ひま部

ひま部(ひまぶ)は、株式会社ナナメウエが開発、運営していた学生限定のソーシャル・ネットワーキング・サービスである。2015年5月1日にサービス開始、2019年12月31日を以ってサービスを終了した。

ひま部
開発元 株式会社ナナメウエ
初版 2015年5月1日[1]
最新版
12.8.1(iOS
12.8.1(Android) / 2019年12月28日 (2019-12-28)(iOS)
2019年12月20日 (2019-12-20)(Android)
プログラミング
言語
Swift(iOS)
Java(Android)
対応OS iOSAndroid
サイズ 246.1MB(iOS)[2]
53MB(Android)[3]
対応言語
サポート状況 サービス終了[1]
種別
公式サイト https://himabu.com/

中学生以上の登録ユーザー数は約800万人、1日の投稿数は600万に達した[4]

対応OS

iOS版、Android版は専用アプリであり、パソコン版はブラウザアプリである。Windows PhoneWindows 10 MobileFire Phoneなどはアプリが無いがひま部アカウントを持っている場合はパソコン版で利用可能である。

iOS
App Storeよりダウンロード可能。iOS 10以降のiPhone、iPad、iPod touchに対応[2]
Android
Google Playよりダウンロード可能。Android 4.4以降のスマートフォン、タブレットに対応[3]
パソコン版
パソコン版は実質ブラウザ版であり、パソコン以外のオペレーションシステムでも利用出来る。2019年1月リリース。パソコン版単体では利用不可能であり、iOS、もしくはAndroidよりひま部アカウントを作成しなければならない。メールアドレスとパスワードを使ったログインの他に、Twitter、LINEアカウントを使ったログインが利用可能。

歴史

  • 2015年
  • 2019年
    • 1月 - ひま部パソコン版のベータ版をリリース
    • 時期不明 - ひま部のパソコン版がベータでは無くなる
    • 4月 - 年齢偽装の対策として、学生証などの学生と証明できる証明書による年齢登録制度を開始[6]
    • 7月 - 7月31日のバージョン12.0にて動画をアップロードする機能を追加[7]
    • 10月30日 - サービス終了を発表[1]
    • 12月31日 - サービス終了[8][9]
  • 2020年

キャラクター

アルパカ
アルパカはひま部のメインキャラクターであり、運営のことを指す。アプリアイコンに使われている。ひま部内にあるチャット機能のスタンプにも登場。インターネットでアルパカのグッズの販売も行われている。運営としてユーザーに紛れてひま部をやってもいる。以前は色々なアルパカの種類が存在したが、現在では駆け出しアルパカのみになっている。
ペンペンズ
運営の手伝いという設定であり、ひま部を監視している。様々な種類のペンギンが存在する。ひま部内のチャット機能のスタンプにも登場。
  • 茜ぺんぺん
  • パリピぺんぺん
  • キャリーぺんぺん
  • 竹ぺんぺん
ゴミ虫くん
規約違反をしたユーザーに使われるキャラクター。可愛らしいアイコンをしてる反面ふざけすぎているという批判も存在する[11]

主な機能

学内
タイムライン。学年設定により同年代のつぶやきを見ることが出来る。つぶやくことも可能で200字まで可能。後述する推しメンの数が特定の数を超えた場合は画像も送信できるようになる。色文字が利用可能。そのほかYouTubeを載せる機能、アンケート機能などが存在している[12]
レター
特定のユーザーに最大200字のメッセージを送ることができる機能である。受け取ったレターを承認することで公開することも可能。
誰でも通話、誰でもビデオ通話
誰でも通話はタイムラインにて通話相手を募集し、通話をする機能である。最大12人まで通話に参加可能[12]。誰でもビデオ通話はビデオ通話の機能である。
チャット
特定のユーザーと個人で最大200字のチャットを出来る機能である。ひま部のキャラクターであるアルパカやペンペンズのスタンプやgif画像も送信可能。画像も送信可能。通話も可能[13]。近い年代同士とのみチャット出来るような安全対策が取られている。詳細については公式のページを参照。
サークル
特定の分野、趣味などを話し合うための場所である。推しメンの数が100を超えるユーザー若しくはVIPメンバーシップに登録してるユーザーのみサークルを作成可能で、サークルへの参加は自由。1つのサークルにつき最大18000人まで参加可能[14]

トラブル防止のための対策

ひま部には年齢制限があり、中学生、高校生、大学生など学生のみが使用できる。学生以外は禁止とされている。学生ではなくなる以前に使用していた場合はその限りではない[3]

サービスの治安維持のために禁止行為が設定されている。禁止行為をしたユーザーはプロフィールをゴミ虫という名前にされ、凍結される。

2019年4月より年齢確認機能が追加され、ゴミ虫くん(凍結)にされると、次からは年齢確認しなければアカウントを再開出来なくなる仕様が追加された。

ひま部トラブル防止のためのデータ分析及び、安全なインターネット利用を促進する仕組みづくりに関して、株式会社ナナメウエと東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻鳥海研究室は共同でコミュニティアプリに関する研究を開始している。[15]

