ノーブルミッション

ノーブルミッション (Noble Mission[1]) はイギリス生産の競走馬種牡馬である。主な勝ち鞍は2014年英チャンピオンステークス(GI)、サンクルー大賞(GI)、タタソールズゴールドカップ(GI)。2014年カルティエ賞最優秀古馬。

ノーブルミッション
ハーリド・ビン・アブドゥッラーの勝負服
欧字表記 Noble Mission[1]
品種 サラブレッド
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2009年2月25日[1]
Galileo[1]
Kind[1]
母の父 デインヒル[1]
生国 イギリスの旗 イギリス
生産者 ジュドモントファーム[2]
馬主 ハーリド・ビン・アブドゥッラー[2]
調教師 ヘンリー・セシルイギリスの旗 イギリス
→セシル夫人(イギリスの旗 イギリス[3]
競走成績
生涯成績 21戦9勝[1]
勝ち鞍
GI英チャンピオンステークス2014年
GIサンクルー大賞2014年
GIタタソールズゴールドカップ2014年

史上最強馬との呼び声も高い名馬フランケルの1歳下の全弟にあたる。

戦績

フランケル旋風が吹き荒れる2011年10月に兄の主戦騎手トム・クウィリーを背にデビューするも、5馬身差をつけられての2着に敗れる[4]

3歳となった2012年4月の未勝利戦で初勝利を挙げ、7月にはゴードンステークスを制して重賞初制覇を果たす。しかし、その後は堅実に走りながらも勝ち星に恵まれず、4歳シーズン終了までにリステッド競走のタップスターステークスを勝利するのみに留まり、フランケルの全弟としては物足りない成績が続いた[4]

4歳最終戦のドラール賞で初コンビを組んだジェームズ・ドイルはノーブルミッションには先行策が向くと判断し、翌年には積極的に先行策を取るようになる[3]2014年初戦のファイネストサプライズステークスで2着となった後、ゴードンリチャーズステークスを9馬身差の圧勝で久々の重賞勝ちを収めると、続くハスクリーステークスも制して重賞連勝。そして、5歳にして初のGI出走となったタタソールズゴールドカップで前年のカルティエ賞最優秀3歳牡馬マジシャンを破り、遂にGI馬となった。夏場はフランスドイツを転戦し、サンクルー大賞では1位入選スピリットジム(Spiritjim)の降着による繰り上がりながらGI連勝を果たし[5]バイエルンツフトレネンでも2着に好走した[4]

年内最終戦にはチャンピオンステークスが選ばれ、不良馬場の中、逃げ戦法を取った。直線では2番手を追走していたアルカジームとの叩き合いとなり、これをクビ差制して2012年に同レースを制した兄フランケルとの兄弟制覇を成し遂げた[6]。3カ国でのGI制覇が評価され、2014年カルティエ賞最優秀古馬に選出された[7]

