ティーニシチェ・ナド・オルリチー - メジムニェスチー線

別名ティーニシチェ・ナド・オルリチー - メジムニェスチー線(チェコ語: Železniční trať Týniště nad Orlicí – Meziměstí)は、チェコ国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は、ヴァーツラヴィツェ以南が026、以北が027。なお本頁では、同じく026号線の一部として扱われている、ヴェルキー・オセク - ホツェニ線のティーニシチェ以南や、オポチノ・ポド・オルリツキーミ・ホラミ - ドブルシカ線についても取り扱う。

チェコ国鉄
路線番号026
路線総延長82 km
軌間1435 mm
最大勾配 15 パーミル
最高速度90 km/h

1875年から1876年にかけて、オーストリア国有鉄道の路線として開業した[1]。オポチノ - ドブルシカ間は、1908年に帝立王立国有鉄道の路線として開業した[2]。元々、オーストリア・チェコとポーランドのシロンスク地方を結ぶ路線として建設されたが、現在はナーホド郡内のローカル輸送が中心である。なお、2020年以前は、ティーニシチェ以南の路線番号は020で、ドブルシカ方面の支線の路線番号は028であった。

歴史

路線番号の変遷

  • 2020年以前:
    020 ホツェニ - ティーニシチェ
    026 ティーニシチェ - ヴァーツラヴィツェ、スタルコチ - ヴァーツラヴィツェ - ブロウモフ
    028 オポチノ - ドブルシカ
  • 2021年以降:
    026 ホツェニ - ティーニシチェ - ヴァーツラヴィツェ - ナーホド、オポチノ - ドブルシカ
    027 スタルコチ - ヴァーツラヴィツェ - ナーホド - ブロウモフ

運行形態[3]

快速「スピェシニー(Sp)」

ヴァーツラヴィツェを境に系統が分かれる。

  • ホツェニ - ティーニシチェ - ナーホド ( - フロノフ)
    一日5往復運行する。チェルムナーは半数が停車する。2023年度の冬・春に限り、ヴァーツラヴィツェは南行のみ停車となる。南行1本が、2023年夏以降は一日2.5往復がフロノフ発着となる。
    過去の運行形態
    2019年以前は一日3往復の運行で、また一部はトルトノフやメジムニェスチー発着であった。春・夏にアドルシパフまで延伸される列車があり、この春・夏の列車にはオスタシ、スカーリの愛称名がつけられていた。また、ヴァーツラヴィツェには全列車停車していた。
    2020年度に、春・夏を除きフロノフまで短縮された。
    2022年度は、全列車ナーホドまで短縮された他、ヴァーツラヴィツェ通過の列車が設定された。
    2023年度に、南行1本のみフロノフまで延長。夏以降は一日2.5往復がフロノフ発着となる。

  • ティーニシチェ → ホツェニ
    平日のみ一日1本の運行。チェルムナーにも停車する。
    過去の運行形態
    2019年以前は一日4.5往復の運行で、ティーニシチェ以西021号線のフラデツ方面に直通していた。早朝のホツェニ行片道1本を除き、ティーニシチェ - ホツェニ間の各駅に停車していた。
    2019年末に、一日3往復(チェルムナー以南は2往復)に減便された。
    2021年末に、快速運転するホツェニ行片道1本はティーニシチェ始発に短縮された。他は全て普通に格下げされた他、多くはナーホド方面に直通する様になった。

  • ドブロショフ号: フラデツ・クラーロヴェー - ヴァーツラヴィツェ - メジムニェスチー ( ← ブロウモフ )
    平日のみ運行。一日1往復が運行している。ヴァーツラヴィツェ以南は033号線に直通する。他のフラデツ発着便と異なり、ルプレフチツェ、ヒンチツェ、オリヴェチーンを通過する。南行に限りビェロヴェスも通過する。
    過去の運行状況
    2016年末に、特急として運行を開始した。当時は週6日の運行で、上下ともメジムニェスチー発着、メトゥイェにも停車していた。ビェロヴェスは通過していた。
    2019年度に限り、「フラデチャン」の愛称名であった。
    2019年末に、快速に格下げとなった。平日のみの運行となり、南行のみブロウモフ始発となった他、メトゥイェは通過となった。
    2022年度より、北行もブロウモフ行となった。
    2024年度より、北行がビェロヴェス停車となった。

