くまのプーさんのホームランダービー!

くまのプーさんのホームランダービー!(英語:Winnie the Pooh's Home Run Derby)は、ウォルト・ディズニー・ジャパンがYahoo! JAPANの子ども向けサイトYahoo!きっず内の「Yahoo!きっずゲーム」[2]とディズニーの公式ホームページ上の「ディズニーキッズ ゲーム」(旧:ディズニーゲームズ)で提供していた無料ブラウザゲーム(Flashゲーム)[3]。ディズニー作品「くまのプーさん」がモチーフになっており、プーさんがバッター、同作のキャラクターたちがピッチャーとなり、ホームランダービーをするゲーム。難易度が非常に高いことで知られていた。

くまのプーさんのホームランダービー!
ジャンル ブラウザゲーム、Flashゲーム
野球ゲーム(ホームランダービー)
開発元 ウォルト・ディズニー・ジャパン
運営元 ヤフー(Yahoo!きっず)
ウォルト・ディズニー・ジャパン
(ディズニーゲームズ)
ライセンス © Disney
運営開始日 2007年6月1日
必要環境
  • OS
Windows XP以降
Mac OS X v10.2.x 以降
(Mac OS X v10.4.x 以降を推奨)
  • コンピュータ本体
Windows XP 以降でサポートされるコンピュータ
Mac OS X v10.2 以降でサポートされるコンピュータ (450MHz Power PC G4 プロセッサ以上を搭載したコンピュータを推奨)
  • Intel Macを利用している場合、一部プレイできないゲームがある
  • メモリー 512 MB以上
  • 画面解像度
解像度XGA(1024×768)以上
JavaScriptが実行可能であること、Cookieを受け入れる設定になっていること。
エンジン Adobe Flash
解像度 XGA(1024×768)以上

歴史

ルール

球場の外観は100エーカーの森の中を模している。マウスでプーを上下左右に動かし、左クリックで丸太を振る。各ステージごとに投球数が規定されており、ノルマ本数以上のホームランを打てばステージクリアである。プレイごとに成績に応じたポイントがたまり、ポイントを消費してプーに蜂蜜を与えることで、パワーとミートとスピードをそれぞれ強化できる[17]。全7ステージと、クリストファー・ロビンと対決できるスペシャルステージ1つの合計8ステージで構成されている[3]。あくまでホームランのみがカウントされ、ヒットは凡退として扱われる[18]。

出典[3]
ステージ投手球種ノルマ
1 イーヨーストレート10球中3本
2 ランピーストレート15球中5本
3 ピグレット速球を内外角に投げ分け20球中8本
4 カンガ&ルー空中で球が加減速を繰り返す(上下に蛇行)25球中12本
5 ラビット空中で急加速30球中15本
6 オウル左右に蛇行35球中19本
7 ティガー消える魔球40球中28本[18]
スペシャルステージ ロビン上記全ての球種をランダムに、かつ、緩急をつけて内外に投げ分ける50球中40本[18]

反響

難易度

本作はピッチャー役のキャラクターが消える魔球をはじめとする変化球を使い、かつ途中からクリア条件が厳しくなる点などから、子ども向けのゲームの見た目とは裏腹に、難易度が非常に高いことで知られ[18]、そのミスマッチから動画サイトや掲示板などインターネットの一部で、カルト的な人気を誇るゲームとなり[17]、同ゲームのURLが貼られる度に「ハランデイイ」と返されることがあった[14][11]。日本では、毎年1月に同ゲームのRTA(タイムアタック)大会が行われるほどである[19][14]。

実際に多くの出版物でこのゲームの難しさ、特に、子供が主要ターゲット層なのに難易度が極端に高いことを取り上げている[20][21]。NBCスポーツのウェブサイトで取り上げられたこともある[22][23][24][25]。 シンプルなコンセプトをもとにしているのに、実際のゲームが極端に難しい、ということが似ているため、複数の出版物で『QWOP』と比較されている[21][25][13]。Eurogamerはこのゲームに好意的で、「特別奥深いわけではないが、ほどよい中毒性があり、ピグレットとその仲間たちがプーを破るさまを見るのは魅力がないわけではない」と結論付けている[21]。他はあまり好意的ではない。PCGamesNは「このゲームは物理法則とフェアプレーを拒絶する」と述べ、このゲームを支障なくプレイするのは「時空を自在に操れる子供でもなければ」不可能であると主張している[24]。Kotakuはこのゲームの難易度についてこのように言及している。「とても難しいゲームで、多分モニターをぶん殴ってしまうだろう……皆さんがよくご存じで、深く愛した素晴らしい森の動物たちは、蜂蜜をつけあわせにしてランディー・ジョンソンを食べかねないような剛腕の原獣と取り換えられてしまっている」[20]。 Complexはこのゲームを、史上最も難しい10のブラウザゲームの一つに挙げ、「あなたが想像できる物事の中で最も難しくやりごたえのあること」と呼んだ[26]。そして、面白半分でやらないことを強く進める。

「プニキ」と「ロビカス」

いかに厳しいノルマに対しても丸太をフルスイングしホームランを打つプーを、一部ユーザーは畏敬の念を抱いて「プーアニキ」、略して「プニキ」と呼ぶ[11][19][18]。「プニキ」という呼称は、Yahoo! JAPANカスタマーサービスのツイッター公式アカウントで一度使われたことがある[27]。逆に、投手陣の中で最もノルマも多く球種も豊富で難易度が高いことから、一部ユーザーはクリストファー・ロビンを、「ロビカス」と呼ぶ[17][11][19][18]。

