q-類似
q-類似(きゅーるいじ、英: q-analog, q-analogue)とは、理論に q → 1 の極限で、元の理論に一致するように径数 q を導入するような拡張のことをいう。q-拡張(英: q-extension)などとも呼ばれる。
概要
q-数
最も基本的な q-数 [n]q とは、自然数 n の q-類似であって、q → 1 の極限で [n]q → n となるように
と定義される。ただし、文献によっては、とくに量子群の文脈では、 で不変な
あるいは
と定義される。この記事では最初の定義を用いるが、他の定義でも後述の q-階乗やq-二項係数は q-数を用いて同様に定義される。
q-階乗
またq-階乗 [n]q! は、q-数によって
と定義される。ただし (q; q)n はq-ポッホハマー記号を表す。
このとき Sn を n 次の対称群、inv(σ) を置換 σ の転倒数として、
が成り立つ[1]。これは の極限で、通常の階乗 が 個のものを並べる順列の総数を表すことに対応している。 また有限体 Fq 上の一般線型群 GL(n, q) の位数は
と表せる。
脚注
- Stanley 2012, § 1.7.
- FUNCTIONS q-ORTHOGONAL WITH RESPECT TO THEIR OWN ZEROS, LUIS DANIEL ABREU, Pre-Publicacoes do Departamento de Matematica Universidade de Coimbra, Preprint Number 04–32
参考文献
- Stanley, R. P. (2012). Enumerative Combinatorics. Cambridge Studies in Advanced Mathematics. I (Second ed.). Cambridge University Press. ISBN 978-1-107-01542-5
関連項目
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