海底少年マリン
『海底少年マリン』(かいていしょうねんマリン)は、1969年1月13日から1970年7月27日までフジテレビ系列局で放送されていたテレビアニメである。本項では前身の作品『ドルフィン王子』および『がんばれ!マリンキッド』についても記述するが、特に注釈のない限り『海底少年マリン』のデータとする。
| 海底少年マリン | |
|---|---|
| アニメ:ドルフィン王子 | |
| アニメーション制作 | テレビ動画 |
| 放送局 | フジテレビ |
| 放送期間 | |
| 話数 | 全3話 |
| その他 | カラー制作。 |
| アニメ:がんばれ!マリンキッド 海底少年マリン | |
| 原作 | 杉山卓 |
| 音楽 | 塚原晢夫 |
| アニメーション制作 | テレビ動画(がんばれ!マリンキッド) フジテレビ・エンタプライズ(海底少年マリン) |
| 製作 | |
| 放送局 | TBS系列(がんばれ!マリンキッド) フジテレビ系列(海底少年マリン) |
| 放送期間 | Marine Boy がんばれ!マリンキッド 海底少年マリン |
| 話数 | がんばれ!マリンキッド 全26話(13話+国内未放送13話) 海底少年マリン/Marine Boy 全78話 |
| その他 | 海外版タイトルは『Marine Boy』 (26話+52話の2シーズン放送)。 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | アニメ |
| ポータル | アニメ |
概要
ドルフィン王子
1965年4月4日から同年4月18日までフジテレビ系列局で放送された。虫プロダクションの『ジャングル大帝』に先駆けること半年前に全3話が試験的にカラーで制作・放送された、日本初の本格的な30分カラーテレビアニメとされている[2]。
ストーリー
マリンが悪者から海を守るというストーリー。7つの海の守りを1人で引き受けている。海中に潜る前に「オキシガム」というガムを噛む。このガムで酸素が供給されるという設定。ハイドロジェットという装置を水中の移動に使用する。これは、足からジェット噴射が出て水中を推進できるというものである。また武器としてブーメランを使用する。以上の内容のほとんどは主題歌の一番で歌われている。
キャスト
スタッフ
ドルフィン王子
がんばれ!マリンキッド/海底少年マリン
- 企画・制作 - テレビ動画[注釈 2]、セヴン・アーツ・プロダクションズ(アメリカ)[注釈 3]
- 製作 - 足立実
- 原作 - 杉山卓[8]
- 制作デスク - 児玉征太郎
- 制作担当 - 足立実、八百板努
- 脚本 - 辻真先、松本守正、安藤豊弘、吉岡道夫、草川隆、豊田有恒[9]、大矢敏行[10]
- 演出 - 小山内治夫、遠藤政治、富野喜幸、石黒昇[11]、大矢敏行[10]
- 作画 - 杉浦謙一、青木たかし、北原健雄、平野仁、大竹由次、近藤大理[12]、石黒昇[11]、村田耕一[13]
- 美術 - 伊藤主計
- 背景 - 伊藤攻洋、城戸求、森優、富田明、海老沢一男
- 編集 - 中島順三
- 撮影 - 辻友一、藤田紘一、坂東昭雄、弘野正之、加藤昭治
- 音楽 - 塚原晢夫
- 音響監督 - 江間敏郎
- 録音担当 - 小杉清
- 吹替台本 - 山内弘、平尾ゆりか
- 吹替制作担当 - 横田邦男
主題歌
がんばれ!マリンキッド
- オープニングテーマ1 「マリン・キッドの歌」
- 歌 - ボニージャックス、ヴォーチェ・アンジェリカ / 作詞 - 横井弘 / 作曲 - 広瀬健次郎
- オープニングテーマ2 「がんばれ!マリンキッド」
- 歌 - トニーズ / 作詞 - 白鳥朝詠 / 作曲 - 塚原晢夫
- エンディングテーマ「ネプティーナのワルツ」
- 歌 - 西六郷少年少女合唱団 / 作詞 - 白鳥朝詠 / 作曲 - 塚原晢夫
海底少年マリン
- オープニングテーマ「ゴーゴーマリン」
- 歌 - 小原乃梨子、若草児童合唱団 / 作詞 - 白鳥朝詠 / 作曲 - 広瀬健次郎
- エンディングテーマ「ぼくホワイティ」
- 歌 - 若草児童合唱団 / 作詞 - 白鳥朝詠 / 作曲 - 広瀬健次郎
作品リスト
ドルフィン王子
| 話数 | サブタイトル | 放送日 |