競走成績

以下の内容は、Irish Racing.com[4]およびHorse Racing Nation[8]の情報に基づく。

出走日競馬場競走名距離着順騎手着差1着(2着)馬
2011.10.25ヤーマス未勝利芝8f3yds 2着T.クウィリー5馬身Swedish Sallor
2012.04.21ニューベリー未勝利芝8f 1着T.クウィリー3馬身3/4(Dream Tune)
0000.05.05ニューマーケットニューマーケットステークスL芝10f 1着T.クウィリークビ(Mariner's Cross)
0000.05.19ニューマーケットフェアウェイステークスL芝10f 2着E.アハーンクビThought Worthy
0000.06.22アスコットキングエドワード7世ステークスG2芝12f 2着T.クウィリー1/2馬身Thomas Chippendale
0000.07.31グッドウッドゴードンステークスG3芝12f 1着T.クウィリーハナ(Encke)
0000.08.22ヨークグレートヴォルティジュールステークスG2芝12f 4着T.クウィリー2馬身3/4Thought Worthy
0000.10.27ニューベリーセントサイモンステークスG3芝12f5yds 2着T.クウィリー1/2馬身Hazel Lavery
2013.04.20ニューベリーファイネストサプライズステークスG3芝12f5yds 3着T.クウィリー0.26馬身Universal
0000.05.04ニューマーケットジョッキークラブステークスG2芝12f 4着T.クウィリー3馬身Universal
0000.05.25グッドウッドタップスターステークスL芝12f 1着I.モンガン4馬2(Genzy)
0000.06.22アスコットハードウィックステークスG2芝12f 4着T.クウィリー3.56馬身Thomas Chippendale
0000.08.10ヘイドックパークローズオブランカスターステークスG3芝10f95yds 3着T.クウィリー1.13馬身David Livingston
0000.10.05ロンシャンドラール賞G2芝9f152yds 4着J.ドイル7馬身1/4Cirrus des Aigles
2014.04.12ニューベリーファイネストサプライズステークスG3芝12f5yds 2着J.ドイルクビCubanita
0000.04.25サンダウンゴードンリチャーズステークスG3芝10f7yds 1着J.ドイル9馬身(Telescope)
0000.05.08チェスターハクスリーステークスG3芝10f75yds 1着J.ドイル2馬身1/4(Telescope)
0000.05.25カラタタソールズゴールドカップG1芝10f110yds 1着J.ドイル1馬身1/4Magician
0000.06.29サンクルーサンクルー大賞G1芝11f204yds 1着J.ドイル繰上(Siljan's Saga)
0000.07.27ミュンヘンバイエルンツフトレネンG1芝10f 2着J.ドイル1/2馬身Lucky Lion
0000.10.18アスコット英チャンピオンステークスG1芝10f 1着J.ドイルクビAl Kazeem

種牡馬時代

偉大な兄フランケルとの競合を避けるため、馬主側の意向でアメリカ合衆国レーンズエンドファームでの種牡馬入りが決まった[5]。初年度の2015年は2万5000ドルの種付け料が設定され、146頭の繁殖牝馬と交配した[7]。 2020年10月9日に日本軽種馬協会から2021年より日本で種牡馬として導入することが発表された。[9]

主な産駒

GI級競走は太字で示す

血統表

ノーブルミッション血統(血統表の出典)[§ 1]
父系サドラーズウェルズ系
[§ 2]

Galileo
1998 鹿毛
父の父
Sadler's Wells
1981 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
父の母
Urban Sea
1989 栗毛
Miswaki Mr. Prospector
Hopespringseternal
Allegretta Lombard
Anatevka

Kind
2001 鹿毛
*デインヒル
Danehill
1986 鹿毛
Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Razyana His Majesty
Spring Adieu
母の母
Rainbow Lake
1990 鹿毛
Rainbow Quest Blushing Groom
I Will Follow
Rockfest Stage Door Johnny
Rock Garden
母系(F-No.) 1号族(FN:1-k) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer3×4=18.75%Natalma4×5・5=12.50%、Buckpasser5×5=6.25% [§ 4]
出典
  1. Noble Mission(GB) 5代血統表2018年11月11日閲覧
  2. Noble Mission(GB) 5代血統表2018年11月11日閲覧
  3. Kind(IRE) 5代血統表2018年11月11日閲覧
  4. Noble Mission(GB) 5代血統表2018年11月11日閲覧

脚注

  1. Noble Mission(GB)|JBISサーチ(JBIS-Search)
  2. Noble Mission | Race Record & Form. Racing Post. 2018年11月11日閲覧
  3. 故セシル調教師の忘れ形見ノーブルミッション、英国チャンピオンSを優勝(イギリス). 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(2014年11月6日付). 2018年11月11日付
  4. Form and Entries for Horse Noble Mission (GB). Irish Racing.com. 2018年11月11日閲覧
  5. ライバルは兄弟.TOKYO THOROUGHBRED CLUB. OFFICAL SITE(2014年11月16日付). 2018年11月11日閲覧
  6. 【英チャンピオンS】ノーブルミッションが逃走V. サンケイスポーツ(2014年10月19日付). 2018年11月11日閲覧
  7. Noble Mission Thriving In Third Year At Stud. Thoroughbred Daily News(March 12, 2017). 2018年11月11日閲覧
  8. Noble Mission. Horse Racing Nation. 2018年11月11日閲覧
  9. https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=177685

外部リンク

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