ケプラヴィーク国際空港

ケプラヴィーク国際空港(ケプラヴィークこくさいくうこう、アイスランド語: Keflavíkurflugvöllur、英: Keflavík International Airport)は、アイスランド西部にある同国最大の空港である。

ケプラヴィーク国際空港
Keflavíkurflugvöllur
Keflavik International Airport
空港空撮
IATA: KEF - ICAO: BIKF
概要
国・地域 アイスランドの旗 アイスランド
所在地 ケプラヴィーク
母都市 レイキャヴィーク
種類 軍民共用
(NATO軍管理は終了)
所有者 Keflavik International Airport Ltd.
運営者 Keflavik International Airport Ltd.
拠点航空会社 アイスランド航空
標高 52 m (171 ft)
座標 北緯63度59分06秒 西経22度36分20秒
公式サイト 公式ウェブサイト
地図
ケプラヴィーク国際空港の位置
ケプラヴィーク国際空港の位置
KEF/BIKF
ケプラヴィーク国際空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
02/20 有 3,054×60 舗装
11/29 有 3,065×60 舗装
統計(2008年)
旅客数 1,991,338人
貨物取扱量 51,915 t
出典:アイスランド航空路誌 (ICAAより)[1]
統計:空港公式サイトより[2]
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空港の一覧

概要

ケプラヴィーク市の近くにあり、首都のレイキャヴィークからは西へ50kmの距離にある。温泉観光地のブルーラグーンはレイキャヴィークへ向かう幹線道路の途上にある。長さ3065m、幅60mの滑走路1本と、長さ3054m、幅60mの滑走路1本を持つ。空港の敷地は25平方キロメートルであり、NATOの防衛圏に含まれている。IATA国際コードはKEFである。

この空港は初めは外国の軍用航空基地として作られた。第二次世界大戦中の1943年3月24日にアメリカ海軍建設大隊によって建設された。北大西洋の中央部に位置し、航空機の拠点として非常に有意義な位置にあったためであり、戦時中はUボートの警戒に当たる哨戒機の基地として使われている。戦後、アメリカ軍が一時期空港から完全に引き上げ、大西洋を横断する航空機の給油地点として広く使われるようになる。

しかし、冷戦が始まるとともにその戦略的価値が再評価され、1951年からアメリカ軍の駐留が再開される(アイスランド防衛隊)。冷戦の期間中、アメリカ軍は駐留を続け、アイスランド政府も空港に対して支出を行っていたものの、空港の運営費用の一部はアメリカ政府が負担していた。1980年代の半ばごろまで、乗客へのアメリカ軍の監視が行われており、アイスランド領内にあるにもかかわらずアメリカ軍によりパスポートのチェックも行われていた。このチェックはアイスランド人にとって大変不評であったが、冷戦の終焉と共に中止された。2006年にアメリカ軍が撤退し、空港の管理はアイスランドに移管された。

1960年代から1970年代にかけて、ベトナム戦争への抗議行動などと連携して、アメリカ軍とNATOの撤退を求める抗議行動が頻繁に行われた。ケプラヴィークを出発地点として50kmの道を歩き、"Ísland úr NATO, herinn burt"(訳:アイスランドのNATOからの脱退と軍隊の撤退を求める)の掛け声と共に空港周辺で抗議を行った。参加者の一人に、後にアイスランドで初めての女性大統領となるヴィグディス・フィンボガドゥティルがいる。

アイスランドの人口は30万人ほどであるが、アメリカやカナダとヨーロッパの各都市との間が定期航空便で結ばれている。ケプラヴィーク国際空港は国際線のみが発着するようになっており、グリーンランドやフェロー諸島への近距離国際便とほとんどの国内便は50kmほど離れたレイキャヴィーク空港を利用している。アイスランド航空 (Icelandair) が、ケプラヴィーク国際空港を利用する主な航空会社である。

