狂言事典』平凡社、1987年、ISBN 4-582-12608-1、257頁。
- 水木しげる『決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様』講談社〈講談社文庫〉、2014年、705頁。ISBN 978-4-06-277602-8。
- 多田克己『幻想世界の住人たち IV 日本編』新紀元社〈Truth in fantasy〉、1990年、303頁。ISBN 978-4-915146-44-2。
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