ゴードンリチャーズステークス

ゴードンリチャーズステークス(英: Gordon Richards Stakes)はイギリスの重賞[2]。平地競馬のシーズン序盤に行われる古馬の中距離重賞である[3]。

ゴードンリチャーズステークス
Gordon Richards Stakes
開催国 イギリスの旗イギリス
競馬場 サンダウン競馬場
2018年の情報
距離 芝1マイル1ハロン209ヤード
(約2002メートル)
格付け G3[1]
賞金 賞金総額6万ポンド[1]
出走条件 4歳以上
負担重量 9ストーン0ポンド(約57.15kg)
  • ※牝馬は3ポンド(約1.36Kg)減量
  • ※G1勝馬は7ポンド(約3.17Kg)加増
  • ※G2勝馬は5ポンド(約2.26Kg)加増
  • ※G3勝馬は3ポンド(約1.36Kg)加増
  • ※上記加増は前年8月31日以降の勝鞍に対して適用

概要

ゴードンリチャーズステークスは、4月にサンダウン競馬場で行われる。イギリスの平地競馬は4月にシーズンが始まり、古馬の中距離重賞としてはゴードンリチャーズステークスは最初に行われる重要な競走の一つである[3][4]。

ゴードンリチャーズステークスが施行されるのは、サンダウン競馬場の4月の「bet365 ウィークエンド」[注 1]という2日間の開催で、この開催は概ね復活祭の時期に行われている。この開催は障害競走のシーズン最後の競走と、平地競走のシーズン最初の競走の両方が行われるのが特徴で、ゴードンリチャーズステークスはこの開催での平地競走の目玉競走の一つとなっている[4][2]。この開催中の他の主な競走は、ベット365ゴールドカップ、セレブレイションチェイス、クラシックトライアル、サンダウンマイルである[2]。

過去の勝馬の中でも特筆すべきは1972年の勝馬ブリガディアジェラードである[4]。ブリガディアジェラードはこの年、サンダウン競馬場で本競走(ウエストベリーステークス)とエクリプスステークスを勝ち、イギリスの年度代表馬に選ばれた。サンダウン競馬場では翌1973年からブリガディアジェラードステークス[注 2]を行った[4]。さらに1974年からはブリガディアジェラードステークスとウエストベリーステークスの施行時期を入れ替えた[4]。

2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響より開催中止となった。

歴史

この競走は1963年に創設された[3]。 当時はウエストベリーステークス(英: Westbury Stakes)という名称で、1973年まで5月下旬から6月上旬に行われていた[5][4]。

1973年はケンプトン競馬場で行われた[6]。 1974年からは、開催時期がブリガディアジェラードステークスといれかわり、4月開催になった[7]。

1987年から現在の名称になった。これは前年に亡くなったゴードン・リチャーズ騎手(年間最多勝騎手を26回獲得、4870勝)に由来する[8][2][4]。

スポンサーの変遷

1988年から、欧州生産者基金(European Breeders' Fund,EBF)がスポンサーとなった[4]。1991年はCCH社、1992年からはレストランチェーンのTGIフライデーズ社(T.G.I. Friday`s)、1997年はデヴィッド・ロイド・レジャー(David Lloyd Leisure)がスポンサーを行った。

1998年からはマリオットホテルズ(Marriott Hotels & Resorts)がスポンサーとなって、「マリオットホテルズステークス」の名称で開催された[4]。(ただし競走成績書には「ゴードンリチャーズステークス」と記載される[4]。)

2001年以降は主に賭博会社がスポンサーを行っており、ヒーソーンズ(Heathorns Bookmakers、2001年)、アットザレース(At the Races/イギリスの競馬中継専門チャンネル、2002-2003年)、ベットフレッド(Betfred、2004-2007年)を経て、2008年以降はBet365がスポンサーである[4][9]。

記録

最多勝騎手

最多勝調教師

歴代勝馬

※*印は日本輸入馬。国際競走出走のための一時的なものも含む。

ウエストベリーステークス時代(1963年 - 1986年)

年格付勝馬馬齢優勝タイム備考
1963*ミラルゴ4
1964Tacitus5
1965Goupi3
1966*スーパーサム4
1967Chinwag
1968Sidon4
1969*リマンド4
1970Connaught
1971Arthur
1972G3Brigadier Gerard4
1973G3Scottish Rifle 14
1974G3Funny Fellow,Tudor Rhythm同着
1975G3Never Return4
1976G3Jolly Good4
1977G3Lucky Wednesday
1978G3Hot Grove4
1979G3Sexton Blake4
1980G3Gregorian4
1981G3Hard Fought4
1982G3Princes Gate5
1983G3Ivano4
1984G3Morcon4
1985G3Elegant Air4
1986G3Supreme Leader42:19.92

ゴードンリチャーズステークス時代(1987年 - )

年格付勝馬馬齢優勝タイム備考
1987G3*アレミロード42:06.30
1988G3Infamy42:14.33
1989G3Indian Skimmer52:18.57
1990G3Dolpour42:05.24
1991G3Noble Patriarch42:07.23
1992G3*ディアドクター52:07.42
1993G3*ルビータイガー62:12.60
1994G3Scribe42:21.92
1995G3Prince of Andros52:09.69
1996G3*シングスピール42:06.68
1997G3Sasuru42:13.08
1998G3Germano52:21.22
1999G3Generous Rosi42:13.03
2000G3Little Rock42:20.69
2001G3Island House52:21.90
2002G3Chancellor42:12.77
2003G3Indian Creek52:09.56
2004G3Chancellor62:11.19
2005G3Weightless52:08.90
2006G3Day Flight52:08.17
2007G3Red Rocks42:09.16
2008G3Ask52:10.63
2009G3Tartan Bearer42:08.65
2010G3Glass Harmonium42:08.03
2011G3Kings Gambit72:08.01
2012G3Colombian42:24.60
2013G3Al Kazeem52:10.18
2014G3Noble Mission52:15.89
2015G3Western Hymn42:10.25
2016G3My Dream Boat42:13.14
2017G3Ulysses42:14.16
2018G3Crystal Ocean42:11.48
2019G3Crystal Ocean52:07.80
2021G3Waldkonig42:13.56
2022G3Mostahdaf42:12.59
2023G3Adayar52:05.37
2024G3Okeechobee52:10.15

脚注

注釈

  1. 以前は「イースターフェスティバル」という名称だった。
  2. コロネーションステークスという重賞を改名した。なお、改名前の競走はコロネーションステークスとは別の競走である。

出典

参考文献

各回結果

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