オーバーツェント

オーバーツェント (ドイツ語: Oberzent) は、ドイツ連邦共和国ヘッセン州ダルムシュタット行政管区オーデンヴァルト郡に属す市である。2018年1月1日に、ベーアフェルデン市ヘッセネックローテンベルクゼンスバッハタールが合併して成立した。市の面積 165.5 km2 は、郡全体の 1/4 にあたり、フランクフルト・アム・マインヴィースバーデンに次いでヘッセン州で3番目に広い市である[2]。この合併は、1979年のヘッセン州の地域再編以後、州で最初の市町村再編である。2021年12月31日現在の市域に当たる人口の総計は10,198人である。

紋章 地図
(郡の位置)
基本情報
連邦州:ヘッセン州
行政管区:ダルムシュタット行政管区
郡:オーデンヴァルト郡
緯度経度:北緯49度34分03秒 東経08度58分26秒
標高:海抜 415 m
面積:165.61 km2
人口:

10,198人(2021年12月31日現在) [1]

人口密度:62 人/km2
郵便番号:64760
市外局番:06068, 06276, 06275
ナンバープレート:ERB
自治体コード:

06 4 37 016

行政庁舎の住所:Metzkeil 1
64760 Oberzent
ウェブサイト:www.stadt-oberzent.de
首長:クリスティアン・ケーラー (Christian Kehrer)
郡内の位置
地図

名称

「オーバーツェント」は、ベーアフェルデンを首邑とするヘッセン州オーデンヴァルト郡南部の伝統的な呼称である。この名称は中世の裁判管区(行政単位)である「ツェント」に由来する。このツェント裁判所に関するものとして、ドイツ連邦内に現存する最大の絞首台「ベーアフェルダー・ガルゲン」がある。この地域は現在、モッサウタールを含めて「ベーアフェルダー・ラント」として観光に売り出している。この地域名は学校「オーバーツェント=シューレ」の由来になったものとしてベーアフェルデンの父兄の間では親しまれていた[3]。ベーアフェルデンのオーバーツェント博物館は市や地域の歴史を紹介している[4]。この他にも、この地域にはこの名称を使ったクラブが多くある。

オーバーツェントと境を接するミヒェルシュタット周辺のオーデンヴァルト郡北部はしばしば「ウンターツェント」と呼ばれる。しかしこの呼称は歴史的には根拠が見つけられず、近代以降に呼ばれるようになったものである。

地理

隣接する市町村

オーバーツェントは、北はモッサウタールエアバッハ(ともにオーデンヴァルト郡)およびキルヒツェルバイエルン州ミルテンベルク郡)、東はムーダウバーデン=ヴュルテンベルク州ネッカー=オーデンヴァルト郡)、南はヒルシュホルンヘッセン州ベルクシュトラーセ郡)およびエーバーバッハバーデン=ヴュルテンベルク州ライン=ネッカー郡)、西はヴァルト=ミヒェルバッハ(ヘッセン州ベルクシュトラーセ郡)と境を接している。

市の構成

オーバーツェント市は、以下の市区から構成されている。

  • アイルレンバッハ
  • ベーアフェルデン
  • エッツェアン
  • ファルケン=ゲゼス
  • フィンケンバッハ
  • ガンメルスバッハ
  • ヘプシュタール
  • ヘッセルバッハ
  • ヘッツバッハ
  • ヒンターバッハ
  • カイルバッハ
  • コールテルスヒュッテ
  • オーバー=ハインブルン
  • オーバー=ゼンスバッハ
  • オルフェン
  • ラウバッハ
  • ローテンベルク
  • シェレンバッハ
  • ウンター=ゼンスバッハ

19の市区を有するオーバーツェントは、ハイデンロートと並んでヘッセン州で最も市区数の多い市である。

歴史

2000年から2014年までの間にベーアフェルデンでは200人分 (13 %) の職場が失われた。1990年から2015年までの間に人口は約 10 % 減少した。この間ドイツの人口は約 1.8 % 増加した。本市に含まれるベーアフェルデン以外の町村でも同様で、この25年間にオーバーツェントの人口は 1,140人減少した[2]

2016年3月6日にベーアフェルデン、ヘッセネック、ローテンベルク、ゼンスバッハタールの4市町村で、市町村統合の是非を問う住民投票が行われた。4市町村いずれにおいても統合して「オーバーツェント」を形成することへの賛成票が多数を獲得し、2018年1月1日に発効することとなった[5][6]。2017年5月2日、4市町村長は、これに必要な市町村境変更協定を締結した[5]。新しい自治体の条例は、2017年9月13日にヘッセン州内務大臣ペーター・ボイトおよびダルムシュタット行政管区長官ブリギッテ・リントシャイトによって承認された[7]

2018年1月1日の合併成立時の(暫定的な)市長はヘッセン州政府によってエゴン・ショイアーマンが指名された。2018年5月28日に行われた市長選挙決選投票でクリスティアン・ケーラーが当選し[8]、同年7月1日から6年間の任期に就く。

行政

紋章

図柄: 斜め四分割。上部は銀地黒い鹿の角。角の間に赤いオークの実。向かって左は赤地で白いアーチの上に白い十字架。両脇に6つの突起がある銀の星。向かって右は赤地に銀の輪。下部は銀地に、赤い舌と爪を見せて直立する黒い熊。

この紋章は、ヘッセンの紋章研究家ディーター・クリーガーがデザインした。

出典

  1. Hessisches Statistisches Landesamt: Bevölkerung in Hessen am 31.12.2021 nach Gemeinden
  2. Liebesheirat statt Zwangsehe – Oberzent drittgrößte Stadt Hessens, Mannhaimer Morgen 2017年12月22日付け(2018年1月6日 閲覧)
  3. Oberzent-Schule(2018年1月6日 閲覧)
  4. Museen-in-Hessen | Museum der Oberzent(2018年1月6日 閲覧)
  5. KommunalService Oberzent - Aktuelles(2018年1月6日 閲覧)
  6. Bürgerentscheid Oberzent erfolgreich, Echo Online 2016年3月6日付け(2018年1月6日 閲覧)
  7. Oberzent erhält Genehmigungsurkunde für Name und Stadtrechte(2018年1月6日 閲覧)
  8. Stichwahl entscheidet, wer der erste Bürgermeister von Oberzent wird”. Echo (2018年4月29日). 2018年6月23日閲覧。

外部リンク

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