スター・ウォーズ: バッド・バッチ

『スター・ウォーズ: バッド・バッチ』(Star Wars: The Bad Batch)は、デイブ・フィローニ企画、Disney+配信によるアメリカ合衆国のテレビアニメである。『スター・ウォーズ』の一編となるこのシリーズはテレビアニメ『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』のスピンオフ兼続編として機能している。製作はルーカスフィルム・アニメーション、ヘッドライターはジェニファー・コルベット、スーパーバイジングディレクターはブラッド・ラウが務める。

スター・ウォーズ: バッド・バッチ
ジャンル
原作 ジョージ・ルーカス
『スター・ウォーズ』
原案 デイブ・フィローニ
企画
  • デイブ・フィローニ
  • ジェニファー・コルベット
監督 ブラッド・ラウ (スーパーバイジング)
声の出演
作曲 ケヴィン・カイナー
国・地域 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
シーズン数 1
話数 2
各話の長さ 31-69分
製作
製作総指揮
  • デイブ・フィローニ
  • アテナ・イヴェット・ポーティロ
  • ジェニファー・コルベット
  • ブラッド・ラウ
プロデューサー ジョシュ・ライムス
製作
配給 Disney Platform Distribution
放送
放送チャンネルDisney+
放送期間2021年5月4日 (2021-05-04) - 継続中
公式ウェブサイト
番組年表
前作『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』

主役となる突然変異のエリートクローン・トルーパー部隊のバッド・バッチの声は全て『クローン・ウォーズ』から引き続いてディー・ブラッドリー・ベイカーが演じる。また部隊に加わる女性クローンのオメガの声をミシェル・アンが演じる。シリーズは2020年7月にDisney+で配信され、フィローニ、コルベット、ラウが着任した。

2021年5月4日より全16話が順次配信されている。

内容

『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』で初登場した遺伝子変異を持つエリートクローン・トルーパー部隊のクローン・フォース99、通称バッド・バッチはクローン大戦の余波で大胆な傭兵任務に身を投じる[1]。

キャラクターとキャスト

主要キャラクター

バッド・バッチ
英語 - ディー・ブラッドリー・ベイカー、日本語吹替 - 金田明夫
クローン・フォース99として知られるエリート部隊であり、ハンター、レッカー、テク、クロスヘアー、エコーの5人で構成される[2]。『スター・ウォーズ』の創始者であるジョージ・ルーカスはバッド・バッチが他のクローンよりもユニークで、それぞれに特別な能力があることを望んだが、スーパーヒーローにすることは望まなかった[3]。声を担当するベイカーや日本語吹き替えの金田はカット・ロクウェインやレックスといった他のクローンの声も担当している[4]。
オメガ
英語 - ミシェル・アン、日本語吹替 - 川勝未来
惑星カミーノで医療助手として働く若きクローンの少女。自分と同じく標準的なクローンたちとは遺伝的に逸脱するバッド・バッチの面々に親近感を感じる[5]。

ゲスト

ナレーター
英語 - トム・ケイン、日本語吹替 - 若本規夫
AZI-3
英語 - ベンジャミン・ディスキン、日本語吹替 - 越後屋コースケ
惑星カミーノの医療ドロイド。
バトル・ドロイド
英語 - マシュー・ウッド、日本語吹替 - 間宮康弘
ケイレブ・デューム
英語 - フレディ・プリンゼ・ジュニア、日本語吹替 - バトリ勝悟
デパ・ビラバのパダワン。惑星カラーでのオーダー66から逃れる。
デパ・ビラバ
英語 - アーチー・パンジャビ、日本語吹替 - 藤本喜久子
惑星カラーのクローン部隊を指揮するジェダイマスター。オーダー66で戦争を共にしてきた自身のクローン部隊に殺害される。
パルパティーン皇帝
英語 - イアン・マクダーミド、日本語吹替 - 稲垣隆史⇒青森伸
ラマ・スー
英語 - ボブ・バーゲン、日本語吹替 - 金尾哲夫
惑星カミーノの首相。
ナラ・セ
英語 - グウェンドリン・ヨー、日本語吹替 - 五十嵐麗
クローン製造を担当するカミーノの科学者。
ソウ・ゲレラ
英語 - アンドリュー・キシーノ、日本語吹替え - 立木文彦
反乱同盟軍と関係するレジスタンス戦士[6]。
ターキン提督
英語 - スティーブン・スタントン、日本語吹替え - 小形満
銀河帝国の将校[4]。
シェーア・ロクウェイン
英語 - ニカ・フッターマン、日本語吹替え - 青木紀子
カット・ロクウェインの義理の娘。
ジェック・ロクウェイン
英語 - キャス・スーシー、日本語吹替え - 上川ゆう
カット・ロクウェインの義理の息子。
スー・ロクウェイン
英語 - カーラ・ピフコ、日本語吹替え - 宮島依里
カット・ロクウェインの妻。
フェネック・シャンド
英語 - ミンナ・ウェン、日本語吹替え - 花藤蓮
優秀な傭兵でスナイパー[7]。