就航航空会社と就航都市

旅客便

航空会社就航地
アイスランドの旗 アイスランド航空 西欧:アムステルダム、グラスゴー、ダブリン、パリ/ORY、パリ/CDG、ブリュッセル、マンチェスター、ロンドン/LGW、ロンドン/LHR
中欧:チューリッヒ、フランクフルト、ベルリン/テーゲル、ミュンヘン
北欧:オスロ/ガーデモエン、コペンハーゲン、ストックホルム/アーランダ、ベルゲン、ヘルシンキ/ヴァンター
北米:オーランド、サンフランシスコ、シアトル/タコマ、シカゴ/ORD、タンパ、デンバー、トロント、ニューアーク、ニューヨーク/JFK、バンクーバー、ポートランド、ボストン、ワシントン/ダレス
季節運航
中欧:ジュネーヴ、ハンブルク
南欧:マドリード、ミラノ/マルペンサ
北欧:ビルン、イェーテボリ
北米:アンカレッジ、エドモントン、カンザスシティ、クリーブランド、ハリファックス、フィラデルフィア、ミネアポリス=セントポール、モントリオール
季節チャーター便:アリカンテ、ヴェローナ、グラン・カナリア、テネリフェ・スール、バルセロナ
デンマークの旗ノルウェーの旗スウェーデンの旗 スカンジナビア航空 オスロ/ガーデモエン、コペンハーゲン
季節運航:ストックホルム/アーランダ(2019年6月30日就航予定)
フェロー諸島の旗 アトランティック・エアウェイズ 季節運航:ヴォーアル
ノルウェーの旗 ノルウェー・エアシャトル 南欧:アリカンテ、バルセロナ、マドリード、ローマ/フィウミチーノ
北欧:オスロ/ガーデモエン
季節運航
西欧:ロンドン/LGW
北欧:ストックホルム/アーランダ、ベルゲン
グリーンランドの旗 エア・グリーンランド 季節運航:イルリサット、カンゲルルススアーク、ヌーク
フィンランドの旗 フィンエアー ヘルシンキ/ヴァンター
イギリスの旗 イージージェット エディンバラ、マンチェスター、ロンドン/LGW、ロンドン/LYN
季節運航:ブリストル、ベルファスト、ロンドン/STN
イギリスの旗 TUIエアウェイズ 季節運航:イーストミッドランズ、ブリストル、マンチェスター、ロンドン/LGW
ハンガリーの旗 ウィズエアー 西欧:ロンドン/LTN
東欧:ブダペスト
中欧:ウィーン、ヴロツワフ、カトヴィツェ、グダニスク、ワルシャワ
北欧:ヴィリニュス、リガ
ドイツの旗 ルフトハンザドイツ航空 フランクフルト
季節運航:ミュンヘン
ドイツの旗 ユーロウイングス 季節運航:ハンブルク オーストリア航空
オーストリアの旗 オーストリア航空 季節運航:ウィーン
スイスの旗 エーデルワイス航空 季節運航:チューリッヒ
スイスの旗 イージージェット・スイス 季節運航
西欧:バーゼル/ミュールーズ
中欧:ジュネーヴ
フランスの旗 トランサヴィア・フランス 季節運航:パリ/ORY
ルクセンブルクの旗 ルクスエア 季節運航:ルクセンブルク
スペインの旗 イベリア・エクスプレス 季節運航:マドリード
スペインの旗 ブエリング航空 季節運航:バルセロナ
ラトビアの旗 エア・バルティック 季節運航:リガ
チェコの旗 チェコ航空 季節運航:プラハ
ロシアの旗 S7航空 季節運航:モスクワ/ドモジェドヴォ
アメリカ合衆国の旗 アメリカン航空 季節運航:ダラス/フォートワース
アメリカ合衆国の旗 デルタ航空 ニューヨーク/JFK
季節運航:ミネアポリス=セントポール
アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド航空 季節運航:ニューアーク
カナダの旗 エア・カナダ 季節運航:トロント、モントリオール

貨物便

航空会社就航地
アイスランドの旗 アイスランド航空カーゴ イーストミッドランズ、リエージュ
アイスランドの旗 ブルーバード・カーゴ ダブリン、リエージュ

就航都市一覧

到着免税店

バゲージクレームの横に、到着した乗客が利用できる免税店がある。ここでは日本円で支払うことができるが、お釣りはアイスランド・クローナで返ってくる。これを逆手に取り、安い商品を一万円札で購入すれば、一万円弱相当のアイスランド・クローナの現金を、両替手数料なしで入手することができる。(アイスランドは現金の利用が著しく少なく、国内のほぼ全ての商業施設でクレジットカードが利用できるが、カードを持っていない旅行者や小額の買い物をカードで払いたくない場合は現金で払う事となる。)

ギャラリー

脚注

外部リンク

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