ながら (列車)
ながらは、長良川鉄道が2016年(平成28年)から越美南線で運行している観光列車である。
| ながら | |
|---|---|
![]() ながら(2016年12月) | |
| 概要 | |
| 国 |
|
| 種類 |
普通列車(1・2号) 団体専用列車(川風号) |
| 地域 | 岐阜県 |
| 運行開始 | 2016年4月27日 |
| 運営者 | 長良川鉄道 |
| 路線 | |
| 起点 |
美濃太田駅(1・2号) 美濃太田駅・関駅(川風号) |
| 終点 |
北濃駅(1・2号) 郡上八幡駅(川風号) |
| 営業距離 | 72.1 km(美濃太田 - 北濃) |
| 平均所要時間 | 約2時間30分(1・2号) |
| 運行間隔 | 最大2往復 |
| 列車番号 |
8001(1号) 8512→8004→8118(2号) |
| 使用路線 | 越美南線 |
| 車内サービス | |
| 身障者対応 | 全車対応 |
| 座席 |
定員制自由席:1号車 指定席:2・3号車 |
| 食事 | あり(予約制) |
| 技術 | |
| 車両 |
ナガラ300形気動車(1・2号) ナガラ500形気動車(川風号) |
| 軌間 | 1,067 mm |
| 電化 | 非電化 |
| 最高速度 | 80 km/h (50 mph) |
| 備考 | |
| 臨時列車扱い | |
本項では当列車に使用される専用車両についても記述する。
概要
長良川鉄道の利用客は沿線人口の減少や並行道路の高規格化などによって減少傾向にあり、沿線住民の利用増加も見込めないなど厳しい状況が続いていたため、利用促進を目的に計画された観光列車である[1]。デザインは水戸岡鋭治が担当し、当初の時点では2両が改造された[2]。
利用には大きく分けて乗車のみのプランと食事付きのプランがあり(後述)、前者が自由乗降なのに対して後者は乗車区間が限定されるといった違いがある。
運行開始後は季節差はあるものの予想を超える利用客数となり[3]、2018年にはクラウドファンディングを活用して3両目の車両を導入している[4]。
「味わいながら」「眺めながら」など、接続助詞の「…ながら」と絡めたキャッチフレーズを展開している[3][5]。
列車はワンマン運転だが、いずれの列車もアテンダントが全区間乗車している。
運行概況
2023年度からは、市販の時刻表に掲載される普通列車としての運行である1号(下り)および2号(上り)が運行されている。列車としては美濃太田駅 - 北濃駅間の全線運行であるが、ビュープラン以外のプランでは乗降できる駅に制限がある。なお、2022年度まで、時刻表に掲載されない団体専用列車として運行されていた川風号(1往復)があり、下りが関駅 → 郡上八幡駅間、上りが郡上八幡駅 → 美濃太田駅間の運行で、発着駅以外での乗降はできなかった。
現行プラン
季節限定の特別プランを除くと以下のプランが設定されている。食事付きのプランについては1号・2号で往復セットにするプランもあり、この場合は単純な合計よりも安く利用可能となる[8]。
ビュープラン以外のプランではあらかじめ当日有効のフリー乗車券(越美南線全線乗り降り自由)が自宅に郵送され、これを含めた料金設定となっている。
予約は乗車日2ヵ月前の各月1日10時から専用ダイヤルで受け付けているほか、関駅に設置された専用の窓口で予約することもできる(毎月1日および12月31日 - 1月3日は休業)。
- ランチプラン[9]
- 1号で設定。乗車区間は美濃太田駅 → 郡上八幡駅。岐阜市にある「都ホテル岐阜長良川」による和洋食が提供される。本プランのみ付属の乗車券が2日間有効となっている。また、本プランに限り最小催行人数が決められており、出発2週間前の段階で予約数が5名に満たない場合は中止となる。
過去のプラン
- お弁当プラン[13]
使用車両
1号車と2号車はナガラ300形、3号車はナガラ500形の改造車となっている。いずれの車両も沿線の景色とのコントラストを見据えたロイヤルレッド基調で、車内には岐阜県産の天然木や郡上本染で知られる郡上市八幡町の暖簾、繊維の街として知られる愛知県一宮市の布生地など、地元で生産された素材を多用している[2][4]。通常時は1・2号はプランの設定状況により1号車・2号車どちらかまたは美濃太田駅~郡上八幡駅間の連結2両編成、川風号は3号車単独で設定される。
1号車「森号」

種車はナガラ301[15]。車体中央部に4人掛けのボックスシートが左右に3組ずつ設けられ、車端部はロングシートである。また北濃方には車内販売カウンターと窓向きのカウンター席が設置されている[16]。定員は38名で、ビュープラン用の車両として使用される[6]。
車内
脚注
- 長良川鉄道(株)取締役運輸部長 佐々木 綱行、2016年、「長良川鉄道 ナガラ301・302観光列車「ながら」」、『『鉄道ピクトリアル』通巻923号「鉄道車両年鑑2016年版」』、電気車研究会、2016年10月 pp. 193-198
- “長良川鉄道、観光列車「ながら」を導入”. railf.jp. (2015年11月27日) 2022年1月29日閲覧。
- “鉄チャンと行く長良川鉄道”. 郡上八幡観光協会. 2022年1月29日閲覧。
- “長良川鉄道 観光列車「ながら」川風号 運行開始!”. 関市 (2020年5月21日). 2022年1月29日閲覧。
- “観光列車「ながら」が運行を開始します ~沿線風景を眺め「ながら」、美味しい食事を楽しみ「ながら」~”. 国土交通省中部運輸局鉄道部 (2016年3月29日). 2022年1月29日閲覧。
- 長良川鉄道 清流 長良川の自然の魅力を感じる列車の旅 長良川鉄道(2022年1月11日閲覧)
- 交通新聞社『JR時刻表 2021年3月号』226・227頁
- プラン 長良川鉄道(2022年1月29日閲覧)
- “1号ランチプラン”. 長良川鉄道. 2022年1月29日閲覧。
- “2号スイーツプラン”. 長良川鉄道. 2022年1月29日閲覧。
- “2号ビュープラン”. 長良川鉄道. 2022年1月29日閲覧。
- Q&A 長良川鉄道(2022年1月29日閲覧)
- “川風号お弁当プラン”. 長良川鉄道. 2022年1月29日閲覧。
- “2号ビュープラン”. 長良川鉄道. 2022年1月29日閲覧。
- ““ながら”1号・2号,3両編成で運転”. railf.jp. (2022年1月21日) 2022年1月29日閲覧。
- “車両紹介”. 長良川鉄道 2022年1月29日閲覧。
関連項目
- ゆら~り眺めて清流列車 - 越美南線で運行される料金不要の観光列車
- おくみの - 国鉄時代に名古屋駅 - 北濃駅間に運行されていた越美南線の急行列車
外部リンク
- 観光列車「ながら」特設サイト - 長良川鉄道
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