t jungle m

t jungle m(ティー・ジャングル・エム)は小室哲哉率いる音楽ユニットであり、小室が主催するイベントでもある。正式名称は「tetsuya komuro jungle massive(テツヤ・コムロ・ジャングル・マッシヴ)」である。

t jungle m
出身地 日本の旗 日本
ジャンル ジャングル
ラガマフィン
レゲエ
活動期間 1995年
レーベル cutting edge
メンバー 小室哲哉シンセサイザーマニピュレーターキーボード
マーク・パンサーMC
MAD-MAXDJ

概要

活動を始めるきっかけは1994年秋に小室がジャングルのパフォーマンスを聴きにロンドンのクラブを回って、多彩な人種が入り乱れて踊る熱気に改めて驚かされ[1]、どうしてもすぐに広めたかったが、日本には受け入れられる土壌がなかった。来る人・場所をスタッフと協力し、0から作り上げる所からスタートした。特に「『小室がやるとこうなる』というパブリックイメージをどれだけ排除できるか」という所から率先して取り掛かり、1995年1月21日からスタートした[2]

ライブはDJチームMAD-MAXと小室のキーボードとMCのマーク・パンサーの掛け声とラガマフィンの3部構成が基本スタイル。DJが曲をかけて、それに小室が演奏を被せる。小室のソロパートでもDJが音楽でつなぐことによる掛け合いもあった[2]

イベントを開く際は場所・時間の事前告知は「基本は東京都青山内」「週末1回」「口コミ」以外一切無し、看板もよく探さないと目立たないデザインを採用した。事実上の移動式ディスコとして活動し、場合によっては「小室のファンは立ち入り禁止」とする場合もあった。理由として小室は「客の質を落とさない」「固定客を作ると第3波、第4波という所で知っている人が増える。すると知らない人も増えて、段々とメジャーになっていくのかもしれないけど、まずコアなジャングルファンにも納得してくれるものを作りたかった」と話している[2][3][4]が、実際の客層は純粋なジャングルファンより、レコード会社のスタッフ・芸能事務所に所属するメジャーデビューを目指す女性アイドル候補生が大半だった[5]。1公演毎のキャパシティは最大でも150人だった[6]

ダンスフロアの前方にステージを作り、小室のブースにはシンセサイザーやその他の機材が並んでいた。MCが入って、1時間レゲエをかけて、その次にラッパーがパフォーマンスを披露し雰囲気が盛り上がり、ピークが来た後クールダウンして、もう1回盛り上がりたい人は残っているというクラブなのにライブの様なきれいなノリがあった。ステージ設計もコンサートの舞台設計のノウハウを流用し、最新鋭の照明機材とサウンドが惜しげもなくファンに供給された[2][4]

深夜23時半からスタートし、プレイは2時間ほど行われる。深夜1時から小室がDJブースに登場し、選曲・即興演奏を行った。盛り上がりによっては朝まで続いた[2][4]

ゲストとしてtrf内田有紀浜田雅功も参加していた[2][6]

小室にとっては、「アーティストとしての自己発散」になったと同時に「プロデューサーとしてのマーケティングの場」にもなり、ファン層は事前にスタッフが赴いて、各地のクラブやディスコで探したダンスシーンの最先端を行く女性を中心に招待された層が多く、小室とファンは気兼ねなく話した[4]。同時にマークのプロデュースの一環にもなった[7]

ここで得たノウハウを駆使し、「プレイヤーが何名かのDJから好きなDJを選び、DJブースに入り込み演奏される音楽のジャンルや曲目を100枚のレコードの中から1分以内に素早く選び、如何にフロアで踊る観客を増やして店を反映させていくかを競わせる」ことをテーマにしたPlayStation音楽ゲームソフトとして発売する企画があった[4][8]

t jungle m ~Secret Party~

t jungle m ~Secret Party~
t jungle mライブ・アルバム<meta itemprop='albumReleaseType' content='アルバム' />
リリース
録音 Prime Sound Studio
ジャンル ジャングル
ラガマフィン
レゲエ
レーベル cutting edge
プロデュース 小室哲哉

ライブの模様と新曲を収録している[3]

収録曲

#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「tetsuya komuro jungle massive ~Secret Party~」  
2.「AUTOMATIC (JUNGLE MIX)」  
3.「ONE TIME TWO TIME」  
4.「TAKE ME UP (JUNGLE REMIX)(EUROGROOVE)」  

参加ミュージシャン

  • シンセサイザープログラミング・マニピュレーター・パフォーマンス:小室哲哉
  • MC:マーク・パンサー
  • DJ:MAD-MAX(SUPER B,PISCES,TSURU)

脚注

  1. 読売新聞」1995年6月26日夕刊「テクノと結びついた新サウンドが流行」7Pより。
  2. 流行通信」1995年6月号「小室哲哉がプロデュースする移動式クラブT.J.Mの全貌を追う。」148P-153Pより。
  3. ソニー・マガジンズ刊 『ギターブック』 1995年9月号閉じ込みMINI BOOK「小室哲哉スペシャル」6Pより。
  4. 講談社刊『Views』1995年6月号「小室哲哉の『ミラクル』全角度研究」66Pより。
  5. 株式会社スコラ刊「スコラ」1995年6月22日号148Pより。
  6. 講談社刊「FRIDAY」1995年5月5日号「内田有紀もtrfも常連 潜入撮!小室哲哉が生プレイする(秘)パーティ」19Pより。
  7. スコラ刊「all about avex」8Pより。
  8. ソニー・マガジンズ刊『WHAT's IN?』1995年8月号「小室哲哉 小室マトリックスの拡散と変容」32Pより。
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