|---|---|---|
| 1 | 赤い渦の秘密 | 1965年 4月4日 |
| 2 | 海からの呼び声 | 4月11日 |
| 3 | 海星人の襲来 | 4月18日 |
がんばれ!マリンキッド
放送された話すべてが後に『海底少年マリン』においても放送されている。
| 話数 | サブタイトル | 放送日 |
|---|---|---|
| 1 | 怪獣ゴンドラス | 1966年 10月6日 |
| 2 | バチスカーフ危機一髪 | 10月13日 |
| 3 | さまよえる幽霊船 | 10月20日 |
| 4 | 海の忍者 | 10月27日 |
| 5 | 緑の恐怖 | 11月3日 |
| 6 | 海底グランプリレース | 11月10日 |
| 7 | 黒い潜水艦 | 11月17日 |
| 8 | 五本の魔手 | 11月24日 |
| 9 | 海の魔王 | 12月1日 |
| 10 | のろいのヤック | 12月8日 |
| 11 | のこぎり鮫の襲撃 | 12月15日 |
| 12 | 深海のギャング団 | 12月22日 |
| 13 | 恐怖の海底遊園地 | 12月29日 |
海底少年マリン
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 放送日 |
|---|---|---|---|
| 1 | 海の忍者 | (不明) | 1969年 1月13日 |
| 2 | 50億のダイヤ | 1月20日 | |
| 3 | 深海の気狂い博士[注釈 4] | 押川国秋 | 1月27日 |
| 4 | 太平洋占領作戦 | (不明) | 2月3日 |
| 5 | おしゃべりホワイティ | 辻真先 | 2月10日 |
| 6 | 深海の獅子 | (不明) | 2月17日 |
| 7 | 海へび海峡 | 遠藤政治 | 2月24日 |
| 8 | 海底の魔術師 | 押川国秋 | 3月3日 |
| 9 | 大盗賊 | 3月10日 | |
| 10 | 鮫男爵 | 山本邦彦 | 3月17日 |
| 11 | 消えたスワン号 | 辻真先 | 3月24日 |
| 12 | 太平洋王国 | 3月31日 | |
| 13 | 太平洋ギャング同盟 | 鈴木良武 | 4月7日 |
| 14 | 追跡せよホワイティ | (不明) | 4月14日 |
| 15 | 千里眼のインスピー | 辻真先 | 4月21日 |
| 16 | 魔のデインジャー海峡 | 4月28日 | |
| 17 | 海底大サーカス団 | 吉岡道夫 | 5月5日 |
| 18 | がんばれポンコツ | 草川隆 | 5月12日 |
| 19 | 海の毒ぐも | 佐脇徹 | 5月19日 |
| 20 | 海底灯台応答なし | (不明) | 5月26日 |
| 21 | 恐怖の海底遊園地 | 辻真先 | 6月2日 |
| 22 | 海賊ゴールドタイガー | 豊田有恒 | 6月9日 |
| 23 | のろいのヤック | 辻真先 | 6月16日 |
| 24 | 恐怖の水中ショー | 草川隆 | 6月23日 |
| 25 | のこぎり鮫の襲撃 | 松本守正 | 6月30日 |
| 26 | クリクリトリオ突撃 | 辻真先 | 7月7日 |
| 27 | ロケットを奪還せよ | (不明) | 7月14日 |
| 28 | ガメランの海竜 | 川辺一外 | 7月28日 |
| 29 | 海底列車強盗 | 満友敬司 | 8月4日 |
| 30 | ハロークリクリ | 辻真先 | 8月11日 |
| 31 | 謎の氷山 | 阿部桂一 | 8月18日 |
| 32 | 設計図を捜せ | 山本邦彦 | 8月25日 |
| 33 | 盗まれた楽園 | 辻真先 | 9月1日 |
| 34 | 海底要塞 | 吉岡道夫 | 9月8日 |
| 35 | ロボット強奪計画 | 大久保彰 | 9月15日 |
| 36 | 霧の中の罠 | (不明) | 9月22日 |
| 37 | 二人の漂流者 | 辻真先 | 9月29日 |
| 38 | イルカ海軍 | 10月6日 | |
| 39 | 宝島発見 | 10月13日 | |
| 40 | 不思議な誘導音波 | (不明) | 10月20日 |