エピソード

通算
話数
タイトル監督脚本公開日 [8]
1"余波"
"Aftermath"
スチュワード・リー&サウル・ルイス&ナザニエル・ヴィラヌエヴァジェニファー・コルベット&デイブ・フィローニ2021年5月4日 (2021-05-04)
クローン大戦末期。 バッド・バッチが惑星カラーでの戦闘でジェダイマスターのデパ・ビラバとそのパダワンのケイレブ・デュームを支援している際にオーダー66が発令され、ビラバは殺されてしまう。バッド・バッチも指令を受けるが、それを忠実に実行しようとしたのはクロスヘアーのみであり、隊長のハンターはデュームを見逃す。惑星カミーノに戻ったバッド・バッチは戦争が終結し、共和国に代わって新たに銀河帝国が成立したことを知り、また不完全な若い女性クローンのオメガと出会う。クローンの能力を評価するためにやってきたターキン提督によりバッド・バッチは惑星オンダロンに潜む分離主義勢力の残党狩りを命じられる。しかしバッド・バッチがそこで目にしたのは新帝国への服従を拒否するソウ・ゲレラがまとめる難民たちであった。ハンターは部下たちに任務を放棄させてオメガと合流するためにカミーノへ戻るが、反逆罪で逮捕されてしまう。クロスヘアーはターキンの命令で抑制チップを強化され、バッド・バッチの他のメンバーとオメガは彼らの攻撃を退けつつカミーノを脱出する。
2"脱出"
"Cut and Run"
スチュワード・リーガーシムラン・サンドゥ2021年5月7日 (2021-05-07)
バッド・バッチとオメガは脱走したクローン兵のカット・ロクウェインに会うために惑星サルーカマイを訪れる。カットはハンターに抑制チップの情報を伝え、さらに軍の勢力が増しているために家族を連れて脱出する計画を話す。2人は交通機関を使うには帝国が新たに導入したチェーンコードが必要であることを知る。テクとエコーはオメガの助けを借りつつチェーンコードを盗んで偽造し、一同はカットとその家族にそれを届けて輸送機に搭乗させる。ハンターはオメガには家族が必要だと考えてカットの一家に預けようとしたが、彼女はそれを拒否してバッド・バッチのもとに留まる道を選ぶ。

製作

背景

2016年9月までに『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』と『スター・ウォーズ 反乱者たち』のスーパーバイジングディレクターのデイブ・フィローニはシリーズの脚本執筆とルーカスフィルムの今後のテレビアニメ企画を進めるために『反乱者たち』でのその立場から退いた[9]。2018年7月、フィローニは『クローン・ウォーズ』の最終シーズンが2020年にストリーミングサービスのDisney+で公開されることを発表した[10]。最終シーズンには不良分隊(バッド・バッチ)として知られる遺伝子変異を持つクローン・トルーパー部隊を特集するエピソードが4話含まれた[3]。

企画

2020年7月にDisney+はクローン大戦後のバッド・バッチを描く『クローン・ウォーズ』最終シーズンからのスピンオフ『スター・ウォーズ: バッド・バッチ』を正式にルーカスフィルム・アニメーションに発注した。発表ではシリーズがデイブ・フィローニのビジョンとして説明され、彼とルーカスフィルムのアテナ・ポーティロ、スーパーバイジングディレクターのブラッド・ラウ、ヘッドライターのジェニファー・コルベットがエグゼクティブ・プロデューサー、ルーカスフィルムのキャリー・ベックとジョシュ・ライムスがそれぞれ共同エグゼクティブ・プロデューサーとプロデューサーに就任した[1]。フィローニはシリーズを『クローン・ウォーズ』の「静脈の中で非常に重要」であると説明し、壮大でエキサイティングな冒険物語のシリーズに対するジョージ・ルーカスのビジョンに忠実であり続けるだろうと述べた[11]。

