ディガンマ関数
数学において、ディガンマ関数(でぃがんまかんすう、英: digamma function)あるいはプサイ関数(ぷさいかんすう、英: psi function)とはガンマ関数の対数微分で定義される特殊関数[1]。ポリガンマ関数の一種である。

実数x に対するψ(x)の挙動

複素平面上でのψ(z )。点z における色が ψ(z) の値を表しており、濃いほど 0 に近い。色調はその値の偏角を表す。
基本的性質
ガンマ関数のワイエルシュトラスの無限乗積表示
を対数微分することで、ディガンマ関数における
という表示を得る。特に とすれば、次の特殊値
を得る。但し、 はオイラーの定数である。
また、ディガンマ関数は次の漸化式を満たす。
この関係式から、一般に
であり、特に とすれば、特殊値
が得られる。
級数表示
これらの級数は、ガンマ関数のワイエルシュトラスの無限乗積表示
の対数微分から導かれるものである、
また、 でのテイラー展開により、 の領域で次のように級数表示される。
ただし、 はリーマンゼータ関数を表す。
脚注
- Abramowitz & Stegun 1965, p. 258, 6.3. Psi (Digamma) Function.
参考文献
- Milton Abramowitz and Irene A. Stegun, Handbook of Mathematical Functions with Formulas, Graphs, and Mathematical Tables. Dover (1965) ISBN 978-0486612720
- E. T. Whittaker and G. N. Watson, A Course of Modern Analysis. Cambridge University Press (1927; reprinted 1996) ISBN 978-0521588072
- George B. Arfken and Hans J. Weber, Mathematical Methods for Physicists, Academic Press; ジョージ.ブラウン・アルフケン、ハンス.J・ウェーバー (著)、 権平健一郎、神原武志、小山直人 (翻訳) 『基礎物理数学第4版Vol.3 特殊関数』 講談社 (2001) ISBN 978-4061539792
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