クロノス・グループ

クロノス・グループ (英語: Khronos Group) は、アメリカ非営利団体。 様々なプラットフォームデバイスの上で動作する、並列計算やグラフィックス、メディア用アプリケーションプログラミングインタフェース (API) のロイヤリティーフリーでオープンな標準規格を作成することを目的としている技術コンソーシアムである。

クロノス・グループ
設立 2000年 (2000)
種類 コンソーシアム
目的 "creation of royalty-free open standards for parallel computing, graphics and dynamic media on a wide variety of platforms and devices"[1](種々のプラットフォームやデバイスにおける並列計算・グラフィックス・動的メディアのロイヤリティーフリーでオープンな標準規格の作成)
本部 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国オレゴン州ビーバートン
座標 北緯45度30分30.26秒 西経122度50分3.5秒
President ニール・トレヴェット
ウェブサイト www.khronos.org

クロノスのメンバーはクロノスの策定するAPI仕様の開発に参加することができ、公開前の投票権を持ち、また(自身のプラットフォームやデバイスでそれらの規格を実装するための)規格草案および規格適合性試験への早期アクセスを通じて自身のプラットフォームおよびアプリケーションの提供を早めることができる。

クロノスの策定する代表的な規格に、3DCG向けAPIであるOpenGLGPGPUなどのヘテロジニアス・コンピューティング向けAPIであるOpenCLなどがある。

歴史

クロノス・グループは、2000年に創設された。 創設時のメンバーは、ATI[2]ディスクリート英語: Discreet[3]エバンス・アンド・サザランド(E&S)、インテルNVIDIASGIサン・マイクロシステムズであった。

2006年7月31日SIGGRAPHにて、OpenGL規格がOpenGL ARBからクロノスに移管されることが発表された[4]

2016年8月26日現在では、クロノスのメンバーは131団体となっている[5]

ワーキング・グループ

  • COLLADA:3DCG用ファイル形式
  • EGL:OpenGL ESやOpenVGなどのクロノスのCGレンダリング用APIとプラットフォーム固有の下層ウィンドウシステムとのインターフェイス
  • OpenCL:クロス・プラットフォームな並列計算用API
  • OpenGL:クロス・プラットフォームなコンピューター・グラフィックス用API
  • OpenGL ES:OpenGLのモバイルおよび組み込みシステム(携帯電話携帯ゲーム機など)向け規格
  • OpenGL SC:OpenGL ESの安全性を重要視した規格
  • OpenKCam:カメラ操作用API
  • OpenKODE:ファイルシステムやネットワーク・数学ライブラリなどOSが提供する機能への抽象化API
  • OpenMAX:マルティメディア機能の各抽象化レベル別のAPI
  • OpenML:デジタルメディアのキャプチャ・処理・表示・同期などに対するAPI
  • OpenSL ES:組み込み向けの、MIDI再生などのオーディオAPI
  • OpenVG:2次元ベクター画像のAPI
  • OpenVXコンピューター・ビジョン向けAPI
  • OpenWF:2次元画像の圧縮と表示API
  • SPIR:OpenCLおよびVulkan向け中間表現
  • StreamInput入力機器に関するAPI
  • Vulkan:低レベルでオーバーヘッドの少ないコンピューター・グラフィックス用API
  • WebCL:OpenCLをブラウザ (JavaScript) で実行するためのAPI
  • WebGL:OpenGLまたはOpenGL ESをブラウザ (JavaScript) で実行するためのAPI

脚注

  1. khronos.org. About us”. 2016年8月26日閲覧。
  2. のちにAMDに買収された。
  3. のちにAutodeskに買収され、オートデスク・メディア・アンド・エンターテイメント英語: Autodesk Media and Entertainmentの前身となった。
  4. OpenGL ARB to pass control of OpenGL specification to Khronos Group”. Khronos press release. 2016年8月26日閲覧。
  5. Khronos Group Members”. 2016年8月26日閲覧。

外部リンク

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