  • フラデツ・クラーロヴェー - スタルコチ - ヴァーツラヴィツェ - ブロウモフ
    2時間ヘッドで運行する。半数程度の駅に停車する。スタルコチで032号線の快速に併結され、フラデツ・クラーロヴェーまで直通する。
    過去の運行状況
    2019年以前は、スタルコチ発着であった。また、フロノフ停留所とブルジェゾヴァーにも停車していた他、ビェロヴェスを通過していた。ヂェドフは全列車通過であった。
    2019年末に、北行に限りメトゥイェ停車、ブルジェゾヴァー通過となった。
    2020年末に、032号線快速に併結される形でフラデツまで延伸となった。また、フロノフ停留所、メルイェ、ブルジェゾヴァーは全て通過となった。
    2023年度より、ビェロヴェス停車となった。また、休日の北行1本に限りヂェドフ停車となった。
    2024年度より、平日も含めて、北行一日1本がヂェドフ停車となった。

  • スタルコチ - ヴァーツラヴィツェ - ブロウモフ
    2時間ヘッドで運行する。この区間は普通列車が少ないため、一部の利用客の少ない駅のみを通過しほぼ各駅に停車する。スタルコチで032号線のプラハ方面特急と接続する。
    2019年以前は、フロノフ停留所とブルジェゾヴァーを通過していた。2020,21年度は、フロノフ停留所に加え、北行はメトゥイェを、南行はブルジェゾヴァーを通過していた。
  • 過去の運行系統
    • ホツェニ → ティーニシチェ → ヴァーツラヴィツェ → トルトノフ
    • ホツェニ ← ティーニシチェ ← メジムニェスチー
      それぞれ片道1本ずつ運行していた。トルトノフ行の列車は、ヴァーツラヴィツェから033号線、032号線に乗り入れていた。2019年末にナーホド、フロノフ発着に変更された。
    • オスタシ号: ホツェニ - ティーニシチェ - テプリツェ - アドルシパフ 【春・夏のみ毎日運行】
    • スカーリ号: ホツェニ - ティーニシチェ - テプリツェ - アドルシパフ 【春・夏のみ土曜・休日運行】
      2021年以前、季節限定で、平日は一日1往復、休日は一日2往復運行していた。テプリツェから047号線のアドルシパフまで直通していた。秋・冬は、ナーホド、フロノフ発着で運行していた。フロノフ以北各駅に停車していた。

普通(026号線)

  • ホツェニ - ティーニシチェ ( - リフノフ)
    概ね2時間に1本の運行。平日は3割程度がナーホド、フロノフ方面にも直通し、休日は原則021号線のリフノフ方面直通となる。
    2020年以前は、大部分が021号線のフラデツ方面に直通していた。2021年度は現在に近い運行形態だが、休日もティーニシチェ発着が大多数であった。
  • ティーニシチェ - ナーホド ( - フロノフ)
    3時間に1本程度運行するのが基本。平日の半数程度がホツェニまで直通するが、021号線直通列車もある。平日のみ2.5往復がフロノフまで直通する。
    過去の運行形態
    2019年以前は、1〜4時間と間隔がばらばらで、平均2時間に1本程度の運行であった。また、多くが021号線に直通していた。
    2019年末に、運行間隔が均等化され、概ね3時間に1本の本数となった。
    2020年末に、021号線が削減され、半数程度がホツェニに乗り入れる様になった。

  • (ホツェニ → ) ティーニシチェ - オポチノ - ドブルシカ 【夏季を除く平日運行】
    平日のみ、一日1往復の運行。
    2023年度以前は、上りのティーニシチェ行がオチェリツェを通過していた。
  • ドブルシカ - オポチノ - ナーホド ( → メジムニェスチー ) 【夏季を除く平日運行】
    平日のみ、一日1往復の運行。北行は、オポチノ - ノヴェー・ムニェスト間ノンストップとなる。
    2020年末に運行を開始した。

普通(027号線)

