イオンモール伊丹昆陽

イオンモール伊丹昆陽 (イオンモールいたみこや)は、兵庫県伊丹市池尻に立地するイオンモール株式会社[9]運営のモール型ショッピングセンター。

イオンモール伊丹昆陽
AEON MALL ITAMI-KOYA
地図
店舗概要
所在地 〒664-0027
兵庫県伊丹市池尻四丁目1番1号[1][2]
座標 北緯34度47分5.2秒 東経135度22分54.7秒
開業日 2011年(平成23年)3月25日[3]
施設所有者 イオンリテール株式会社
↓
イオンモール株式会社
施設管理者 イオンモール株式会社
設計者 東畑建築事務所[2]
施工者 大本組[2]
敷地面積 66,200 m²[1]
延床面積 132,909 m²[2] 
商業施設面積 72,125 m²[4]
中核店舗 イオンスタイル伊丹昆陽[5]
店舗数 159[5]
営業時間 店舗により異なる
前身 三菱電線工業伊丹製作所[6]
↓
イオン伊丹昆陽ショッピングセンター[7]
商圏人口 約53万人(約21万世帯)[8]
外部リンク 公式サイト

概要

三菱電線工業伊丹製作所の跡地の再開発により[6]、2011年(平成23年)3月25日に開業した[3]。

計画当初はイオングループ企業の一つであった株式会社マイカルの「(仮称)伊丹西サティ」を核店舗とする「(仮称)イオン伊丹西ショッピングセンター[10]」[11]であり、2008年(平成20年)秋開業の予定であったが[6]、リーマン・ショック後の消費不振などの影響で開業が延期されていた[8]。

開店直前の2011年(平成23年)3月1日をもってマイカルはイオンリテールに吸収合併され、同日をもって「サティ」を含む各店舗ブランドは「イオン」に統一された[12]。この結果、店舗ブランド統一後のイオンリテールにとっては西日本初の新規出店となっており[3][5]、核店舗は総合スーパーの「イオン」となった。

2011年(平成23年)から進められたイオンの大型ショッピングセンターの名称の「イオンモール」への統一[13]に伴い、同年11月21日に「イオン伊丹昆陽ショッピングセンター」から「イオンモール伊丹昆陽」へ名称が変更された[7]。

2013年(平成25年)11月からイオンリテールの運営していた大型ショッピングセンターをイオンモールの運営に委託することになった[13]ことに伴い、同社の管理運営に移行した。

競合状況

当施設から半径約4kmの範囲内だけで「阪急西宮ガーデンズ」や「つかしん」といった競合する他社の運営する大型ショッピングセンターがあるだけでなく、自社競合となる「イオンモール伊丹テラス(現・イオンモール伊丹)」も存在するなど大型ショッピングセンターだけでも多数の競合施設が存在していた[8]。

そのため、近隣の人口密集地からの集客が競合施設に阻まれることになって、実質的な商圏規模が小さくなるため、売り上げ確保が厳しいショッピングセンターと見込まれていた[14]。

そうした実質的な商圏規模の小ささに対応するため、自転車利用の多い近隣住民を考慮して駐輪場を多めに用意すると共に、近隣に多く住む子供のいる世帯を対象にした店舗や商品を多く取り揃えている[8]。

このように、店舗面積は広いが広域から集客を主眼としていない形になっており、事実上近隣型のショッピングセンターとして開業することになった[8]。

環境問題への対応

ソーラーパネルが配された外壁

エネルギー消費の抑制

当施設では地球温暖化などの環境問題に配慮した「エコストア」として省エネルギーに取り組んでおり[15]、従来型の同規模の施設との比較で二酸化炭素の排出量を約30%(3,900t)の削減を目指している[2]。

その中核的な設備としてその内の約60%に当たる2,340tの削減を目指すのが空調関連である[2]。 そのため、日本の商業施設として初めてオゾン層破壊係数と地球温暖化係数がともにゼロのアンモニア冷媒空調機の採用したほか、「氷蓄熱システム」と「インバータターボ冷凍機」を組み合わせたシステムを空調の主力にすることで夏場の一部時間帯に偏りがちな冷房による電力消費を平準化を図ると共に、高効率の空調システムとしている[2]。

また、遮熱効果を持つ複層ガラスや自然の風を土の中を通して用いることで空気を入れ替えるシステムも導入している[16]。

その他にも、屋上全面には京セラが納入した[15]1,160kW分のソーラーパネルが設置されており[2]、自然エネルギーによる発電を導入している。

緑化

当施設は、日本国内の商業施設としては最大級の緑化計画が施されており[2]、約10,300本の植樹を行っている[16]。

そのため、「イオンふるさとの森」だけでなく、草木や生き物などを観察すると共に季節を感じることができる「せせらぎの森」、伊丹昆虫館のアドバイスを受けて蝶々が生息可能な環境を整えた「バタフライガーデン」といった緑地帯を設けている[16]。

また、壁面緑化や約530台分の芝生で覆った駐車場といった商業施設として利用している部分についても緑化を行っている[3]。

工事による環境負荷の抑制

工事期間中に発生した残土64,429m3のうち敷地内で35,219m3を再利用して搬出量を抑制し、建設廃棄物は全体で約4,300tのうち約76%を再利用して最終処分量を約1,000tに抑制している[16]。

開業直前の2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)を受け、開業当初から募金活動や店内の節電が実施されている。

沿革

  • 2008年(平成20年)秋 - 当初の開業予定[6]。
  • 2011年(平成23年)
    • 3月25日 - イオン伊丹昆陽ショッピングセンターとして開業[3]。
    • 11月21日 - イオンモール伊丹昆陽に名称変更[7]。
  • 2013年(平成25年)11月 - 管理・運営がイオンモール株式会社に移行[13]。
  • 2018年(平成30年)6月18日 - 地震の影響により、食品フロアを除くイオンスタイル各フロアと専門店のすべてを終日臨時休業。