| 41 | 海のやんちゃ坊主 | 村松哲夫 | 10月27日 |
| 42 | ねらわれた海底牧場 | 山本邦彦 | 11月3日 |
| 43 | ゴーストタウンの決闘 | 阿部桂一 | 11月10日 |
| 44 | 見えない敵 | 辻真先 | 11月17日 |
| 45 | 海の錬金術 | (不明) | 11月24日 |
| 46 | 24時間の闘い | 鈴木良武 | 12月1日 |
| 47 | ロボット海峡 | (不明) | 12月8日 |
| 48 | ふたごの悪魔[注釈 5] | 12月15日 | |
| 49 | 消えたフロッグメン | 伊藤恒久 | 12月22日 |
| 50 | 百万トンを撃て | 辻真先 | 12月29日 |
| 51 | 真紅のジャングル | 吉岡道夫 | 1970年
1月5日 |
| 52 | 生きている海 | 辻真先 | 1月12日 |
| 53 | 俺は天下の海賊マッド | ||
| 54 | 謎の水棲人 | ||
| 55 | 偉大なるZ | ||
| 56 | 北海のヴァイキング | ||
| 57 | 黄金の海藻 | 石黒昇 | |
| 58 | 熱帯魚の秘密 | 辻真先 | |
| 59 | 巨鯨虹を吹く | ||
| 60 | 秘密結社フラッシュ | ||
| 61 | 太平洋の最後 | ||
| 62 | 巡洋艦死神号 | ||
| 63 | 眠れる一億年 | ||
| 64 | 大暴走 | ||
| 65 | 脱獄囚を追え | (不明) | |
| 66 | 狂った閃光 | 辻真先 | |
| 67 | 氷の艦隊 | ||
| 68 | まぼろしの海 | 高倉三郎 | |
| 69 | 謎のパトロール艇 | (不明) | |
| 70 | 深海のギャング団 | 吉岡道夫 | |
| 71 | 黒い潜水艦 | 阿部桂一 | |
| 72 | 怪獣ゴンドラス | ||
| 73 | 緑の恐怖 | 小山内治夫 | |
| 74 | さまよえる幽霊船 | 吉岡道夫 | |
| 75 | 五本の魔手 | 押川国秋 | |
| 76 | バチスカーフ危機一髪 | (不明) | |
| 77 | 海底グランプリレース | 阿部桂一 | |
| 78 | 海の魔王 | 川辺一外 | 1970年 7月27日 |
放送局
がんばれ!マリンキッド
海底少年マリン
フィルムの現存・映像ソフト化について
ビデオソフトが1980年代初頭に株式会社ポニービデオ(現・ポニーキャニオン)から、第1話「海の忍者」、第13話「太平洋ギャング同盟」、第34話「海底要塞」を収録[25]した全3巻が主に業務用として発売されたのみである。
2005年に全話を収録したDVD-BOXがi-cfから発売された。DVD収録の映像は、唯一現存が確認されている著しく退色・劣化した放送用ポジフィルムを元に補正を行ったのもので、本放送当時の色調は失われている。以降のCS等での再放送も、このDVDと同じ素材を基にして行われている。
2015年にはHDリマスター化されたDVD-BOXがTCエンタテインメントから発売された。[9]。
海外には輸出された複製ネガフィルムが現存しているようで、後年でも鮮明な発色の放送が行われている。2013年、北米でDVD-BOXが発売された[26]。
前身の作品『ドルフィン王子』および『がんばれ!マリンキッド』については現在までに一切ビデオソフト化されたことがなく、製作元のテレビ動画が既に解散していることもあってフィルムの所在も不明となっている。
その他
脚注
注釈
- フジテレビでは36話で打ち切られたとする資料があるが、上記の通りフジテレビで全78話全ての話数の放送が行われている。
- 海底少年マリンではフジテレビエンタプライズ表記。
- Marine Boyでのみクレジット。
- フジテレビ721での放送時には「深海の奇怪な博士」と改題。
- 本放送時、一部の新聞(主に西日本)は「小だこの悪魔」と誤植。
- 37話以降も枠を移動することなく放送を継続し、1970年6月29日の第77話まで放送した(第76・78話は未放送)[24]。
- 1969年4月7日から関西テレビと同時ネットで放送し、関西テレビでは放送されなかった第76・78話も放送した。最終回翌週の1970年7月20日と27日は共に第一話を放送して終了した。