他作品での登場

2020年8月にNHN PlayArt株式会社が開発し、LINEが提供しているスマートフォン向けゲーム・アプリケーション「LINE:ディズニー ツムツム」のキャラクターとして、本ゲームをモチーフにした「ホームランプー」が登場した[28]。

出典

注釈

    出典

    1. “くまのプーさんのホームランダービー!”. Yahoo!きっず. 2020年12月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月15日閲覧。
    2. 旧: Yahoo!きっずディズニーより継承
    3. 鴫原盛之 (2013年10月25日). “想像を絶する激ムズ仕様「くまのプーさんのホームランダービー!」をキミは知っているか? 俺は泣きながらクリアした”. ねとらぼ. 2019年9月9日閲覧。
    4. “スポーツ” (PHP / Adobe Flash). Disney Games. ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 (2007年6月1日). 2007年6月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月6日閲覧。
    5. “DisneyGames|プーさんのホームランダービー” (PHP / Adobe Flash). Disney Games. ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社. 2007年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月6日閲覧。
    6. “DisneyGames|プーさんのホームランダービー”. Disney Games. ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社. 2007年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月6日閲覧。
    7. 『ウォルト・ディズニー・ジャパンとYahoo! JAPAN Yahoo!ゲーム、Yahoo!きっずでサービスの連携を開始 ~Yahoo! JAPANとディズニーが新広告商品を共同開発、配信で協力~』(プレスリリース)ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社・ヤフー株式会社、2008年3月31日。https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2008/03/31a/。2021年2月3日閲覧。
    8. Disney (2008年12月17日). “Yahoo!きっずディズニー” (HTML). Yahoo!きっず. ヤフー株式会社. 2008年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月20日閲覧。
    9. “【世界記録】高難易度で知られる“プニキ”こと『くまのプーさんのホームランダービー!』を24分16秒でクリア! 驚異のRTA動画をご紹介【プレイヤー:神コップ】”. ニコニコニュース オリジナル (2019年7月12日). 2019年9月9日閲覧。
    10. “Un juego de Winnie The Pooh más difícil que Dark Souls”. LevelUp (2015年9月8日). 2019年9月12日閲覧。
    11. “ロビカス、再びプニキと100エーカーの森へ 漫画『プーと大人になったワイ』であの激闘が今よみがえランデイイ”. ねとらぼ (2018年9月18日). 2020年12月16日閲覧。
    12. “プーさんの野球ゲームwwwwww”. 5ちゃんねる (2012年1月1日). 2020年12月15日閲覧。
    13. “The Game That’s Causing An Internet War: ‘Winnie The Pooh Home Run Derby’”. UPROXX (2013年1月4日). 2019年9月12日閲覧。
    14. モーダル小嶋 (2019年7月3日). “「くまのプーさんのホームランダービー!」終了へ”. ASCIII. 2019年9月9日閲覧。
    15. “「くまのプーさんのホームランダービー!」が12月16日で引退 「Yahoo!きっず」のFlashゲーム終了に伴い (1/2)”. ねとらぼ (2020年11月7日). 2020年12月15日閲覧。
    16. “「ありがとうプニキ」 鬼畜難易度のFlashゲーム「くまのプーさんのホームランダービー!」ついにサービス終了”. J-CASTニュース (2020年12月16日). 2020年12月16日閲覧。
    17. Keiichi Yokoyama (2019年7月3日). “『くまのプーさんのホームランダービー!』が2020年12月をもってサービス終了へ。スラッガーと化したプーさんの伝説に終止符”. AUTOMATON. 2019年9月9日閲覧。
    18. コンタケ (2017年7月26日). “Flash終了で「くまのプーさんのホームランダービー!」はどうなる Yahoo!に聞いた”. ねとらぼ. 2019年9月9日閲覧。
    19. コンタケ (2019年3月6日). “「くまのプーさんのホームランダービー!」全キャラRTAで世界記録“24分台”日本人が達成 上達のコツなどを聞く”. ねとらぼ. 2019年9月9日閲覧。
    20. “This Winnie The Pooh Game Is Way Too Difficult For Kids”. Kotaku (2013年1月4日). 2015年3月31日閲覧。
    21. “Disney Japan's Winnie the Pooh browser game is too hard for children, everyone else”. Eurogamer.net (2013年1月5日). 2019年9月12日閲覧。
    22. http://offthebench.nbcsports.com/2013/01/04/reddit-users-are-hilariously-unnerved-by-a-flash-game-called-winnie-the-pooh-home-run-derby/
    23. “Winnie The Pooh’s Home Run Derby Might Drive You Crazy”. K945. 2019年9月12日閲覧。
    24. “Winnie the Pooh: Home Run Derby is not suitable for children”. PCGamesN. 2019年9月12日閲覧。
    25. “Forget QWOP: 4chan discovers the most frustrating kids' game ever”. The Daily Dot. 2019年9月12日閲覧。
    26. “The 10 Hardest Web Browser Video Games Ever Made”. Complex (2013年3月15日). 2019年9月12日閲覧。
    27. “「きっずは終わりません…!プニキも健在です」とヤフー公式”. ITmedia NEWS (2014年11月12日). 2019年9月9日閲覧。
    28. “LINE:ディズニー ツムツム公式@LINE_tsumtsum_jのツイート”. Twitter (2020年8月1日). 2020年12月16日閲覧。

    関連項目

    外部リンク

    Adobe Flash Playerサポート終了後も、代替プラグインであるRuffleをGoogle Chrome/Microsoft Chromium EdgeやMozilla Firefoxにインストールすることで、現在も下記にあるアーカイブからプレイすることができる。ただし、セーブデータは保存されない。

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