  • スタルコチ - ヴァーツラヴィツェ
    1時間ヘッドで運行されている。上下とも、スタルコチで032号線のトルトノフ方面、ヴァーツラヴィツェで026号線のティーニシチェ方面およびナーホド方面普通に接続する。なお、一部はヴァーツラヴィツェ以北や032号線に直通する。
  • (レトフラド/スタルコチ - ) ナーホド - メジムニェスチー ( - ブロウモフ)
    一日あたり平日2往復(上記ドブルシカ発含む)、休日はスタルコチ発メジムニェスチー行の片道1本のみの運行。これらの区間では、本数の多い快速が事実上のローカル輸送を担っている。マレー・ポルジーチー、ヂェドフとも、一日1往復に限り停車する。
    過去の運行形態
    2017年以前は、一日あたり平日2往復、休日1往復の運行であった。また、ボフダシーンにも一部を除き停車していた。マレー・ポルジーチーには、フロノフ以南の区間運転列車を含め、一日2.5往復が停車していた。ヂェドフにも2往復が停車していた。ブロウモフへは、金曜日の南行週1本のみが乗り入れていた。
    2018,19年は、平日2.5往復、休日片道1本の運行であった。
    2020年度より、平日2往復、休日片道1本の運行となった。
    2023年度より、ボフダシーン通過となった。
    2024年度より、マレー・ポルジーチー、ヂェドフとも、停車列車が平日のみ一日1往復に削減された。また、ブロウモフへ金曜日1往復、土曜日北行1本が乗り入れる様になった。

  • アドルシパフ - テプリツェ - メジムニェスチー - ヴロツワフ 【夏季の土曜・休日運行】
    夏季の土曜・休日限定で、一日2往復の運行。テプリツェ - メジムニェスチー間ノンストップ。テプリツェ以南は047号線に、メジムニェスチー以北はポーランド国鉄M206号線に直通する。GW Train Regio社が運行する。
    2024年運行開始予定。
  • アドルシパフ - テプリツェ - メジムニェスチー 【夏季運行】
    夏季限定で、一日1往復の運行。春季も土曜・休日は運行する。テプリツェ - メジムニェスチー間ノンストップ。テプリツェ以南は047号線に直通する。
    過去の運行形態
    2022年度に、アドルシパフ - メジムニェスチー間で一日1往復の運行を開始した。
    2023年度より、チェコ鉄道での運行となった。

  • メジムニェスチー - ブロウモフ
    早朝・深夜中心に、一日1.5往復(平日の場合)の運行。
    2019年以前は、一日3.5往復運行していた。2020-22年度は一日2往復の運行であった。
  • 過去の運行系統
    • アドルシパフ - テプリツェ - メジムニェスチー - ヴァウブジフ/ヴロツワフ 【春・夏の休日運行】 ※GW Train Regio社による運行
      春・夏の休日限定で、一日3往復運行していた。テプリツェ - メジムニェスチー間ノンストップ。テプリツェ以南は047号線に、メジムニェスチー以北はポーランド国鉄M206号線に直通していた。
      2021,22年度は一日2往復の運行であった。2023年度は運行無し。

過去の運行種別

  • 特急「リフリーク」
    現在の快速「ドブロショフ」号が、2019以前に特急として運行していた。

駅一覧

以下では、チェコ国鉄026号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

026号線(本線)

  • 種別
    • Sp:快速
    • Os:普通
  • 停車駅
    • ■印:全列車停車
    • ●印:一部通過
    • ○印:一部停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ Sp Os 接続路線 所在地
026 ホツェニ駅 - ホツェニから
0.0
メジムニェスチーから
90.8
■ ■

010号線(ルハチョヴィツェ/ブルノ方面、プラハ方面)
018号線(ヴィソケー・ミート方面)

