トニー・ポポヴィッチ

アンソニー・ポポヴィッチ(クロアチア語: Anthony Popović、1973年7月4日 - )は、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州シドニー出身の元同国代表プロサッカー選手。サッカー指導者。現役時代のポジションはディフェンダー。

トニー・ポポヴィッチ
ウェスタン・シドニーでのポポヴィッチ (2016年)
名前
愛称 ポパ (POPPA)
ラテン文字 Tony Popović
基本情報
国籍 オーストラリアの旗 オーストラリア
生年月日 (1973-07-04) 1973年7月4日(50歳)
出身地 シドニー
身長 193cm
選手情報
ポジション DF (CB)
利き足 左足
ユース
オーストラリアの旗 シドニー・ユナイテッドFC
クラブ1
年 クラブ 出場 (得点)
1989-1997 オーストラリアの旗 シドニー・ユナイテッドFC 162 (4)
1994 →オーストラリアの旗 キャンベラFC 5 (1)
1997-2001 日本の旗 サンフレッチェ広島 87 (13)
2001-2006 イングランドの旗 クリスタル・パレス 123 (6)
2006-2007 カタールの旗 アル・アラビ 17 (2)
2007-2009 オーストラリアの旗 シドニーFC 27 (1)
通算 421 (37)
代表歴
1988-1989 オーストラリアの旗 オーストラリア U-17 7 (2)
1990-1991 オーストラリアの旗 オーストラリア U-20 9 (1)
1992 オーストラリアの旗 オーストラリア U-23 4 (0)
1995-2006 オーストラリアの旗 オーストラリア 58 (8)
監督歴
2008-2011 オーストラリアの旗 シドニーFC (アシスタント)
2009 オーストラリアの旗 シドニーFC監督 (暫定)
2011-2012 イングランドの旗 クリスタル・パレス (アシスタント)
2012-2017 オーストラリアの旗 ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ
2017 トルコの旗 カルデミル・カラビュックスポル
2018-2020 オーストラリアの旗 パース・グローリー
2020-2021 ギリシャの旗 クサンティ
2021- オーストラリアの旗 メルボルン・ビクトリー
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj

経歴

現役時代

1989年、16歳の時にNSLのシドニー・ユナイテッドでキャリアをスタートする[1]。

1989 FIFA U-16世界選手権U-16代表、1991 FIFAワールドユース選手権U-20代表4位入賞、と各年代別代表を経験し、1992年エディ・トムソン率いるバルセロナ五輪U-23代表に選ばれ同大会4位入賞に貢献した。1995年2月8日親善試合対サッカーコロンビア代表戦でA代表デビューを飾る。

1997年6月、トムソンがJリーグ・サンフレッチェ広島監督に就任、それに伴いポポヴィッチも入団する[1]。守備の要[2] として活躍、上村健一およびハイデン・フォックスと組んだ[3]。一時はキャプテンを務め、PKも蹴っており[4]、監督やチームにとって絶対的な存在だった。 2001年、ヴァレリー・ニポムニシに監督が代わると2バック気味の4-3-3に戦術変更したなかでも主力として活躍した。

この間、FIFAコンフェデレーションズカップ2001代表などA代表に呼ばれ続けるものの、主力に定着できず、大陸間プレーオフ(メルボルンの悲劇など)に出場はかなわなかった。

2001年6月、欧州移籍を目指しイングランド1部リーグのクリスタルパレスFCに移籍し一時はキャプテンも務め、2003-04シーズンにはプレミアリーグ昇格を決めた[1]。

2005年、ワールドカップ予選大陸間プレーオフ2試合に出場し2006 FIFAワールドカップ出場に貢献、本大会ではグループリーグ2戦目のサッカーブラジル代表戦のみ出場している。

2006年7月、クリスタルパレスとの契約切れに伴いカタールQリーグのアル・アラビに移籍した[1]。 しかし、ホームシックに悩まされ退団を決意、一時は自らのルーツでもあるクロアチアの強豪チーム、ハイデュク・スプリトへの移籍を希望していたが金銭面で折り合いがつかなかった[5]。

