タイリー山

タイリー山(Mount Tyree)は、南極大陸センチネル山脈にあるである。標高は4852mで、ヴィンソン・マシフに次いで南極大陸で2番目に高い山である。ヴィンソン・マシフより北西に13kmの位置にあり、北にはパットン氷河、南東にはチェルベラティ氷河がある。

タイリー山
Mount Tyree
東側から見たタイリー山(撮影:クリスティアン・シュタングル 2011年)
最高地点
標高4,852 m (15,919 ft)[1]
プロミネンス1,152 m (3,780 ft)[2]
総称セブン・セカンド・サミット
座標南緯78度24分42秒 西経85度51分43秒[2]
地形
タイリー山の位置(南極大陸内)
タイリー山
タイリー山
所属山脈センチネル山脈
登山
初登頂1967年、バリー・コーベット、ジョン・エヴァンス(ニコラス・クリンチ隊)
最容易
ルート
Rock/ice climb
プロジェクト 山
中央にヴィンソン山、左上にタイリー山。

歴史

タイリー山は1958年1月に、アメリカ海軍VX-6飛行隊による偵察飛行中に発見され、その月の後半にマリーバードランド横断探検隊によって地図上での位置が特定された。山名は、1959年4月14日から1962年11月26日まで、米海軍南極支援部隊の指揮官であったデビッド・M・タイリー中佐に因む[1]

2017年現在で、タイリー山山頂への登頂は6回行われており、合計で15人が登頂している。登頂ルートは3つある。1967年1月にジョン・エヴァンス、バリー・コーベットによって初登頂が行われた。1989年1月にマグス・スタンプ(Mugs Stump)、1997年にフランスの登山家アントワーヌ・ド・シュダン(Antoine de Choudens)とアントワーヌ・ケイロル(Antoine Cayrol)、1997年後半にはコンラッド・アンカーアレックス・ローが登頂した。2012年1月3日、ハンス・カマランダー、ロバート・ミラー、クリスティアン・シュタングルは、フランス隊のルートを使用して5回目の登頂を行った。タイリー山の南面は高さ2000mの南極大陸最大の壁の1つで、まだこのルートを使用した登山者はいない。

2017年1月16日、5人の登山者がフランス隊のルートによって6回目の登頂を行った。登頂者は、Richard Thurmer, Jr, Victor Saunders, Maria "Pachi" Paz Ibarra, Seth Timpano, Todd Tumoloである。Richard Thurmerはタイリー山に登頂した初のアマチュア登山家である。ヴィクター・サンダースはタイリー山登頂者の中で最高齢(66歳)であり、Maria "Pachi" Paz Ibarraはタイリー山に登頂した初の女性である。この登頂は、初登頂から50年目であり、それまでの登頂者10人の50%に当たる5人が参加したことから、「タイリー50/50探検」と名付けられていた[3]

近くのヴィンソン山と同様に、チリのプンタ・アレーナスからユニオン・グレーシャー・キャンプまで飛行機で6時間、そこから雪上飛行機で200kmでベースキャンプに到達する。

登頂

タイリー山への登頂者
回目登頂者
1 1967 バリー・コーベット
ジョン・エヴァンス
2 1985 マグス・スタンプ
3 1997 アントワーヌ・ケイロル
アントワーヌ・ド・シュダン
4 1997 コンラッド・アンカー
アレックス・ロー
5 2012 ハンス・カマランダー
ロバート・ミラー
クリスティアン・シュタングル
6 2017 Richard Thurmer, Jr
ヴィクター・サンダース
Seth Timpano
Maria "Pachi" Paz Ibarra
Todd Tumolo

地図

センチネル山地の地図 Vinson Massif. Scale 1:250 000 topographic map. Reston, Virginia: US Geological Survey, 1988.
  • D. Gildea and C. Rada. Vinson Massif and the Sentinel Range. Scale 1:50 000 topographic map. Omega Foundation, 2007.
  • Antarctic Digital Database (ADD). Scale 1:250000 topographic map of Antarctica. Scientific Committee on Antarctic Research (SCAR). Since 1993, regularly updated.

関連項目

脚注

外部リンク

This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.