主なテナント

開業時には、「イオン伊丹昆陽店」を核店舗として、JoshinやUNIQLOなど159店舗が出店していた[5]。

また、公共施設の伊丹市役所西分室[17]や伊丹市立図書館 西分室[18]も入居している。

専門店テナント全店の一覧・詳細情報は公式サイト「ショップ&レストラン」を、営業時間およびATM稼働時間の詳細は公式サイト「インフォメーション」を参照。

伊丹市立図書館西分室

伊丹市立図書館西分室
Itami Municipal Library
Western Detached Room
施設情報
前身 伊丹市立図書館池尻分室
(1985年 - 2012年)
専門分野 総合
事業主体 伊丹市
管理運営 伊丹市教育委員会
開館 2011年3月14日
所在地 〒664-0027
兵庫県伊丹市池尻四丁目1番1号
統計情報
蔵書数 30,216冊(2014年時点)
貸出数 207,403冊(2014年度)
来館者数 146,197人(2014年度)
備考 出典[19]
前身の池尻分室は一時期並行して開室
地図
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館

伊丹市立図書館西分室(いたみしりつとしょかんにしぶんしつ)は、イオンモール伊丹昆陽の2階で開業と同時に開室された伊丹市立図書館の分室。蔵書数は2014年時点で約3万冊で[19]、2016年に市内東部の神津分室が分館へ昇格して以降は唯一の分室となっている。

事実上の前身は現在の分室が入るイオンモール伊丹昆陽から南東へ約400メートルほどの池尻2児童遊園(池尻三丁目46番地)で1985年に開室した池尻分室で、開室日時は毎週水・金・日曜日の13時から16時30分のみとなっていた[20]。池尻分室は西分室が開室した翌2012年に市立図書館本館が伊丹市役所裏手の千僧から宮ノ前へ移転した時期と重なった関係で、1年程度は西分室と並行して開室していたが現本館の開館に伴い、2012年6月30日を以て伊丹市立伊丹小学校内に設置されていた伊丹分室と共に廃止されている。

市内の3か所に設置されている分館はそれぞれ指定管理者を導入しているのに対し、西分室は本館と共に伊丹市教育委員会の直轄となっている(担当職員2名は嘱託)。

利用案内

西分室の休室日は本館に準じており、毎週月曜日に設定されている。開室時刻は曜日に関わらず10時〜19時。貸し出し条件等は本館に準じるため、伊丹市立図書館#利用案内を参照のこと。

交通アクセス

脚注

  1. 3/22(火)「イオン伊丹昆陽ショッピングセンター」開店 (PDF) - イオンリテール株式会社 ニュースリリース 2011年1月25日
  2. 『商業施設 イオン伊丹昆陽ショッピングセンター』 蓄熱情報誌COOL&HOT 2011 No.41(ヒートポンプ・蓄熱センター ) (2011年12月)
  3. “関西四国新春特集:2011年開業の注目店舗=イオン伊丹昆陽SC”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2012年1月31日)
  4. 都道府県別・政令指定都市別・市町村別SC (Report). 日本ショッピングセンター協会. (2013年12月)
  5. 末永陽子(2011年1月26日). “伊丹・昆陽にイオンSC 3月22日に開業”. 神戸新聞 (神戸新聞社)
  6. “三菱電線伊丹製作所跡 イオン伊丹ショッピングセンター 08年秋オープンめざす 兵庫県伊丹市”. タイハン特報 (大量販売新聞社). (2006年5月15日)
  7. 『11月21日 (月) モール型SC名を「イオンモール」に名称統一します』 イオン (2011年10月27日)
  8. 末永陽子(2011年1月30日). “梅田百貨店競争にピリピリ 商業施設増改築続々と”. 神戸新聞 (神戸新聞社)
  9. 2013年10月31日まではイオンリテール株式会社
  10. 兵庫県広報第2305号 (PDF) - 2012年4月13日閲覧。
  11. “(仮称)イオン伊丹西ショッピングセンター マイカル・サティを核に立地法届出 兵庫県伊丹市池尻に”. タイハン特報 (大量販売新聞社). (2010年5月17日)
  12. “サティ:名称「イオン」に 全国91店舗で”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2011年3月1日)
  13. “イオン、大型SCの運営を一元化 イオンモールに集約へ”. 日本経済新聞(日本経済新聞社). (2013年10月24日)
  14. 小島健輔 『特集 テナントが伸びるSCの条件 売れるSC危ないSCの見分け方』 月刊販売革新 2011年7月号 (商業界)
  15. “京セラ、イオン伊丹に960kW分の太陽電池モジュール納入”. 日刊工業新聞 (日刊工業新聞社). 2011年3月17日)
  16. 『平成23年度サステイナブル都市再開発促進モデル事業(イオン堺鉄砲町ショッピングセンター(仮称)開発事業)報告書』 イオンリテール 関西電力 八木総合企画、2012年3月。
  17. 『伊丹市 防災マップ&市民べんり帳』 東洋経済新報社、2012年11月。
  18. 有働唯、南屋敷有紀 (2011年8月1日). “イオン昆陽店 2階に図書館”. キラキラ 第7号 (大阪芸術大学短期大学部)
  19. 伊丹市立図書館『平成27年度 図書館年報 第77号』, p21・24
  20. 伊丹市立図書館『平成23年度 図書館年報 第73号』, p12・19・22

関連項目

外部リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.