学生以外の利用

学生限定であり、学生以外の利用は禁じられている。

他SNSの交換を禁止

ひま部外で発生するトラブル予防のため、人工知能によるパトロールを用いてLINEカカオトークのID交換を防止するための対策である[16]

事件・不祥事

運営としての事件や不祥事などを記載。ひま部が起因とする利用者間での事件については§犯罪行為の発生と統計に記載。

著作権侵害問題

ひま部の機能、ひま部大図鑑にて有名アニメなどの画像を無断で使用された。画像を置き換えるなどの対策が取られた[11][17]

不適切表現問題

アカウント作成時に表示されるルールにて「キモいヤツがいたら即ブロック」、「出会い厨はサヨウナラ」など不適切な表現が多数あり、文章が置き換えられた[11][17]

犯罪行為の発生と統計

未成年の児童が巻き込まれるSNSを起因とする事件は平成29年2017年)には1813件発生しており、その内181件はひま部に起因している。この数字はTwitterの695件に続く2番目に多い数字である[18]
平成30年2018年)の警察庁発表の資料では未成年の児童が巻き込まれるSNSを起因とする事件は1811件発生しており、平成29年とほぼ横ばいであるが、ひま部に起因している事件は214件と増加している。前年と同様Twitterの718件に続く2番目に多い数字である[19]。令和元年も増加している[20]

ひま部が起因の事件発生件数の推移
全体件数ひま部が起因の件数備考出典
平成28年(2016年) 1736件77件Twitter、ぎゃるる、LINEに続く件数[21]
平成29年(2017年) 1813件181件Twitterに続き2番目の件数[18]
平成30年(2018年) 1811件214件Twitterに続き2番目の件数[19]
令和元年(2019年) 2082件307件Twitterに続き2番目の件数[20]

児童ポルノ問題

ひま部の学生限定という特性上、学生以外の犯罪者の的になっており、日本国内のサービスではTwitterに続き2番目に児童ポルノが多いアプリになっており、平成30年2018年)上半期だけでも94件発生している[22][17]

脚注

注釈

  1. アプリの言語設定としての対応言語であり、SNSという特性上投稿内容は投稿者の使用言語の依存し、使用者の殆どが母国語を日本語としていることから実質日本語を理解出来ないと使用不可。

出典

  1. サービス終了のお知らせ」ひま部のアルパカブログ .2019年10月30日閲覧
  2. App Storeのダウンロードページより
  3. Google Playのダウンロードページより
  4. 鈴木朋子「Z世代が急増するSNS「Yay!」とは “性犯罪の温床”から出直し」『日経クロストレンド』、2021年6月3日。2022年4月7日閲覧。
  5. 部員数が1万8千人を突破 - ひま部公式ツイッター
  6. 学生限定コミュニティ「ひま部」にて学生証等を用いた年齢確認を開始. Exciteニュース. 2019年6月30日閲覧
  7. App Storeでのバージョン履歴
  8. サービス終了のお知らせ”. ひま部のアルパカブログ. 2020年1月1日閲覧。
  9. 今すぐDLしてね, Yay公式アルパカ- (2019年12月31日). 最高のアプリでした!pic.twitter.com/DU5GSmUawE”. @alpaca_himabu. 2020年1月1日閲覧。
  10. ようこそ!新しい『Yay!』へ! ~ひま部からの引越し待ってるよ~|Yay! 運営|note”. note(ノート). 2020年1月1日閲覧。
  11. 学生限定トークアプリ「ひま部」が謝罪 ごみ虫制度や著作物の無断使用、言葉遣いへの指摘相次ぎ」BIGLOBEニュース
  12. ひま部のトリセツ - タイムラインとは」ひま部公式ウェブサイト
  13. ひま部のトリセツ - チャットとは」ひま部公式ウェブサイト
  14. ひま部のトリセツ - サークルとは」ひま部公式ウェブサイト
  15. 【ひま部 × 東京大学】株式会社ナナメウエ、東京大学鳥海研究室とコミュニティサービス内のトラブル抑制に向けた共同研究の開始のお知らせ CNET、2019年6月2日閲覧。
  16. 【株式会社ナナメウエ】ひま部の存在意義や運営方針を紹介する資料「保護者の皆様に知っていただきたいこと」を公開」PR TIMES
  17. 児童ポルノ被害も発生--学生限定アプリ「ひま部」とは」CNET Japan 2019年11月1日閲覧
  18. 平成29年におけるSNS等に起因する 被害児童の現状と対策について」警察庁
  19. 平成30年におけるSNS等に起因する 被害児童の現状と対策について」警察庁
  20. 令和元年におけるSNS等に起因する 被害児童の現状と対策について」警察庁
  21. 平成28年におけるコミュニティサイト等に 起因する事犯の現状と対策について」警察庁
  22. 【児童ポルノ事件】 検挙件数・検挙人員・被害児童数の推移 子供の性被害(PDF)」警察庁

関連項目

外部リンク

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