M2-9

M2-9は、1947年にルドルフ・ミンコフスキーが発見した惑星状星雲である。へびつかい座の方角に約2100光年離れている。双極性星雲であり、中央の白色矮星から放出された2つのローブからなる、チョウの羽に似た奇妙な形をしている。ローブは、極からの宇宙ジェットによって形成されたと考えられているため、Twin Jet Nebulaという別名を持つ。この星雲は、1990年代にハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された。

M2-9
星座 へびつかい座
見かけの等級 (mv) 14.7[1]
視直径 115″[2] × 18″
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  17h 05m 37.952s[1]
赤緯 (Dec, δ) −10° 08 34.58[1]
距離 2,100 光年[2]
物理的性質
半径 0.7光年[2]
絶対等級 (H) 5.6
他のカタログでの名称
Twin Jet Nebula,[1]

Butterfly Nebula,[1]
Wings of a Butterfly[3]
PNG 010.8+18.0
PK 010+18.2

■Template (■ノート ■解説) ■Project

M2-9は、星雲の中心にある連星の最後の姿であると考えられている。主星は、主系列星の進化の終わりに訪れる熱い核であり、外層のほとんどを吹き飛ばして赤色巨星になり、現在は収縮して白色矮星となっている。かつては太陽に似た恒星であったと考えられている。伴星は、主星の非常に近くを公転し、恐らく既に拡大する主星の恒星大気に飲み込まれて、この相互作用が恐らく結果として星雲を形成した。1つの恒星の重力がもう1つの恒星の表面からガスの一部を引っ張り、薄く濃密な円盤を満たしていると考えられている。このような円盤は、M2-9のジェットを噴出したような外見をうまく説明できる。

星雲は、周囲の円盤を吹き飛ばす速い恒星風のため、劇的に膨張し[4]、円盤に垂直な翼を持った砂時計型を呈している。この翼のため、チョウのようにも見える。外殻は、約1200歳であると見積もられている(Schwarz et al. 1997)

出典

  1. (SIMBAD 2006)
  2. (Schwarz et al. 1997)
  3. (APoD 2005)
  4. (APoD 2007)

外部リンク

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