キャスティング

シリーズの最初の予告編は2020年12月に公開され、『クローン・ウォーズ』に続いてディー・ブラッドリー・ベイカーがバッド・バッチとキャプテン・レックスを含む全てのクローン・トルーパーの声優を務めることが明かされた[2][4]。また『マンダロリアン』のフェネック・シャンドの若年期が登場することも明らかとなり、女優のミンナ・ウェンが『マンダロリアン』に続いてフェネックを演じることも発表された[7]。さらにスティーブン・スタントンとアンドリュー・キシーノもターキン提督とソウ・ゲレラを再演することが明らかとなった[4][6]。

音楽

2021年1月、『クローン・ウォーズ』と『反乱者たち』に続いてケヴィン・カイナーがシリーズの音楽を手がけることが明らかとなった[12]。彼は『クローン・ウォーズ』の最終シーズンでバッド・バッチのテーマ曲を書いた[13]。

マーケティング

ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディは2020年12月10日のディズニーのインベスター・デイのイベントでシリーズを宣伝し、シリーズの最初の予告編を公開した。Syfy Wireのジェイコブ・オラーは予告編によってシリーズは『クローン・ウォーズ』のよりアクションの多いバージョンに見えると批評し、1980年代のテレビドラマ『特攻野郎Aチーム』と比較した[2]。

公開

『スター・ウォーズ: バッド・バッチ』の70分の初回は『スター・ウォーズ』の日である2021年5月4日にDisneyで配信された[14][4]。第2話は2021年5月7日に配信され、以降は第1シーズン全16話が毎週1話ずつ配信予定である[4][5]。

評価

レビュー収集サイトのRotten Tomatoesでは39件のレビューで支持率は93%、平均点は7.5/10となった[15]。Metacriticでは7件のレビューに基づいて加重平均値は67/100となった[16]。

参考文献

  1. D'Alessandro, Anthony (2020年7月13日). “'Star Wars: The Bad Batch': New Animated Series To Debut On Disney+ In 2021”. Deadline Hollywood. 2020年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月13日閲覧。
  2. Oller, Jacob (2020年12月11日). “Star Wars' (Almost) Most Famous Clones Are Back in The Bad Batch First Teaser”. Syfy Wire. 2020年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月3日閲覧。
  3. Leong, Tim (2020年3月2日). “Clone Wars EP Dave Filoni breaks down the first episodes of the final season”. Entertainment Weekly. 2020年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月10日閲覧。
  4. Whitbrook, James (2021年3月30日). “Star Wars: The Bad Batch's New Trailer Puts Clones on the Run”. io9. 2021年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月30日閲覧。
  5. Keane, Sean (2021年5月3日). “Star Wars: The Bad Batch crew talks season length, Omega and Imperial oppression”. CNET. 2021年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月3日閲覧。
  6. Skrebels, Joe (2021年3月30日). “Star Wars: The Bad Batch Will Begin With a 70-Minute Premiere”. IGN. 2021年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月30日閲覧。
  7. Baver, Kristin (2020年12月16日). “The Return of Fennec Shand: Ming-Na Wen on Finding Her Voice as the Elite Assassin in The Mandalorian”. StarWars.com. 2020年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月3日閲覧。
  8. “Star Wars: The Bad Batch – Listings”. The Futon Critic. 2021年5月1日閲覧。
  9. Anderton, Ethan (2016年9月26日). “Lucasfilm Animation Makes Some Big Changes Behind the Scenes for 'Star Wars Rebels' & Beyond”. en:/Film/Film. 2016年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月3日閲覧。
  10. “Star Wars: The Clone Wars to Return with New Episodes”. StarWars.com (2018年7月19日). 2018年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月3日閲覧。
  11. Russell, Bradley (2020年12月17日). “Dave Filoni teases Star Wars series The Bad Batch, saying it will "follow the legacy" started by George Lucas”. GamesRadar+. 2020年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月3日閲覧。
  12. “Kevin Kiner to Return for 'Star Wars: The Bad Batch'”. Film Music Reporter (2021年1月13日). 2021年1月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月16日閲覧。
  13. “First Track from 'Star Wars: The Clone Wars' – The Final Season Soundtrack Released”. Film Music Reporter (2020年2月21日). 2020年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月16日閲覧。
  14. “Disney+ Sets Premiere Dates For 'Star Wars: The Bad Batch' And Marvel Studios' 'Loki'”. Deadline Hollywood (2021年2月24日). 2021年2月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月24日閲覧。
  15. “STAR WARS: THE BAD BATCH: SEASON 1”. Rotten Tomatoes. 2021年5月13日閲覧。
  16. “Star Wars: The Bad Batch: Season 1”. Rotten Tomatoes. 2021年5月13日閲覧。

外部リンク

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