BlueJ

BlueJJavaオブジェクト指向プログラミングの教育用途に開発された統合開発環境である。小規模なソフトウェア開発にも向いており、一般的に教育機関での開発ツールとして有用性が認められている。 デザインが他の開発環境とは異なっており[2]、画面には主に開発中アプリケーションのクラス構造が図式(統一モデリング言語に似たダイアグラム)され、 他にもオブジェクトを容易に作成し検証できる。オブジェクト指向の各概念(クラス (コンピュータ)オブジェクト (プログラミング)メソッド (計算機科学)通信)をインターフェース上で視覚的に表現している。[3]

BlueJ
Screenshot of BlueJ
作者 David Barnes & Michael Kölling
開発元 BlueJ Team
最新版
5.0.1 / 2021年4月30日 (2021-04-30)[1]
プログラミング
言語
Java
対応OS クロスプラットフォーム
プラットフォーム Java
対応言語 多言語
サポート状況 Active
種別 統合開発環境
ライセンス GNU General Public License
公式サイト http://bluej.org/

特徴

オブジェクト指向プログラミング概念の学習だけでなく、プログラム開発自体への支援も重視され設計された結果、他の統合開発環境に普遍的な機能が実装されない一方で独自機能が搭載されている。

相互的なインスタンス、直接的なオブジェクト作用、単体テストの記録、"navigation view"エディタ、特定範囲の強調表示など、先進的な独自機能の一部は、一般的にソフトウェア開発に有用である。 いくつかの追随する動きがあり、マイクロソフトVisual Studioはオブジェクトベンチ機能を同じく搭載したが[4][5]一部のバージョンに限定しており、あくまで実験的な試みに過ぎなかった。

教育利用

教育的見地では構成主義可視化の面で注目を集めている。 BlueJでの作業において、クラス/オブジェクト関係、オブジェクトのインスタンス化、メソッドの呼び出し、パラメータの受け渡しなど、初心者が理解に苦しむ抽象概念に対し具体的な経験が得られることから、学習支援に大きく役立っている。

インド全土においてJava教育ソフトウェアとして推奨されており、オブジェクト指向プログラミングを学ぶデファクトスタンダードとして認知され、使いやすさに定評があり教育機関にて人気がある。 試験においてはBlueJ以外のJava対応統合開発環境によるコードの提出も認められている。[6]


歴史

BlueJの開発は1999年にMonash大学のMichael KöllingとJohn RosenbergによってBlue systemの後継として始められた。 BlueJは統合開発環境である。 Blue systemは独自のプログラミング言語と環境の統合システムであった。BlueJはJavaプログラミング言語のためにBlue system環境を実装したものである。


BlueJは現在、英国・イングランドのケント州カンタベリーのケント国立大学が加わりメンテナンスが行われている。


2009年3月、BlueJプロジェクトはオープンソースソフトウェアになり、クラスパス例外付きGNU GPLライセンスの下で公開された。


脚注

  1. Version History”. 2021年5月20日閲覧。
  2. Using BlueJ to Introduce Programming”. 2010年6月13日閲覧。
  3. Java Teaching Innovations-Boulder High School”. sun.com. 2008年3月8日閲覧。
  4. Microsoft goes BlueJ”. 2011年11月21日閲覧。
  5. Microsoft patents BlueJ”. 2013年1月25日閲覧。
  6. "ICSE Syllabus Link"

外部リンク

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