スメル山

スメル山(スメルさん、Gunung Semeru)は、インドネシアジャワ島にある火山。ジャワ島の最高峰であり、標高は 3,676m。最も活動している火山の1つである。別名マハメル(「偉大な山」の意)。

スメル山
1985年
標高 3,676 m
所在地 インドネシアの旗 インドネシア 東ジャワ州
位置 南緯8度06分28.8秒 東経112度55分12秒
種類 成層火山
最新噴火 2022年12月4日 午前4時45分ごろ(日本時間)[1]
スメル山の位置(ジャワ島内)
スメル山
スメル山 (ジャワ島)
スメル山の位置(インドネシア内)
スメル山
スメル山 (インドネシア)
プロジェクト 山

概要

ジャワ島の東側の海岸平野に忽然とそびえる急峻な山で、テンゲル火山群の南端にある。山名は古代インドにおいて世界の中心にそびえる聖山とされていたスメール山(須弥山)に由来する。

山頂火口での頻発する小規模なブルカノ式噴火でよく知られている[2]。スメル山の噴火歴は多く、1818年以降少なくとも55回の噴火が記録されており、そのうち10回の噴火では犠牲者が出ている。溶岩流火砕流が記録されている。やや規則的に中規模の噴火を繰り返す。1967年以降は定常的に噴火を繰り返し、10分おきぐらいに小爆発を繰り返している。

この山には常に登山者が登っており、北側にあるRanoPani村から登ることが多い。しかし、火山ガス吸引による犠牲者も出ている。

付近のブロモ山などと共にブロモ・テンゲル・スメル国立公園内に位置し、2015年に一帯はユネスコ生物圏保護区に指定された[3]

噴火

2021年12月4日、大規模な噴火が発生し、大きな被害が出た[4][5]。12月10日現在、これまでに火砕流等により少なくとも43人が死亡し13人が行方不明となっている[6][7]

2022年12月4日、大規模な噴火が発生し、噴煙が15,000mに達した[1]。日本でも気象庁が沖縄県の一部地域に津波が到達する恐れがあると公表したが、日本時間同日18時に影響がないことが宣言された[1]。現地では2000人近くが避難したという[8]

脚注

  1. インドネシア・ジャワ島スメル山噴火 警戒レベル最高、日本に一時津波の恐れ”. 時事ドットコム. 時事通信社 (2022年12月4日). 2022年12月4日閲覧。
  2. 西村太志、井口正人、川口亮平、Surono、Hendrasto, Muhamad、Rosadi, Umar「2-A08 インドネシア・スメル山のガス噴出イベントに先行する山体膨張(火山振動,口頭発表)」『日本火山学会講演予稿集』第2010巻、日本火山学会、2010年、26頁、doi:10.18940/vsj.2010.0_26
  3. Bromo Tengger Semeru-Arjuno Biosphere Reserve, Indonesia (英語). UNESCO (2019年3月14日). 2023年2月6日閲覧。
  4. Jamaluddin, Masrur; Gigova, Radina (2021年12月4日). "Indonesia's Mount Semeru: Thousands flee as volcano erupts". edition.cnn.com (アメリカ英語). CNN. 2021年12月5日閲覧
  5. "ジャワ島噴火、死者34人に インドネシア、集団移転へ". 産経ニュース. 産経新聞社. 2021年12月7日. 2021年12月8日閲覧
  6. "ジャワ島噴火、死者43人に 火山灰かき分け手探り捜索". 中日新聞Web. 中日新聞社. 2021年12月10日. 2021年12月10日閲覧
  7. "ジャワ島噴火、捜索難航 死者43人に インドネシア・社会・事件". NNA.ASIA. アジア経済ニュース. 2021年12月10日. 2021年12月10日閲覧
  8. インドネシアで大規模噴火、2000人避難”. AFPBB News. クリエイティヴ・リンク (2022年12月5日). 2022年12月24日閲覧。

関連項目

外部リンク

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