そらいろのたね
『そらいろのたね』は、中川李枝子(文)と大村百合子(絵)による日本の絵本。1964年に福音館書店の雑誌『こどものとも』に掲載され、1967年に絵本として出版された。刊行以来、約半世紀にわたって日本で読み続けられているロングセラーである。2010年までの累計刊行部数は170万部[1]。
評価など
「幼い子の空想遊びの世界をそのまま絵本にしたような魅力がある」[2]と評価されている。
作中には、『いやいやえん』のしげる、おおかみ、こぐまや『ぐりとぐら』のぐりとぐらといった作者の他作品のキャラクターが姿を見せている。
ショートアニメ版
スタジオジブリが1992年に日本テレビ開局40周年記念用として製作し、同年11月23日に放映された[3]。監督は宮崎駿が務めている。前編、中編、後編の全3話、放送時間は約30秒で、声無しのサイレント作品。
あらすじ
- 第1話
- 男の子のゆうじはある日、自分の「たからもの」である模型飛行機を、きつねの頼みで、きつねの「たからもの」である「そらいろのたね」と取り替える。ゆうじが家の庭にその種をまいて水をやると、翌朝に玩具のような小さな青い家が地面に現れた。ゆうじが「おおきくなあれ」と唱えながらさらに世話をすると家は一回り大きくなり、ひよこがやってきて「ぼくのうちだ」と中に入り込む。
- 第2話
- 家はその後も大きくなり、それにつれて猫や豚、さらにはゆうじの友人たちもやってきて中に入って遊ぶ。家の「成長」は止まらず、やがて町の子ども、森の動物がやってくる。
- 第3話
- すっかり家が大きくなってからきつねが訪れてその姿に驚き、「模型飛行機は返すから、この家を自分に返してほしい」とゆうじに頼む。そして、家は自分のものだからと中にいた子どもや動物を外に出させた。きつねが一人で家に入って窓や扉の鍵をすべて閉じると家は急に大きくなり、ゆうじが「あ、たいへん!おひさまに、ぶつかる」と叫んだ直後に崩れて消え失せてしまった。あとには失神したきつねがのびて横たわっていた。
スタッフ
脚注
- 企画:トーハン『ミリオンぶっく 2011年版』。2010年10月現在
- 『私たちの選んだ子どもの本』東京子ども図書館、1991年
- スタジオジブリ - STUDIO GHIBLI - スタジオジブリ年表
関連項目
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