パルドゥビツェ州 ウースチー・ナド・オルリツィー郡
ウーイェズド・ウ・ホツニェ駅 6.1 6.1 84.7 | ●  
プルフーフキ駅 1.5 7.6 83.2 | ●  
チェルムナー・ナド・オルリチー駅 3.4 11.0 79.8 ■ ■   フラデツ・クラーロヴェー州 リフノフ・ナド・クニェジノウ郡
ボロフラーデク駅 5.3 16.3 74.5 ■ ■  
ジヂャール・ナド・オルリチー駅 2.8 19.1 71.7 | ■  
ティーニシチェ・ナド・オルリチー駅 4.5 23.6 67.2 ■ ■ 021号線(レトフラド方面、フラデツ方面)
ボレホシチ駅 8.0 31.6 59.2 ■ ■  
オチェリツェ駅 3.2 34.8 56.0 | ■  
オポチノ・ポド・オルリツキーミ・ホラミ駅 4.3 39.1 51.7 ■ ■ ドブルシカ方面
ポホルジー駅 1.6 40.7 50.1 | ●  
ボフスラヴィツェ・ナド・メトゥイー停留所 2.4 43.1 47.7 | ●   ナーホド郡
ボフスラヴィツェ・ナド・メトゥイー駅 2.2 45.3 45.5 | ●  
チェルンチツェ駅 0.9 46.2 44.6 | ●  
ノヴェー・ムニェスト・ナド・メトゥイー駅 3.6 49.8 41.0 ■ ■  
ヴルホヴィニ駅(休止中) 51.8 39.0 | |  
ヴァーツラヴィツェ駅 5.0 54.8 36.0 ■ ■ ブロウモフ方面、スタルコチ方面

026号線(支線)

路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 接続路線 所在地
028 ドブルシカ駅 - 0.0   フラデツ・クラーロヴェー州 リフノフ・ナド・クニェジノウ郡
  ドブルシカ・ポリツェ駅(2018年12月以降休止)   (2.5)  
オポチノ・ポド・オルリツキーミ・ホラミ駅 5.4 5.4 ナーホド方面、ホツェニ方面

027号線

  • 種別
    • Sp:快速
    • Os:普通
  • 停車駅
    • ■印:全列車停車
    • ●印:一部通過
    • ◑印:半数停車、半数通過。
    • ○印:一部停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ Sp Os 接続路線 所在地
027 スタルコチ駅 -   メジムニェスチーから
33.3
■ ■ 032号線(プラハ方面、トルトノフ方面) フラデツ・クラーロヴェー州 ナーホド郡
ヴァーツラヴィツェ駅 2.7 ホツェニから
54.8
36.0 ● ■ ティーニシチェ方面
ナーホド停留所 3.6 58.4 32.4 ■ ■  
ナーホド駅 1.7 60.1 30.7 ■ ■  
ナーホド・ビェロヴェス駅 1.9 62.0 28.8 ● ■  
ナーホド・マレー・ポルジーチー駅 1.8 63.8 27.0 | ○  
ヴェルケー・ポルジーチー駅 2.5 66.3 24.5 ■ ■  
フロノフ駅 1.1 67.4 23.4 ■ ■  
フロノフ停留所 2.1 69.5 21.3 ◑ ●  
ポリツェ・ナド・メトゥイー駅 3.4 72.9 17.9 ■ ■  
ジヂャール・ナド・メトゥイー駅 2.8 75.7 15.1 ■ ■  
チェスカー・メトゥイェ駅 2.6 78.3 12.5 ◑ ●  
ヂェドフ駅 1.1 79.4 11.4 ○ ○  
テプリツェ・ナド・メトゥイー駅 3.0 82.4 8.4 ■ ■ 047号線(トルトノフ方面)
  ボフダシーン駅 (休止中 *1)   (85.5)   | |  
ブルジェゾヴァー・ウ・ブロウモヴァ駅 5.1 87.5 3.3 ◑ ●  
メジムニェスチー駅 3.3 90.8 0.0 ■ ■ ポーランド国鉄M206号線(ヴロツワフ方面)
ルプレフチツェ駅 1.8 92.6 1.8 ● ■  
ヒンチツェ駅 1.5 94.1 3.3 ● ■  
ブロウモフ・オリヴェチーン駅 3.6 97.7 6.9 ● ■  
ブロウモフ駅 3.1 100.8 10.0 ■ ■  
オトヴィツェ駅 3.5 104.3 13.5      
オトヴィツェ停留所 1.2 105.5 14.7      
(*1): 2022年度以前は列車が停車していた。

脚注

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