2007年7月、シドニーFCへ移籍、キャプテンとして活躍する[1]。2008年11月をもって現役を引退する[1]。

指導者時代

2008年11月、シドニーFCでアシスタントコーチに就任した[1]。翌2009年、ジョン・コスミナ監督解任を受けて、短期間暫定で監督を務めた。

2011年2月、ドギー・フリードマン率いる古巣クリスタル・パレスFCのアシスタントコーチに就任した[6]。

2012年5月、オーストラリアに戻り、Aリーグに新規参入するウェスタン・シドニー・ワンダラーズFCの初代監督に就任した[7]。同シーズンのレギュラーシーズンをいきなり優勝しグランドファイナルへ進出、結果準優勝(2位)で終わったことから、同シーズンのリーグ最優秀監督賞を受賞した[8]。就任3年目のAFCチャンピオンズリーグ2014では、決勝トーナメント1回戦で古巣広島を退け、決勝まで進出、Aリーグのクラブとしては初めてACL優勝に導いた[9]。

2020年、ギリシャ・スーパーリーグのクサンティFCの監督に就任[10]。シーズン終了後、退任した。

2021年4月21日、メルボルン・ビクトリーFCの監督に3年契約で就任[11]。2022年2月5日、2021FFAカップで優勝した。

人物

1990年代から2000年代のオーストラリアを代表する屈強なセンターバック。空中戦に強く、セットプレーでの得点力も有する。各クラブおよび代表でキャプテンを務めるなどキャプテンシーもある。

クロアチア系移民[5]。

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
オーストラリア リーグ戦 リーグ杯FFA杯 期間通算
1989シドニーUNSL
1989-90
1990-91
1991-92
1992-93
1993-94
1994キャンベラDNSW-SL51
1994-95シドニーUNSL
1995-96
1996-97
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
1997広島2J1106000170
1998182542131306
1999J12361050296
20002133220265
20017000-70
イングランド リーグ戦 FLカップFAカップ 期間通算
2001-02クリスタル・パレスCS
2002-03
2003-04
2004-056プレミア230
2005-06CS
カタール リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
2006-07アル・アラビ191部
オーストラリア リーグ戦 リーグ杯FFA杯 期間通算
2007-08シドニーFC6Aリーグ201
2008-0970
通算豪州Aリーグ 271
豪州NSL
豪州NSW-SL
日本J1 871312310110917
イングランドCS
イングランドプレミア
カタール1部
総通算

タイトル

選手時代

オーストラリア代表

監督時代

ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC
パース・グローリーFC
  • Aリーグレギュラーシーズン:1回(2018-19)
メルボルン・ビクトリーFC
個人

ギャラリー

脚注

  1. シドニー・モーニング・ヘラルド、2008年11月11日付
  2. “待望の初白星、神戸に辛勝”. 中国新聞 (1997年3月20日). 2013年5月17日閲覧。
  3. “サンフレ、反撃息切れ”. 中国新聞 (1998年9月28日). 2013年5月17日閲覧。
  4. “PKゴール守り切り3連勝 地元最終戦飾る”. 中国新聞 (2000年5月20日). 2013年5月17日閲覧。
  5. “移籍情報”. クロアチア・サッカーニュース (2007年7月9日). 2013年5月17日閲覧。
  6. “Popovic To Quit Sydney For UK” (英語). FourFourTwo Australia (2011年2月24日). 2013年5月17日閲覧。
  7. “Popovic named new Sydney club's first coach” (英語). FIFA (2011年5月17日). 2013年5月17日閲覧。
  8. “Western Sydney Wanderers coach Tony Popovic named A-League Coach of the Year”. Adelaide Now. (2013年4月15日). http://www.adelaidenow.com.au/sport/football/western-sydney-wanderers-coach-tony-popovic-named-a-league-coach-of-the-year/story-fndejhj9-1226621155462 2013年5月17日閲覧。
  9. “小野伸二の古巣が快挙!!創設3年目でアジア制覇”. ゲキサカ. (2014年11月16日). http://web.gekisaka.jp/news/detail/?150700-150700-fl 2014年11月2日閲覧。
  10. “ACL再開へ…豪州パース・グローリーはカタールで上海申花と対戦”. ゲキサカ. (2020年11月19日). https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/perth-glory-make-long-awaited-acl-return/jzstamzyuax61sfu4w4b9s9eh 2020年12月3日閲覧。
  11. “Victory appoints Tony Popovic”. Melbourne Victory FC (2021年4月21日). 2022年2月5日閲覧。

参考資料

関連項目

外部リンク

先代
n/a
ウェスタン・シドニー監督
2012-2017
次代
ハイデン・フォックス
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