出典
- https://books.google.co.jp/books?id=h1kfAAAAIBAJ&pg=PA36&redir_esc=y#v=onepage&q&f=false
- リスト制作委員会編「ANIMEはじめてコラム24 日本初のカラーTVアニメ」『アニメポケットデータ2000』徳間書店、2000年、p58
- 『熱風』2013年7月号p47
- 『埼玉新聞』1969年9月22日付朝刊、テレビ欄。
- 1969年7月21日はアポロ11号特別番組「ちびっこ月世界作戦」のため休止
- 『埼玉新聞』1969年10月13日付朝刊、テレビ欄。
- 『埼玉新聞』1970年7月27日付朝刊、テレビ欄。
- 『まんだらけZENBU NO.47 杉山卓インタビュー』まんだらけ出版部、2010年。
- “想い出のアニメライブラリー 第53集 海底少年マリン HDリマスター DVD-BOX BOX1”. TCエンタテインメント株式会社. 2019年4月13日閲覧。
- 『アニメ&コミックのための絵コンテ作法』代々木アニメーション学院・出版局、1998年。
- 『まんだらけZENBU NO.14 石黒昇インタビュー』まんだらけ出版部、2002年。
- “プロフィール”. 近藤大理. 2019年3月30日閲覧。
- 『まんだらけZENBU NO.32 村田耕一インタビュー』まんだらけ出版部、2006年。
- 『福島民報』1965年4月4日付朝刊、テレビ欄。
- 『福島民報』1965年6月24日 - 6月26日付朝刊、テレビ欄。
- 『河北新報』1966年10月6日 - 10月27日付朝刊、テレビ欄。
- 『河北新報』1972年2月3日 - 4月1日付朝刊テレビ欄。
- 『河北新報』1971年9月3日 - 1972年10月27日付朝刊テレビ欄。
- 『河北新報』1970年4月6日 - 5月25日付朝刊テレビ欄。
- 『福島民報』1970年11月8日 - 1971年4月25日付朝刊、テレビ欄。
- 『福島民報』1970年10月14日 - 1971年2月5日付朝刊、テレビ欄。
- 『北國新聞』1970年2月2日付朝刊テレビ欄より。
- 『北日本新聞』1969年3月31日付朝刊、テレビ欄。
- サンケイ新聞近畿D版テレビ欄
- 「ビデオコレクション1982」1981年、東京ニュース通信社、「週刊TVガイド」臨時増刊12月2日号
- Amazon_com Marine Boy The Complete First Season Marine Boy Movies & TV http://www.amazon.com/Marine-Boy-Complete-First-Season/dp/B00DJYK0OK
| フジテレビ系列 日曜19:30枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
ありがとう!この人に
(1965年1月10日 - 1965年3月28日) |
ドルフィン王子
(1965年4月4日 - 1965年4月18日) |
みんなで夢を!
(1965年5月2日 - 1965年9月26日) |
| TBS系列 木曜19:00枠 | ||
がんばれ!マリンキッド
(1966年10月6日 - 1966年12月29日) |
||
| フジテレビ 月曜18:00枠 | ||
ウルトラわんちゃん
(1968年4月8日 - 1969年1月6日) |
海底少年マリン
(1969年1月13日 - 1969年9月22日) |
こどもマンガ劇場(月曜)
(1969年10月 - 1975年9月) |
| フジテレビ 月曜7:15枠 | ||
新ジャングル大帝 進めレオ! 再放送
|
海底少年マリン
(1969年10月13日 - 1970年7月27日) |
マッハGoGoGo 再放送
|
| 日本テレビ 平日17:00枠 | ||
光速エスパー 再放送
|
海底少年マリン 再放送
(1971年5月11日 - 1971年9月2日) |
宇宙怪人ゴースト 再放送
|
- 1965年のテレビアニメ
- フジテレビ系アニメ
- 1966年のテレビアニメ
- TBS系アニメ
- 日本とアメリカ合衆国の合作アニメ